旅猫リポート 公演情報 旅猫リポート」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    僕は、サトルの猫だ。
    飼い猫ナナの引き取り手を求め、銀色のワゴンに乗って旅をするサトル。物語は進み、次第に分かるサトルの両親、友人、との関係。 飼い猫ナナ 友人達の飼い猫と飼い犬、 人生の振り返り、実はナナを渡したくないのに。ある日拾って来た 初めまして 君が次の猫 サトルが来るのはこの野原 僕は、サトルの猫だ この虹の向こうには素敵な物が有るのかな 多くの物を見た 愛しい人の笑顔 先に行った人 ありがとう 来る人 地平線の向こうで 合うだろう 面白い物語を、上手いキャスティングとしっかりと作り上げたお芝居、最高に面白かった。

    ネタバレBOX

    飼い猫ナナの引き取り手を求め、銀色のワゴンに乗って旅をするサトル。物語は進み、次第に分かるサトルの両親、友人、との関係。 飼い猫ナナ 友人達の飼い猫と飼い犬、 人生の振り返り、実はナナを渡したくないのに。ある日拾って来た 初めまして 君が次の猫 サトルが来るのはこの野原 僕は、サトルの猫だ この虹の向こうには素敵な物が有るのかな 多くの物を見た 愛しい人の笑顔 先に行った人 ありがとう 来る人 地平線の向こうで 合うだろう 面白い物語を、上手いキャスティングとしっかりと作り上げたお芝居、最高に面白かった。

    僕の名はナナ 5年前まで誇り高い野良猫だった。// さわっていい ただじゃだめ。顔見知りになった頃 キキー ドン 骨が飛び出している ナーオ ナーオ 呼んだ 遅い ・・・ 家に居ろ 2ヶ月 治った 出して 出して 生粋の野良猫 出て行った。 開けて 開けて 鍵尻尾 ナナ、ミヤワキ サトル 5年間 サトルは飼えなくなった 旅に出た これは最後の旅だ、きっと僕らの未来は、祝福されているにちがいない。// 久し振りコウちゃん 僕の猫もらって ハチに似ている 実家に帰った。何で飼えなくなった? ハチと瓜二つだな //(コウちゃんとの回想) 僕らはハチに出会った (スイミングスクールの友達だろ) 駄目だ駄目だ 飼えない 僕達は家出。待ちなさい。 来たら飛び下りるぞ、お前が飼ってくれても // 修学旅行 3日パンツは何枚いる 翌朝サトルの姿はなかった 先に帰った 親が交通事故で亡くなった。サトル おばさんの 言っていた あぶらとり紙 ようじ屋だったよ。学校休んだ プリント毎日届けた。ハチ 引き取れない 父に僕の意志を通せなかった。// 父が跡取り 子供が出来ない、嫁が一番辛い 出て行った。 コウちゃんのハチはまだ生きてる、コウちゃんは嫁さんと新しい猫を買えばいい。ナナ見てごらん夕陽。// 海だ ヨシミネ 僕の猫を貰ってくれないか。// (ヨシミネくんとの回想)先生の紹介、ヨシミネくん家の都合で・・・ 。言われたくないよな。お祖母さん:遊ぶ物買ってあげようか。持ってるよ 夏休みに家に戻る 両親が離婚 自分に着いてきたら嫌と思っている。俺は両親が死んだけどヨシミネは可哀想だ。修学旅行 小倉に行きたい ハチに会いたい。待ちなさい 何処に行こうとしていただ。// お祖母ちゃん ミヤワキの両親に謝って // サトルとヨシミネは墓参り 茶トラに狩りを教えるナナ 喧嘩と思いナナを連れて帰る。海を見る ナナは波打ち際が怖い 海は遠きに有って思うもの // ペンションを始めたチカコ ミヤワキが猫を連れて泊まりに来る。富士山すごいね 一緒にずっと旅が出来たらいいね トラ 仲良くしてくれよ ウーー (チカコ、シュウスケとの回想)ミヤワキと犬を助けて遅刻 夏休みが終わった チカコを取られてしまう 俺は小さい 俺チカコが好きだ。わかった。高3ミヤワキは転校 ほっとした気持ちも有った。同じ大学 ミヤワキに言わないでくれと頼んだ 俺はミヤワキの猫を引き取れば苦しむ 飼い犬トラが叫ぶ 帰れ そいつからは。ナナが叫ぶ やめろ。そいつからは“助からない臭いがする”。 “黙れと言ったろ”人間には聞こえない。 // サトルが振り向き 高校の時 好きだった。チカコ:今更 はははは。// トラ おーいナナ ここに居ていい、// ばーか 揺れていたわよ。シュウスケ:並べてくれていた。長年の引け目が無くなった。// サトルのお父さんとお母さんは血が繋がってなかったの // 北海道へ 叔母さんが箱の下に何か コロボックルか ナナ ナナ 俺を1人にしないでくれ 僕はサトルを置いて行ったりはしない 虹 僕達は多くの 多くの物を見た。・・・・ 引き取れない 姉夫婦は引き受けた ランボルキーニ 車が好き 両親は車にはねられた 血は繋がっていない 何処へもやりたくないハチは連れていけない 小倉の叔父さんが引き取ってくれる // 叔母さんは猫が苦手 3人暮らしに慣れてきた 病院も長くなった 臭いは変わらなかった この臭いから戻って来た生き物はいない。食事 少しでもう食べれない。 僕はサトルの猫にしてくれた時嬉しかった サトルと暮らした年を覚えている。最期まで笑って過ごしたら幸せをに成れるよ。入院 僕の荷物も 扉が。おい開けろ僕を連れていけ。ナナ御免な。大好きだよ ばーか 戻れ 戻れ もどれー 僕は最期までサトルの猫でいるんだ。心配いらないよって ナナに。毎日窓の外を見た ひどい雪。あれ 僕の窓に 同じ庭なら会える 車イスのサトル ナナ 僕はもうサトルの側を離れない ノラになった 北海道の冬は手強いが また明日必ずここで会おうね。ナーオ ナーオ 連れてきては、聞かないで下さい だめとしか言えません。サトル ナナよ。御臨終です ピーーー サトルを連れて帰りましょうね サトルは幸せと信じていいか。// 桜が咲いた 僕のリポートも終わりに近づいた。サトルが皆に渡してくれって、お祖母ちゃんと。バイト。あいつ笑顔で別れたかったから 笑顔を持って行きたかった、サトルは幸せだったわね 当たり前だ 今年も雪 ある日拾って来た 初めまして 君が次の猫 サトルが来るのはこの野原 僕は、サトルの猫だ この虹の向こうには素敵な物が有るのかな 多くの物を見た 愛しい人の笑顔 先に行った人 ありがとう 来る人 地平線の向こうで 合うだろう。
  • 満足度★★★★★

