ろくでなし啄木 公演情報 ろくでなし啄木」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★★

    ろくでなし啄木
    とてもいい席で、仲良し感ありありで良かった^^

    年を召してても大丈夫楽しめました、懐かしい。

  • 満足度★★★★★

    2011年初の
    観劇。
    三谷さんの演出・脚本に藤原竜也さんの演技。
    とても面白かったです!!

  • 満足度★★★★

    いいですね
    藤原竜也、何をやっても藤原竜也です(いい意味で)。勘太郎がいいですね。

  • 満足度★★★★

    中村勘太郎さんが良かった
    3人芝居で長丁場でしたが
    あきることなく楽しめました!

  • 満足度★★★

    熱演
    藤原竜也さん、 中村勘太郎さん、 吹石一恵さんの3人芝居。
    一つ一つのせりふが巧み。

    中村さんは汗を滴らせての熱演でテンションがずっと最後まで保たれていました。吹石さんは初舞台当為ことですが、2人との間の取り方など、うまくやられていました。藤原さんは駄目な啄木を再現(実際の啄木は知らないが)されていて、なかなかいけていました。

    ただ、三階の最後列でしたので、真上から見ているようで、水平感覚がおかしく感じられたのが残念でした。(舞台は平なのですが、奥のほうから手前に傾斜しているように感じられました)

  • 満足度★★★★★

    安定感
    僕は元々三谷幸喜の作品はあまり好きではない
    笑える所は笑えるし、なるほど、と思う所も多くあるのだが
    何故か心に響かない事が多い
    それは僕自身の経験の足りなさ故かもしれないが
    とにかく何か今一つ足りなかったのだ

    しかし、今回のろくでなし啄木では、
    三谷幸喜の今までの安定した土台から生まれた
    様々な演出にグイグイと引き込まれ
    気付いたら完全に舞台の世界に引き込まれていた

    三谷幸喜の演出が初めて僕の心に響いた瞬間だったかもしれない

    ネタバレBOX

    とにかく役者に(良い意味で)癖が強い!
    ただ話しているだけでも個性的で恰好良い

    さらに台本は流石で伏線もこちらに軽く違和感を持たせ
    その拙いこちら側の予想を裏切る経験があるからこそできる技に感服

    登場人物の人生にも感情移入できたし
    心に響かせようとしている内容もちゃんと響いた
    恐らくDVDは買うと思います
  • 満足度★★★★

    じっと手を見る
    以前みたたしかやっぱり3人芝居だった太宰のがイマイチだったので…
    かなり期待していなかったうえに長丁場でしたが、飽きずに楽しめました。。啄木じゃなくてもいいかなぁ~??と思ったりしましたが。。

    ミステリ仕立ての2時間45分。

    ネタバレBOX

    芥川龍之介の「藪の中」を思い出しました。

    前向き、後ろ向きの雨の演出はよかった!
    あとうっすらした顔?の映像のようなものはなんだったのだろう。。

    なぜかネタばらしの啄木のしゃべりが
    古畑任三郎のものまねに見えてきてしまうのが不思議でした。
  • 満足度★★★★★

    さすがです!
    テンポといい、3人の奮闘ぶりが見応え十分!
    話もおもしろいし、勢いを感じる作品。
    勘太郎くんが勘三郎さんにすごく似てきたのにビックリ。
    演劇初めての人にもオススメ♪

  • 満足度★★★★

    観てきました
    面白かった!!
    吹石さん、凄い綺麗でした。

  • 満足度★★★★

    初三谷作品
    昼の部を観賞。

    映画ではいくつか観ていた三谷作品、
    毛色は少し違うものの
    クオリティ高いのは相変わらず、といったところでしょうか。

    舞台構成は凝っておらず、
    シンプルに3人劇を楽しめましたね。

  • 満足度★★★★★

    もう一つの啄木物語
    観劇当日、激疲れていた上に上映時間三時間、という話を聞いて
    あー、こりゃ寝るな、、と思っていたのですが…。

    始まってみれば一幕が本当にあっという間。 凄い引き込まれ方でした。
    役者達は、笑いを中心に据えつつも、嫌らしくもわざとらしくも無い。
    バランスの取れた動きと発声をしていました。

    演出も序盤から物語が気になるように小出しにされつつ、上手い。
    三谷氏は、映画よりも制約の多い舞台の方が演出を生かせるの
    ではないかと感じました(映画の場合、凝りに凝り過ぎて疲れること多し)。

