「イキザマ」 公演情報 「イキザマ」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    男のイキザマ
    RISU PROの新作、なんとか千秋楽に間に合いました~!!

    キャストも真剣にプロレスの練習をたっぷり積んてできたようで、まさに体当たりの演技でした☆

    地方公演は比較的大きなハコだったようですが、シアター711のような小さい舞台ならではの臨場感が十分伝わってきた気がします。

    東京公演だけでも かなり演出に修正があったようですが、千秋楽 は笑い、涙 とRISU PROの良いところが目立ったように感じられました。。

    熱い男たちの「イキザマ」がしっかり受け止められた気がします☆

  • 満足度★★★★★

    多少の欠点を吹き飛ばすような「カタルシス」に浸る
    詳しい筋は既に書かれているので書きませんが、
    大変読後感ならぬ観劇後の印象が強い
    素晴らしい作品でした。

    正直、前半はテンポがイマイチで、モタモタ感もあった。
    笑いもあまり取れなかったり……。
    新人採用試験~練習開始のあたりまで。

    また、これは仕方がないかもしれないが、
    舞台に立派なリングが用意されていて、
    臨場感は抜群ながら、
    しかしこれは簡単に撤去できるものではないため、
    常にこれが舞台上にあるわけで、
    結果、舞台装置の転換ができない点が、
    もしかすると変化の無さの原因になりうるかもしれない。

    それから、登場人物は、病気以外にも、
    何らかの悩み・屈折感・挫折感を持ち合わせていて、
    劇の進行に従って、各人はそれと向き合っていくことになる。
    これも、頭の理屈で考えれば、結構クサい台詞
    (「感謝」「人にやさしく」など)もあったし、
    冷静に考えれば、これはベタな人情話なのかも。
    (こういうことを書いてしまう私はつまらん人間?)

    ただ、そうは感じさせなかった理由として、
    1つには、プロレスを題材として、
    身体のぶつかり合いという要素が
    しっかり表現されている点があると思われた。
    それは、リング装置のみならず、
    役者もこの公演のため相当鍛え上げた様子であり、
    その効果が計算されたものかどうかは分からないが、
    リアルな格闘技的な演劇表現が、
    ただエンターテイメント的な面白さのみならず、
    全体的印象についても良い効果を出していたと思う。

    そして、観終ったあと、(極めて個人的な体験でしかないかもしれないが、)
    私は「カタルシス」的な「浄化」感に自然と包まれていた。
    (ご存知の方には釈迦に説法ですが、
    アリストテレスは(ギリシャ古典)悲劇について
    カタルシス(浄化)という見地から論じているわけです。)
    もちろん、この話は、この話は悲劇ではないのですけど……。
    演劇にしろ、音楽にしろ、「感動」することもしないこともあるけど、
    「感動」しても「カタルシス」に浸ることは、
    実はあまりないのです……。

    終演後の挨拶も、何かそういう雰囲気を引きずったもので、
    それだけ役者陣が「役」に没入できていたのだろうと思う。

    ということで、多少の欠点はあるにしても
    それらを十分吹き飛ばしてしまうような
    素晴らしい出来であった。

    余談ですが、私の隣にはお嬢様が座られていたのですが、
    大変感受性の強い方で、私以上によく笑い、そして泣いていました。
    終演後アンケートを記入しながらちょっと話をしたら、
    他の劇団の方で、この日の出演者のお一人とお知り合いとのことでしたが。
    (あまりしつこく聞くのもどうかと思ったので、劇団名などは聞きませんでした。)
    現代でも(こういう言い方が失礼なのは承知ですが)若い方で、
    こんなにピュアな方がいらっしゃるのですね。

  • 満足度★★★★

    レスラーのイキザマ
    黄金プロレスを舞台に、その世界に生きる男たちの葛藤を描写した舞台。
    浜谷康幸は「獏天フィルム演劇企画部」でよく観ていた役者だ。彼はアクションに相応しい身体つきをしているが今回もそのたくましい身体を武器に秀逸に演じていた。お馴染みの役者を数々の舞台で拝見できるのはこの上もなく嬉しいことなのだ。笑いの殆どは松本がかっさらう。彼の書く笑いは本当に絶妙で可笑しい。会場のここそこで笑いの渦が起こる。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    黄金プロレスではそこそこ強靭なプロレスラーが所属していたが、新たにプロレスラーを募集することにした。やってきたのは何とも使えそうにない軟弱な輩たちだった。その中に38歳の見込みのありそうな身体つきの大村がいたが、38歳という年齢はレスラーにとって致命的な年齢だったのだ。

    しかし、黄金プロレスの社長らは彼らをレスラーとして一人前になるまで面倒をみようと決意する。しかし、大村は7年前から若年性アルツハイマーにかかっていたのを秘密にしたまま特訓する毎日が続いたのだった。

    大村はこの病気を知りながら、プロテストに受けにきたのだが、そう決めるまでには自分の中で絶望やら恐怖心など様々な葛藤があったが、ある時期、自分をみつめ直すことで心を解放することが出来たのだった。そうして最後に遣り残したことは何か、と自問自答したとき、少年時代に祖母と一緒にTVで観たプロレスだったのだ。レスラーになりたい。そう熱望しここにやってきたのだ。

    それぞれのレスラーが命を懸けて人としてのイキザマをリングの上から伝える物語だ。
    キャストらはこの舞台の為に身体を鍛えたのだろうか?舞台上に張ったリング上での練習シーンがさまになっており、また、幕後の松本の挨拶のグダグダ感も人間らしくて素敵だった。次回も観たい。
  • 満足度★★★★

    まさに!
    “男のイキザマ”を見せて頂いた気がします!笑いも結構散りばめられてて、でも最後の方は泣けました。とてもよかったです!

  • 満足度★★★★★

    泣けた
    男のイキザマを見せてくれました。
    前半は笑えたけど、後半は見入ってしまい、
    最後は涙が溢れてしまいました。
    凄くいい舞台でした。

  • 満足度★★★★

    熱い舞台
    笑あり泣きありのバランスの良い舞台でした。演出家、役者の熱い思いが客席いっぱいに広がり胸が熱くなりました。しかし、よく体鍛え上げましたね。

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