    今年初の五つ星♪良いお話でした!
    猫好きのサトルが自分の猫ナナと住めなくなった…。
    ナナの引き取り手を探すべく、昔の小学校、中学校、高校・大学の頃の友人を尋ねるが、サトルは自分確認の旅をナナとすることなる。

    いや~、ナナとサトルの強~い絆、サトルの健気さ、ナナの想い、本当に、涙が溢れました!
    良いお話でした♪
    そしてこの良いお話を、ストレートに心に届けてくれた役者さんに感謝!

    今年初の(満足度)五つ星です!

    ネタバレBOX

    猫好きのサトルが自分の飼い猫ナナと住めなくなった…。
    ナナの引き取り手を探すべく、昔の小学校、中学校、高校・大学の頃の友人を尋ねながら、サトルとナナは自分確認の旅をすることなる。

    一番最初に尋ねたのは、小学校の頃の友人コースケ。
    小学校の頃、コースケは捨て猫を見つけ飼おうとするが、父親に反対され断念。その捨て猫ハチはサトルが飼う事に…。
    そして小学校の修学旅行の時、サトルの両親が交通事故に遭い他界。
    サトルは叔母に引き取られる事になった。
    その際、叔母からサトルは両親の実の子供ではない事、両親は子供が出来ず悩み、産みの親から見放されたサトルを引き取って実の子として育てた事を聞かされる。
    両親を失い、最期の家族となったハチだったが、検事の叔母は転勤が多いため、ハチを飼えない事になる。