    エンタメ演劇ここにあり!といわんばかりの作品でした。

    ネタバレBOX

    一つのある夜の出来事を三人の人物の視点で観ていく、開陳していく、と
    いう構成も古典ミステリーみたいで、集中力が途切れない理由かな。
    こういう話って思わぬ「気付き」があるから面白いんだよね。
    あの時、裏ではあんな事が…って何かワクワクするし。

    そう。吹石一恵の声って独特だと思ってたけど、今作ではすごくよく通って
    魅力的だと思いました。 低く呟くように発声する時はなんか艶やかな。。

    藤原竜也も相当コミカルで笑いの起きる動きの数々を見せたかと思うと
    打って変って終りの方では苦悩に満ちた独白を聞かせる等、幅のある、
    二面性のあるピンちゃんこと啄木を隙なく演じていました。

    三谷さんの演出は役者の違った部分の魅力を一気に引き出す意味で
    群を抜いていると思います。 既に手がけた作品で顕著ですが…。
    普段からよく人を観察していないと出来ない事ですね。

    人の観察といえば、テツがついにキレて啄木を追い詰める時の場面。

    一言一言、鋭いナイフを向けるように、啄木の小物っぷりを
    衝いてきていたけど、あそこの問い詰めっぷりは、あー、こういう人
    確かに啄木じゃなくてもいるよなぁ、とついつい思ってしまった(笑
    三谷さん、人を追い詰めている時のシーンの台詞がなんか輝き過ぎ(笑

    あの場面もあってか、個人的にはこの作品あんま直球コメディには
    思えなかったな。 テツが有刺鉄線でアレ傷つけた話を披露する
    辺りの啄木と一緒になってのはしゃぎっぷりは微笑ましかったけど。

    観てて、啄木に抱いた感想はただ一つ。 「可哀そう」。

    自分で自分を勝手に孤独に持っていってるだけでなく、自分は
    小物じゃない、と必死に言い聞かせている様がなんか滑稽。
    実際と嘘の自分のギャップに荒れ狂う姿も、自分を熱弁すれば
    するほどなんか哀れになってくね…。 良くも悪くも自意識過剰な芸術家。
    でも、そういう自分を最後客観視出来る辺り、まだまだ「人間」だな、と。
    芸術家は本当に自分の事しか考えないから…自己表現が仕事の人達だし。

    最後も、凄く(三谷さんらしくスマートに)綺麗に終わったし満足満足。
    そうそう、障子が左右から迫ってきて交差した瞬間、人が現れる…あの演出、
    手品みたいに洗練されてて観てて気持ち良かったです。
    あれ、どういう仕組みなんだろ?
  • 満足度★★★★

    外れる訳がない!?
    このメンバーで外れる訳がないと思っていたが、想像以上だった。脚本の面白さに舞台装置の巧みさ、役者3人の安定感など、さすがのクオリティでした。

  • 満足度★★★★★

    これは大傑作!三谷さんは、やはり凄い
    ここしばらく、映像、舞台共に、三谷作品に、万感の感銘を受けることなく、過ごし、大変残念な気持ちでいましたが、これは、久々の大傑作舞台です。

    やはり、三谷さん、類稀なる名劇作家にして演出家だと唸り声を上げそうでした。

    何もかも、お見事です。

    これは、私にとっては、既に今年のベスト1になりそうな名舞台。
    三谷ファンならずとも、演劇ファンには必見舞台だと感じます。

    そして、勘太郎さん、私的には、演劇賞ものの好演でした。

    何を書いても、ネタバレになりそうなので、後は、ネタバレにて。

    ネタバレBOX

    まず、冒頭の勘太郎さんの台詞、お父さんそっくりで、驚きました。

    大河ドラマで、息の合った3人芝居だけに、本当に、全てにチームワークの見事さを感じる舞台。

    これは、言わば、三谷版「藪の中」の構成。

    一つの出来事を、登場人物それぞれが、語り、最後には、見事に、この作品の主人公として、啄木の作家としての生き様を浮かび上がらせる巧みな手法に舌を巻きました。

    一幕終わりの勘太郎さんの意味ありげな台詞に、たぶん、観客全てが、興味津々、2幕の開幕を待ったことでしょう!
    まるで、連続ドラマの次回を期待させるような、三谷さんの秀逸戯曲に感嘆しました。

    そして、ニ幕の始まりは、今度は、タイトルの文字が逆さま。1幕で語られた、啄木の愛人の証言と食い違う、今度は、友人の告白。舞台は、今度は、友人側の部屋が、手前になります。
    障子をうまく機能させて、一つの出来事を、両面から客に提示して行く技法も巧みなら、それを演じる3人のまた芸達者なこと!

