わたしの焦げた眼球/遠視 公演情報 わたしの焦げた眼球/遠視」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    日常と夢幻の狭間で…。
    「建築家M」で感じた、不条理性の強い物語なんだろうな…
    と、身構えて行ったら、出だしは然にあらず…。

    緊張感を後ろに無意識に感じながらも、
    意外にカップルの和やかな雰囲気で、
    リラックスしながら楽しく見ていると…。

    手のひらにじんわり汗でもかくような、
    なんか良くわからない
    日常と夢幻の狭間の世界に入り込んでるというかぁ。

    いやぁ、これは面白かった。

    ネタバレBOX

    アフタートークで作家のひとが固定はしてない…
    と言われてたけど、
    あの「ともだち」をどう捉えるかで、
    この舞台の見え方も変わってくるのだろうし、
    見てる方も、どっちなんだろう?
    と揺れ動きながら見てるので、
    その分からなさ、不安定さが楽しかったかなぁ。
  • 満足度★★★★

    不条理がだんだん不条理でないと分かってくるミステリー
     不条理演劇と伺っていたので、解釈するためのあらゆる情報を見逃さないように、かなり身構えて観ました。結果、あらゆるセリフ・間が全て意味ありげ、伏線のように見えてしまい、それはそれで面白い一時でした。
     私の印象は「不条理がだんだん不条理でないと分かってくるミステリー」といったところです。
     こういう演目は、アフタートークがあるとありがたいですね。アフタートークがある回で観れてラッキーでした。

    ネタバレBOX

    話の筋として不条理オチに持っていく意図は無かったようですね。その人の人生や繋がりの少し深いところが分かっていないと、一見、不条理的に見えるだけで、話が繋がっていくにつれて、それが分かっていく展開は、少しミステリーっぽいと感じました。あくまで、その人が積み重ねた人生に裏打ちされた日常なんですね。

このページのQRコードです。

拡大