遺作 公演情報 遺作」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    今回山崎丸光さんご出演ということで観劇。劇団名はよくきいてたが、どんな感じなんだろう??と情報ないままでしたが、

    要所、要所で「こーやるのか!」とある意味ぶちこんでくる感じだった。

    笑うんだけど、結構、一般人の私でもなんだがこんなことあったら、やばい・・と変なリンクを感じた。すすむにつれて、どこが区切りなのかなんだが、どの「はなし」が本当なのかこんがらがってくる気もした。いやー、でも、面白かった。今年初観劇。良い観劇になった。昨年、いくつかの劇団でも起こった上演中止、延期などを観客側の私は思い返してしまう題材。作中にでてきた「責任」。確かに「期日までに収める(公演をキチンを行えるようにする)」ことは必須だとは思う。実際、自分も予定を調整し、チケットを買い、楽しみにしていた公演が中止や、延期になった時の気持ちは「怒り」もあり、「悲しみ」もある。その「怒り」をぶつける先は「きちんと納期を守らない人間」に向かってしまう。物凄く難しいが「良いものを作るために納得のいかないもの」を発表したくない。その気持ちも理解はできる。「追い込まれたプレッシャーで」とか勿論わかる。今作のラストは「自殺」と思われた主宰が実は「事故死」だったという形で終わるがそこにたどり着くまでの、間、間のトラップのような「演劇あるある」というか「演劇のあんまみちゃいけない部分」を観客である私はゆるいジェットコースターに乗ったようにアップダウンしながら観ているかんじだった。演劇は虚構。そんなことをもう一回認識したかんじのホンでもあった。作り上げては、公演がおわったら、波にさらわれた砂山みたいに綺麗に痕跡がない。虚構のかけらもそこには落ちてない。このホンはそんな気持ちに観終わって思わせた。こういうの、嫌いじゃないなと。考える、持ち帰る演劇も好きだけどこういったのも、悪くないし、好きだな。色んな劇団や、映画などの「オマージュ」(一応)は笑う人もいれば「なんて失礼なこと!」と嫌悪するひともいるかもだが私は笑ってしまった。某アマヤドリの場面は「ああ、初演バージョンでこの台詞はコロさんかな?」とか思ったり。サザエさんの場面は、ある意味、べたといえばべただがかなり、ずるい。こういったものも、上手い方々だと最高に面白い。タラちゃんの走る音の効果音探してしまった。最小限の舞台美術で展開されるのだが、あの上から首吊りの輪と、最後のあの骨壺、絶妙な配置にぞくっとした。

    あと、ほのかに香のかおりがしたのは、私の気のせいかしら・・・。

    あと観劇した際に

    受付の女性スタッフの方がとても、感じがよかった。私はあまりきいたことが無くって新鮮だったのが当日券もあるということを劇場前に歩いてる人にもアピールしていた。ロビーの構造的に可能なかんじだったのだろう。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/01/10 (木) 14:00

    価格2,500円

    公演初日の1週間前、脚本が冒頭部分しかできていず作・演出の主宰が自宅で執筆しているため、ひたすら冒頭部分と「もう1つ」の稽古を繰り返す劇団……昨年あたりから急増した感のあるメタフィクションにして小劇場系ネタもちりばめた大好きなパターン。

    また、メタフィクション以外にも、あるプロットの人物設定を変えて翻案すると……な可笑しさがあって、これも好きなヤツだった。

    さらに、終盤で「(脚本の遅れというトラブルがあったにもかかわらず)よく降板騒ぎにならなかったな」という台詞があったり、主宰のアイデアメモ的ノート(昨年夏の(劇)ヤリナゲの「みのほど」を連想)にあったメモが参考にしようと観ていた作品に関するもので、それを元に創り上げた芝居は盗作になってしまうのでは?と問題になったりするのはここ1~2年で演劇界に立ったさざ波の揶揄?な深読みもできて、そんな現実でのトラブルも知っていたのでより楽しめたかも?

    ネタバレBOX

    1930年代(?)のイギリスの雪に閉ざされたホテルという設定だったものをサザエさん一家に変えて演ってみる、というムチャは実際にはあり得ないだろうが、大笑いできたし「芝居のウソ」として容認。(笑)

    脚本が冒頭部分しかできていないのでカーテンコールの段取りも稽古するという部分も現実のカーテンコールの時に思い出し笑いができてナイス。

    さらに最後の最後でそこまでのトラブルも劇中の劇団もすべて劇中劇だったと明かす層構造(昨年末のなかないで、毒きのこちゃん「鳥の市2018」のEチームを連想)も巧いんだなぁ。
  • 満足度★★★★

    今回山崎丸光さんご出演ということで観劇。
    劇団名はよくきいてたが、どんな感じなんだろう??と情報ないままでしたが、
    要所、要所で「こーやるのか!」とある意味ぶちこんでくる感じだった。
    笑うんだけど、結構、一般人の私でもなんだが
    こんなことあったら、やばい・・と変なリンクを感じた。

    すすむにつれて、どこが区切りなのかなんだが、どの「はなし」が本当なのかこんがらがってくる気もした。
    じわじわくるなんともいえない面白さと
    瞬発力の高い面白さ。
    あと、絶妙にその配置にその小道具でその照明って
    すごくかんぐってしまうようなトラップが仕込まれてるような舞台だった。

    いやー、でも、面白かった。
    今年初観劇。良い観劇になった。

  • 満足度★★★★

    話の展開が以外で面白かったです。
    楽しいお芝居です。

    ネタバレBOX

    ダンスはもう少し頑張って欲しいです。
    小劇場の役者の苦手な分野かもしれませんが

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