    ありとあらゆる職人芸のオンパレードで、演劇愛好者にはたまらないプレゼントの山でした。

    二人の話で、食い違う記憶の林檎とみかん。そこに、啄木の作家として、人間としての苦悩をうまく表現させる小道具にした、三谷さんの劇作家としてのアイデアに、息を呑むほど、感激してしまいました。

    歌舞伎や文楽等の舞台転換手法も使い、随所に遊び心もある演出にも感動します。
  • 満足度★★★★★

    啄木の叫び
    とにかく「うまい」。
    展開も構成もいいのだ。
    わずか3人だけの舞台なのに、目は3時間舞台に釘付けになってしまった。
    三谷幸喜さすが! と言っていい。

    ネタバレBOX

    啄木が愛人の前から姿を消したある温泉宿の1日が物語の中心になっており、それを啄木の死後、愛人と啄木の友人が振り返るという、ややミステリー的要素のあるストーリー。

    前半にトミの口からその日の出来事が語られ、休憩後にテツが同じ日の出来事を語るという構成である。いや、そういう2部構成だと思ったのだが、そうではなかった。なんと言っても、その後の展開が素晴らしいのだ。

    単に2人の、それぞれの主観の違いからい出来事を多面的にとらえるというだけではなく、2辺にもう1辺を加えることで、立体に立ち上がっていくように、物語の本当の姿が立ち上がっていくという構成が素晴らしいのだ。
    2辺とはトミとテツであり、もう1辺とは啄木である。

    それまで「啄木」のタイトルがあるものの、啄木はどこか他人行儀で物語の中心にいるようでいない。どちらかと言うと、トミが中心のように感じていたのだ(前半がトミの記憶なのでよけいに)。
    ところが、ラストへ進みながら、啄木が中心にすくっと立ち上がり、この舞台が見事に啄木の物語になっていくのだ。

    啄木の「悪」への憧れと、「悪」になり切れない中途半端さ。モノを作り上げていくということへの苦悩と、自らが描いた虚像の枠に自らをはめようとして失敗していく様とが共鳴していく。そして、彼を取り巻いていた、彼への「愛」の姿たちに触れたときのおののき。
    そう言ったもものが、徐々に顔を見せてくるのだ。

    これには唸った。
    ホントに凄いと思う。

    2人にとって啄木とは何者だったのか、そして、啄木は彼らに何を期待し、何を得たのか、本当に素晴らしい舞台だったと思う。

    テツ役の中村勘太郎さんの激するときの、モロ歌舞伎口調は、ある程度意図されていたのだろう。啄木役の藤原竜也さんの前半の抑え気味さは、後半のジャンプのためだったと思われる。その塩梅が見事。後半の振り絞るような、言葉にならないやり切れなさの全身表現が素晴らしいと思った。また、今回、初舞台のトミ役の吹石一恵さんは、固さはあるものの、この重責を見事に務めていたと思う。
    存在と肉体だけが舞台にあるようなシンプルな、逃げ場のない舞台で、3人の役者が絡み合い、ぶつかり合い、調和して、見事にそれを為し得ていたということがとにかく素晴らしいと思った。

    シンプルなセットの使い方もうまいし、ちょっとした遊び的な要素の入れ方もうまいと思った(ミカンの瞬間移動、前後の座敷の入れ替え等々)。
  • 満足度★★★★★

    ミステリーと笑い
    面白かったです。3人のコント見ているみたいでした。ミステリーと笑い・・(1回だけホロリ(T^T))三谷さんが言うエロティックは感じなかったけれど(竜っちゃんも勘太郎くんも吹石さんもサッパリしているから)。
    一幕目は表の姿、二幕目は裏の姿(タイトル文字も逆さ文字)・・三幕目(実際は三幕目はありません!)でミステリーの謎が解けました。人間の記憶というものもミステリーに絡んできます。障子を使った演出はテンポがよく、ホントに楽しかったです。

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