くーぱーの観てきた!クチコミ一覧

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12(twelve)〜「十二人の怒れる男」より〜

12(twelve)〜「十二人の怒れる男」より〜

SHOW-GO produce

新宿シアタートップス(東京都)

2007/01/31 (水) ~ 2007/02/04 (日)公演終了

満足度★★★

熱い舞台
TOPSの下段の席を潰して会議室のセットが組まれているのに、驚かされます。その代わり普段のステージの場所に客席があるので、観客は舞台を挟む形となりますが、ともかく観客と役者が近いのでより一層の迫力を感じました。
映画でも有名な作品なので、ストーリーや結末自体は分かっていても、最後までグイグイと強い力で引き付けられる熱演でした。
ただ原作どおりかもしれませんが、舞台で役者が頻繁に煙草を吸うのが非喫煙者の僕にはちょっと辛かったです。あと翻訳調そのままで1人称が「わし」だったりするのも、ちょっと時代がかっていて違和感を感じました。その辺もうちょっと現代風の会話にアレンジできてたらなと思いました。

ネタバレBOX

映画だとヘンリー・フォンダの役回りが仲坪由紀子さん演じる主婦に変わっています。あと12番の広告屋も萩原利映さん演じる女性に変わっています。
マフユノハナビ

マフユノハナビ

Team Bomb The Twist

萬劇場(東京都)

2007/01/25 (木) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度

脚本力の向上を…
魅力的な役者が多数客演していますが、肝心の物語がスカスカで十分に魅力を活かしきれているとは言いがたかったのが惜しまれます。このユニットの主宰である田中氏が主演と作・演出を兼ねていますが、彼がやりたかったアイデアをただ羅列していたという印象が残りました。

たまたま、素敵。

たまたま、素敵。

“STRAYDOG”

サンモールスタジオ(東京都)

2007/01/23 (火) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★

テンポよい台詞の応酬が楽しい
ドアの故障でマンションの一室に閉じ込められたしまった人々のやり取りを、コメディタッチで描いた小品でした。関西弁ベースの会話のテンポが実に小気味よく、あっという間の75分。劇中唯一の男性キャスト・イキウメの浜田信也が演じる、やたらとオシャベリな修理人がいい味を出しています。面白うてやがてちょっぴり寂しいエンディングも余韻があってよかったです。

CLUB SEVEN-SP

CLUB SEVEN-SP

ザ・カンパニー

ステラボール(Stellar Ball)(東京都)

2007/01/17 (水) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

ザッツ・エンターテイメント
タップあり、ダンスあり、ミュージカルあり、そして歌ありと盛りだくさんの内容で大満足です。個々の出演者の技量が安定していたのはもちろんですが、玉野和紀のツボを心得えた構成・演出が各人の良さを引き出して、非常に心地よい舞台を作り上げていました。
ショー終盤のメドレーで、歌詞の出だしが「あ」から「ん」までの曲を50音順にノンストップで40分以上歌い綴った場面は圧巻でした。

ネタバレBOX

女性陣が今回は全員タカラヅカOGということで、「す」で始まる曲はもちろん「すみれの花咲く頃」。ガイチさんやレアさんは他のシーンでは女声で歌っていましたが、ここだけは男役に戻って凛々しく歌ってたのが個人的にツボでした。あと「う」は、ウララウララ~でお馴染みの山本リンダの「狙いうち」を、レアさんがリンダ顔負けの臍だしで歌い踊っていましたが、レアさんのシェイプされたウエストが見事でした。
上々ライフ

上々ライフ

ダブルスチール

萬劇場(東京都)

2007/01/19 (金) ~ 2007/01/22 (月)公演終了

満足度★★

もう一歩のSFセンスが…
コメディタッチのクライムサスペンスで、かつ時間SFの要素も含んでいて、個人的に好きなジャンルなだけに逆に評価はちょっと辛口です。特に時間SFは傑作がいくらでもあるので、モノ足りなさを感じました。

森の中

森の中

flea maison

北とぴあ ドームホール(東京都)

