サド侯爵夫人 公演情報 サド侯爵夫人」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    恥ずかし!
    忘れていた自分が恥ずかしいが
    「サド」は女6人の芝居。

    全員が「女形」というわけで
    しかも、現代演劇最高峰の女形が二人
    篠井英介と加納幸和が10数年ぶりの共演
    というビッグな企画だったわけで…
    行こうかどうしようか悩んだ自分が、恥ずかしい

    夏にSCOTの「サド 第2幕」を見て、
    吹き飛ばされて
    秋にこの舞台で全編を見れて、
    いい一年だった。

    「新劇」の最高レベルの到達点が現前している。
    ぐうのね、もでない出来。
    たぶん、ミシマがやりたかったことはこれなんだと
    胴震いがした。

    見事!! 素晴らしい!!!

  • 満足度★★★★

    鳥肌もの
    身に沁みました。せりふの一言一言が、サド侯爵を連想させ、残酷というよりやはり愛、そしてそれは自分になる。…。事件だ!!原作をじっくり読み直したくなりました。男性だけの芝居、演出の鈴木勝秀、シンプルな舞台。衣装も魅力的!!もう言うこと無しです。

    ネタバレBOX

    篠井英介さんはさることながら、天宮良さんがとてもいい芝居していました。惚れ惚れするほど。あのキャスティングもとても、良かった。きっと、理解した言葉を発しているからこそこちらに伝わるんですね。客層は、女性が多かった!!
  • 満足度★★★★

    激突の饗宴。
    笹井英介と加納幸和、18年ぶりの両雄激突。
    この事件は目撃せねばならないと思い千秋楽に馳せ参じた。

    なるほど、三島由紀夫の戯曲はまさに音楽。
    両雄が競うように歌う様は、圧巻の一言。完全に飲み込まれた。
    またの競演/共演/饗宴の機会を願うばかりである。

    女形と非女形のギャップをどう埋めていくかは悩ましいところ。
    この両者を並び立たせるというのは、音楽としてなかなかに難しい。
    調子よく響くこともあれば、不協和も生まれたりもする。
    特に音楽的な三島戯曲では、そういった部分が顕わになった印象だ。

  • 満足度★★★★

    「宴」の後に
    篠井さんが繰り出す花畑の如きセリフの世界にも魅了された。

    けど、カーテンコールで、無言で袖にはける姿が一番美しかった。
    本物の役者は、語らずとも訴えるものがある。

  • 満足度★★★

    白熱!
    幕開き、チョッとセリフの咬みでテンポに乗り切れない
    感じがあり、どうなることかと思いましたが…。
    徐々に膨大なセリフの応酬、会話劇が成立してくると
    一気に物語へと引き込まれました。
    “演じること”に集中した座長さん、加納さんが活き活き。
    登場人物夫々が抱える“想い”が時に錯綜し、融合し…。
    移り行く時代を生きた人々の人間ドラマとして、虚構の
    中にもリアルな人間性が存在して、魅惑的で刺激的な
    舞台でした。

このページのQRコードです。

拡大