    コースケはハチを引き取ろうとするが、再度、父親の反対で断念。
    仕方なく、ハチはサトルの遠い親戚の所に預けられる事に…。
    大人になったコースケだが、相変わらず父親に頭が上がらず、生業の写真館を継ぎ、結婚後も、父親の干渉から奥さんを守れず、奥さんは実家に帰り別居状態に…。
    今回、コースケはナナを飼おうとするが、ナナを見る度、飼えなかったハチを思いだし、父への恨みの気持ちが深くなる。
    ナナはナナ、ハチではない。
    サトルは、コースケが過去の父とのいざこざを振り払い、奥さんと新たな一歩を踏み出すためには、ナナではなく、コースケと奥さんが選んだ新しい猫を飼うべきだと提案し、ナナを連れて帰る。

    次に尋ねたのが中学校の友人ヨシミネ。
    中学校時代、ヨシミネの両親は離婚し、祖母に預けられる事になるが、同じような境遇のサトルとヨシミネは親友になる。
    中学校の修学旅行、旅先がハチを預けた親戚宅に近かったため、サトルはホテルを抜け出しハチに会いに行こうとするが、先生に見つかってしまう。
    ヨシミネはサトルが叔母に心配かけたくないという事情を察し、ヨシミネは罪を全て被りサトルをかばう。
    そんな2人の行動を全て暖かく見守ってくれたヨシミネの祖母も他界し、ヨシミネはチャトラの猫と暮らしていたが、小さく弱々しい子猫だったので、ナナはチャトラを鍛える事に…。
    その様子がナナとチャトラが喧嘩しているようだったので、サトルはナナをヨシミネに預けるのを断念。

    次に向かったのが、高校・大学の友人スギとチカコの夫婦。
    2人はペット同伴可なペンションを経営。
    チカコはサトルを歓迎するが…。
    サトルとチカコがお互い惹かれていたが、叔母の転勤でサトルが引っ越しする事になり、離ればなれに…。
    そんなこんなで、スギとチカコは付き合いだすが、スギとチカコは大学でサトルと再会する。
    スギはサトルとチカコが再び惹かれ会うのを恐れ、サトルがチカコを好きだった事は内密にしていてくれ、サトルに頼む。
    それ以来、スギはサトルに負い目を感じていた。
    スギの飼い犬もその負い目に気づき、サトルを追い返そうとしたため、ナナと喧嘩となり、ここでもナナを連れて帰る事になる。
    帰り際、スギの負い目に気づいたサトルは、チカコに「高校時代、チカコが好きだった」事をカミングアウトするが、チカコは笑い出してしまう。
    スギが思う以上に、スギとチカコの絆は深く、スギがサトルに負い目を感じる必要が全く無い事をサトルは分かっていた。

    サトルは僕がノラになる事を心配しているけど、僕はもともとノラなんだ。それよりもサトルと過ごした楽しい思い出が出来ただけで、僕はとっても幸せなんだ!
    この旅を通じて、ナナとサトルは、富士山や大海原、空一杯にかかる虹など、世界中のどんな猫と飼い主よりも、たくさんの思い出を重ね、改めてお互いが必要としあっていることを認識する。

    そして最後に辿り着いたのは、叔母の家。結局誰にもナナを預けられず、叔母の家に。
    叔母は検事を辞めて弁護士になったため、ナナを飼う事が出来るように…。
    でも実は叔母は猫恐怖症…、徐々にナナとの距離を短くしていくのだった。

    そんな日常の中、サトルは叔母の家から病院に通いだす。
    ナナを飼えなくなったのは病気のためだった。
    徐々に弱ってゆくサトルをナナは暖かく癒す。
    そして通院ではなく入院する事になったとき、ナナは叔母の家を飛び出し、いつでもサトルと会えるよう、病院の近くでノラとして生活し出す。
    サトルが最期を迎えるとき、叔母はナナを病室まで連れて行き、叔母とナナに見守れらながらサトルは臨終を迎える。

    お葬式に集まった昔の友人達同士も、サトル繋がりで仲良くなっていた。
    その後、ナナは叔母の元に戻り、ナナも最期の時を迎えるが、ナナは最期までサトルの猫だったよと、待っていてくれたサトルに告げる。

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