2007/01/18 (木) ~ 2007/01/20 (土)公演終了

満足度★★★

大化けの予感
会場が北とぴあのプラネタリウムというのが興味深かったので、初めて観る劇団ですが行ってきました。舞台はプラネタリウムの階段状の客席通路に設定され、観客は最下段のフロアに置かれたイス席から見上げる形でした。ボクが観た回には、開始前と後に脚本と演出によるビフォアトークとアフタートークがついていました。
階段席に置かれたランタンによる間接照明が中心であったため、役者の表情がほとんど分からなかったことや、4人の役者で6人の登場人物を演じていたため、二役の役者の演技がオーバーアクト気味でバランスを欠いていたように感じられたことなど、気になった点も多々ありましたが、全体としてはいろいろと試行錯誤しながら作品を作り上げていこうという姿勢に好感が持てました。特に狭い客席通路を森の中を見立てて彷徨う演出は効果的だったと思います。お話自体はもうちょっと練り込みが欲しいところですが、その辺も含めて今後の大化けに期待します。

メトロポリスプロジェクト Vol.19「万華鏡の季節」

メトロポリスプロジェクト Vol.19「万華鏡の季節」

10x50KINGDOM

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2007/01/17 (水) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★

キレが欲しい
Vol.19「万華鏡の季節」を観ました。この劇団の長編は何作か観ていますが、連作短編シリーズ「メトロポリスプロジェクト」の作品を見るのはこれが初めてです。2時間弱の上演時間内で20分前後の二人芝居が5本上演されました。普通の人々の生活の中のちょっとしたスケッチで、設定自体はとても面白いと思いましたが、短編ならではのピリッとしたスパイスというかキレの良さが感じられなかったのが残念です。

維新回天・竜馬伝!/ ザ・クラシック

維新回天・竜馬伝!/ ザ・クラシック

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2007/01/02 (火) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

満足度★★

エアポケット
近年のタカラヅカでは珍しく長期にわたり君臨し続けてきたタカ・ハナコンビの後釜ということで、確かに誰がやっても比較されて大変な宙組トップではありますが、おまけに落下傘トップで1作サヨナラということで、いかに芸達者な"かしげ"さんと謂えども求心力を生み出すことができず、全体的に非常に散漫な印象を受けました。結局、次期トップ就任までは宙組全体が一種のエアポケットにいるような状態といえるでしょう。おまけに作品がお芝居・レヴューの双方とも平均点以下の凡作なので、ご贔屓の生徒さんでもいないとちょっとツライ舞台でありました。

ロープ

ロープ

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2006/12/05 (火) ~ 2007/01/31 (水)公演終了

満足度

プロレスを舐めるな
演劇ファンであると共にプロレスファンである僕にとっては、戦争を描く当て馬にプロレスを使っているこの作品は許せない。野田秀樹はプロレスに対する愛が全くない。表現のためとはいえ、他のジャンルを不当に貶めるなと言いたい。

志の輔らくご in PARCO 2007

志の輔らくご in PARCO 2007

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2007/01/03 (水) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

新作もいいけど古典もスゴイ
「其の壱」最終日、運良く当日券で観ることができました。新作2席、中入り後に古典を1席の計3席。たっぷり楽しませてもらいました。

ネタバレBOX

演目は「七福神の新年会」「メルシー雛祭り」「中村仲蔵」。「メルシー」のエンディングの劇団ビタミン大使ABCによる、人間雛飾りの演出は、何度観ても心温まります。「仲蔵」は志の輔自身の芸道に対する姿勢が透けて見える熱演でした。
エロドラマ

エロドラマ

X-QUEST

サンモールスタジオ(東京都)

2007/01/13 (土) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

萌えて燃える
ダイナミックなダンスと派手なアクションで、とても爽快感のある作品。男優陣だけでなく、女優陣もアクションで頑張っていました。また女優陣のコスチュームも見もの。特に浦えりかがカワイイ!
セクシーなネタを扱ってますが、巧みにアレンジしてあるので、万人にオススメです。

TRASHMASTERSOUL

TRASHMASTERSOUL

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2007/01/13 (土) ~ 2007/01/22 (月)公演終了

満足度★★★★

リアルな近未来シミュレーション
少子化・格差社会・民族といった現代日本の社会問題点を突きつめていった近未来シミュレーションドラマ。実際にこんな社会が訪れても不思議ではないリアリティに唸らされます。3幕2時間半の長丁場だったが、全くだれることのない緊張感のある舞台でした。

ネタバレBOX

1幕は廃校舎跡、2幕はマンションの1室、3幕はスラムと、各幕ごとにセットがガラリと変わるのは見事。特に2幕のマンションは良く作りこんであって感心しました。

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