GEIDO 公演情報 GEIDO」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    これぞGIG
    48ブルースを初めて観た。
    彼らは公演をGIGと呼ぶ。BOWYかっての。

    とても流行らないことを高いチケット料金で演っている。
    それなのに、俺を含めて客席の満足度は高かったように思える。

    何故か。好感度(親しみやすさ)とギャップ(起伏や意外性) の
    なせる業だと思う。

    演出が人懐っこい。だから、つかこうへい的なストロングスタイルが
    下地にあっても、鹿殺しや柿喰う客などの若手人気劇団に
    通じるポップさやチャーミングさがあった。

    バンマスの虎さんを中心にチームが一枚岩で、
    スキルのあるなし関係なく燃えていた。
    このGIGをやることに萌えていた。
    そういったグルーヴ感はすごく大切で
    むしろ俺は観劇に行く際には、脚本の内容とか演技スキル
    ではなくてグルーヴを体感しに行く。

    これが48だ!という生き様が、それを伝えたい熱意が
    ステージに篭っており、凄まじい殺陣の迫力とともに
    オーディエンスを惚れさせていた。
    終演後晴れやかな気持ちで劇場を去った。

    目当てのヤナカケイスケさんは
    こんな真夏の太陽のような人たちの中、
    独り晩秋の哀しみを帯びて存在しており(笑)、
    その陰がいい意味で作品を深めていた。
    「芝居ジャンキーの光と影」が本作品のテーマだと
    すればヤナカさんの存在が影を象徴していた。
    来月、初めてヤナカさんに役を書く。
    この「影」を使わん手はないなと思う。

    とにかく、お見事!

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