お雪「ご覧ください。
こちらが昨夜、この三条河原に突如現れた立て札です。
ほとんどが放送禁止用語ですので詳しくはお伝えできませんが、
長州藩に対する猛烈な悪口が書かれています。
一体誰がこんな真似をしたのでしょうか」
写真一覧（劇団バッコスの祭 : 全て）
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三条河原
三条河原
池田屋事件
池田屋事件
屋外から聞こえる祭囃子をバックに、
錯乱状態の沖田は大和屋を走り回り、
突如現れたお雪を反射的に斬ってしまう。
隊士は誰も見ていない。
お雪が静かに倒れる。
沖田は我に返り、走り去る。
錯乱状態の沖田は大和屋を走り回り、
突如現れたお雪を反射的に斬ってしまう。
隊士は誰も見ていない。
お雪が静かに倒れる。
沖田は我に返り、走り去る。
芹沢暗殺
芹沢暗殺
斉藤「藤堂！ 蝋燭だ！」
藤堂「え？」
藤堂「え？」
かごめかごめ
かごめかごめ
かごの中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
つるとかめがすべった
うしろの正面だあれ
いついつ出やる
夜明けの晩に
つるとかめがすべった
うしろの正面だあれ
お取り立て
お取り立て
お良「着物買ってください」
斉藤「え、お前に？」
お良「はい」
斉藤「なんで？」
お良「欲しいから」
斉藤「へー」
お良「ずーん」
斉藤「つか何この金」
斉藤「え、お前に？」
お良「はい」
斉藤「なんで？」
お良「欲しいから」
斉藤「へー」
お良「ずーん」
斉藤「つか何この金」
祝・幕臣
祝・幕臣
松平「よーし、じゃあみんな、この時代のカメラって２０秒かかるから動かないように」
一同「はい！」
近藤「え？」
松平「はいチーズ！」
一同「……」
近藤「なんで急にそんな時代考証……」
松平「動くな近藤！」
近藤「あ、はい」
一同「はい！」
近藤「え？」
松平「はいチーズ！」
一同「……」
近藤「なんで急にそんな時代考証……」
松平「動くな近藤！」
近藤「あ、はい」
お前は
お前は
敵だ。
もし
もし
今からでも間に合うなら……
何したらいいんだろうな。
何でもいいんだけどさ。
何かねぇか？
何したらいいんだろうな。
何でもいいんだけどさ。
何かねぇか？
逆手本忠臣蔵
逆手本忠臣蔵
２００９年９月３０日～１０月１２日（全１４公演）
＠池袋小劇場
前売２０００円／当日２３００円
＠池袋小劇場
前売２０００円／当日２３００円
離せ！
離せ！
与惚兵衛「なりません！ 匠内頭様！」
匠内頭「離さねぇか！」
与惚兵衛「殿中でございます！」
匠内頭「離さねぇか！」
与惚兵衛「殿中でございます！」
オープニング
オープニング
各々方、討ち入りでござる。
他何か。
他何か。
上野介「じゃ、特にないみたいなんで」
富子「指せや」
上野介「……」
富子「指せや。手ェ挙げてんだから」
上野介「かいさーん」
清水「上野介様、奥様のお話も」
上野介「だって何言うかわかってんだもん」
富子「指せや」
上野介「……」
富子「指せや。手ェ挙げてんだから」
上野介「かいさーん」
清水「上野介様、奥様のお話も」
上野介「だって何言うかわかってんだもん」
お前も来いよ。いい月が出てるぞ。
お前も来いよ。いい月が出てるぞ。
亜久里「満月は明日だけどね」
匠内頭「いいんだよ、欠けてても」
内蔵助「……」
匠内頭「呑るか？」
匠内頭「いいんだよ、欠けてても」
内蔵助「……」
匠内頭「呑るか？」
秋
秋
