還るなら、ハラ 公演情報 還るなら、ハラ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    遅ればせながら感想を一言。サラッと観てしまうと単なるホームコメディで終わってしまいそうだがそうではなかった。物語の組み立て方や登場人物の配置が絶妙であった。(冒頭の主人公のセクシーな下着姿はのちの水かけ事件につながるし、兄夫婦の新たな生命の誕生に逆行するように彼女の胎内回帰願望(?)があったり)何より主人公の最後の一言に物語のすべてが収斂していた気がして作家の力量を感じさせた。

  • 満足度★★★★★

    笑えて、ほっこりして。よかったです。

  • 満足度★★★★★

    二度目の劇団さんでした。前作はまるで連ドラのような濃さ、重さを感じるほどのストーリーでしたが何故かほっこりできないエンディングでした。しかし本作は真逆のほっこりホームコメディで笑いありハラハラドキドキありの全編でとても楽しかったですね。最前列で見たこともあり迫力ある役者さん達の表情の変化がとても良い、好みの舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    笑えて、考えて、ほんわかなれてよかったです!

  • 満足度★★★★★

    2時間弱のお芝居、あっという間に終わりました。 実際に周りにいそうなそんな人々の普通のお話し。なのに何となく引き込まれて・・・
    最初から最後まで、何となくうなずきながら観劇していました。
    役者さんの演技もとても自然で、リアル感がとてもよく出ていてよかったと思います。 とてもよいお芝居でした。次回作も期待ですね。

  • 満足度★★★★

    前半は芝居の面白さに入っていけませんでした。周りの他の人も何となくざわついていましたが後半面白さが見えてきます。今年最後の観劇楽しませていただきました。

  • 満足度★★★★

    初見の劇団さんでしたが、36歳独身の女性が・・・な、面白いストーリーでした。あかりさんの今後が気になるのでその後をやってほしいです。

  • 満足度★★★★

    楽しめる2時間でした。
    4人の同級生。
    相手を思いやる心がクリスマスの聖なる雰囲気そのままな感じです。
    達者な演技、良かったです。
    特にハラに戻らなくても、こんな友達が居れば、何事も乗り越えられるでしょう。
    ホンワカしたい人にはお薦めします❗

    ネタバレBOX

    美村伊吹さん、とても巧くなりましたね。
    何年か前にクリプトン公演観ましたが、遥かに演劇向きな女優さんになられましたね。
    皆さん本当に無理なく個性的なキャラクターを演じるというより、きちんと表現してくれて、快適でした。
    想像妊娠に至る道程が不明でしたが…。
  • 満足度★★★★★

    とても面白かったです!全ての登場人物のキャラクターに味があり「こういう人っているよなぁ」というリアル感もありました。ストーリーの面白さと、役者さん達の熱演で、どんな展開になるのか?と、あっと言う間に惹き込まれました。役者さん達、皆素晴らしかったですが、個人的には、主人公のあかりを演じた中島愛子さん、演技も表情も最高でした。面白さの中に切なさも感じる、良い味わいの舞台でした。大満足でした!

  • 満足度★★★★★

    張ち切れパンダさんは初めて観たけど、こんなに面白い劇団だったとは。客演の方々もみなよかった。少々重たくなる展開もあるけど、最後は気持ちよく拍手させてもらったし、多分これが今年の観劇納めになると思うので、いい芝居で終われてよかった。

    ネタバレBOX

    開演前はオーソドックスな選曲のクリスマスソングが流れ、劇中では1シーンだけゴージャスなアレンジのあの曲が使われる。この選曲もよかった。
  • 満足度★★★★

    人は、多かれ少なかれ悩み苦しい時、あぁ あの時は良かったと回想することがある。この公演はそんな情景を面白可笑しく観せるハートフルコメディ?のような物語。
    小学校・中学校時代などへ往還させ、その都度役者が衣装等を変え、演技の技量を観(魅)せる。普通にいる人々の日常の坦々とした暮らし、そんなあり触れた光景に、ふっと昔のことを懐かしむ思いが入ってくる。何となく「もどかしい」「たゆたう」心情、物語はそんな思いが漂流し何処へ行くのか。この公演、言葉で説明し難いことを上手く表現し伝える、そんな芝居ならではの魅力溢れる作品であった。

    初めて行く劇場であったが、新装オープンしてから間もないらしい。そしてこの公演は「オメガ東京オープニングフェスティバル」参加作品という。2018年師走、個人的には色々あったが嫌なことは忘れ、おめでたい所でハッピーいや癒やされるような気持になれたのは良かった。
    (上演時間1時間55分) 2018.12.27追記

    ネタバレBOX

    舞台は賃貸住宅の一室。ほぼ中央にダイニングテーブルとソファー、その後ろに飾り棚が見える。中央奥に玄関に通じる扉、下手側はキッチンへ通じる出入口。ここは あかり(中島愛子サン)が借りているが、兄の家が火事になり一時的に同居している。

    梗概…あかりは36歳、最近会社を辞め起業(パッチワーク教室)をしたが、生徒が集まらず焦り気味。そんな あかりの所に学生時代の友人が遊びに来る。それぞれの人生を歩んでいるが、情緒不安定な時にあの頃は良かったなと懐かしむ。中学時代、高校時代を回想するかのようだ。一方現実は、何とか生徒を集めようとWebデザインを凝らしたり工夫をしている。この部屋に出入りする知人等との交わりを通して心の平静を保っているような。

    物語に特別な結末を用意している訳ではなく、30代半ばの女性の恋愛観、仕事観という個人の思い、それに寄り添うように家族・友人との関係を繋ぐ。人生は自分のもの、しかし1人で生きていくことは出来ない、そんなことを思わせるような構成である。舞台はその両方の観点をバランス良く観せ、そして伝える。身近な人物が遠慮なく本音を言う。そこには観ている観客も頷いてしまうリアリティがある。人が時として持つ、モヤモヤとした感情を実に上手く表現する。文字、言葉にして説明することが難い内面や人との関わりの機微のようなものが、あぁそうだなと納得してしまうような表し方である。

    登場する人物は、主人公あかり だけではなく、それぞれに違う問題を抱え悩み・不安な気持でいる。役者陣はその多様な人物像をしっかり立ち上げ、ポップ調であるが内面の微妙な感情表現を巧みに演じていた。ランドセルを背負ったり、セーラー服になったりする妙着替え。公演は人間讃歌のような描き方で、その最たる喜び…あかりは妊娠しているが、その相手は誰、そして現実は…。クリスマスシーズンに相応しい心温まる作品であった。
    次回公演も楽しみにしております。

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