雨が勢いを増す。
いずこかの山中。
亜久里が一人彷徨っている。
いずこかの山中。
亜久里が一人彷徨っている。
去年の誕生日のこと、覚えてるか？
去年の誕生日のこと、覚えてるか？
りく「何かありましたっけ」
内蔵助「遅くなっちゃったけど、これ」
内蔵助「遅くなっちゃったけど、これ」
父を斬りにいらしたんですね。
父を斬りにいらしたんですね。
三平「すまん」
お軽「いいんです。私にも家を捨てる道はありました。でもそうはしなかった」
三平「お軽！」
お軽「さようなら、三平さん」
お軽「いいんです。私にも家を捨てる道はありました。でもそうはしなかった」
三平「お軽！」
お軽「さようなら、三平さん」
梶川与惚兵衛と申す。名を聞こう。
梶川与惚兵衛と申す。名を聞こう。
与惚兵衛「衣装が不揃いだが、浅野家の人間か？」
安兵衛「俺に浅野家を名乗る資格はありません」
与惚兵衛「与せぬ者なら去れ！」
安兵衛「ただ、ここはお通しできません」
安兵衛「俺に浅野家を名乗る資格はありません」
与惚兵衛「与せぬ者なら去れ！」
安兵衛「ただ、ここはお通しできません」
なぁ内蔵助
なぁ内蔵助
一つ、訊いてもいいか。
乙女、ロレーヌより来る。
乙女、ロレーヌより来る。
２００９年３月１９日～２５日（全１２公演）
＠池袋小劇場
前売１８００円／当日２０００円
＠池袋小劇場
前売１８００円／当日２０００円
オープニング
オープニング
目も眩む銀の鎧を纏い、
戦場を駆るは猛き黒馬。
百合の花の旗を手にして、
降り注ぐ矢の雨の中、
精霊の導きのままに、
乙女は叫ぶ。
戦場を駆るは猛き黒馬。
百合の花の旗を手にして、
降り注ぐ矢の雨の中、
精霊の導きのままに、
乙女は叫ぶ。
とつげ、突進！
とつげ、突進！
フラヴィー「そんな号令ないし」
バルバザン「てかなんで突何とかって言いたがるんだよ」
バルバザン「てかなんで突何とかって言いたがるんだよ」
どうしたんだよこれ。
どうしたんだよこれ。
ライール「俺の為に摘んできてくれたのか？」
マリー「うん」
ライール「そうか。ごめんな」
マリー「うん」
ライール「そうか。ごめんな」
救いを、導きを。神よ――
救いを、導きを。神よ――
神「救うことはできぬ、だが導きはしよう」
ジャンヌ「！」
神「ジャンヌよ、私の声が聞こえるか」
ジャンヌ「あーこちらジャンヌ感度良好感度良好どうぞー」
神「無線じゃねぇから。神だから」
ジャンヌ「！」
神「ジャンヌよ、私の声が聞こえるか」
ジャンヌ「あーこちらジャンヌ感度良好感度良好どうぞー」
神「無線じゃねぇから。神だから」
え、どう？
え、どう？
フラヴィー「どうでしょう」
バルバザン「微妙だな」
イザベル「ぼーっとし過ぎだよね？」
オリビア「でも素材はむしろあんな感じの方がいいかも」
イザベル「そうか？」
フラヴィー「確かに無個性な方がやり易いかも知れませんね」
オリビア「１からどころか０から作るつもりでさ」
バルバザン「もうこのへんの村も回り尽くしたしな」
イザベル「あんまロレーヌから離れるとまずいか」
オリビア「じゃあ決まりで」
一同「了解」
バルバザン「微妙だな」
イザベル「ぼーっとし過ぎだよね？」
オリビア「でも素材はむしろあんな感じの方がいいかも」
イザベル「そうか？」
フラヴィー「確かに無個性な方がやり易いかも知れませんね」
オリビア「１からどころか０から作るつもりでさ」
バルバザン「もうこのへんの村も回り尽くしたしな」
イザベル「あんまロレーヌから離れるとまずいか」
オリビア「じゃあ決まりで」
一同「了解」