《満員御礼》雑種 晴姿 公演情報 《満員御礼》雑種 晴姿」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2015/07/26 (日)

    参道の草だんご屋さんを舞台とした、あやめ十八番さんの『雑種 晴姿』、池袋で観てきました。

    ネタバレBOX

    老舗の団子屋・小堀屋。主人である父親が入院不在の中、母と娘3人、そしてお手伝いさんの女手だけで店を回す日々。でぇ、おはなしは、せっかく高校3年まで進んだのに、ドロップアウト気味の小堀屋の三女と、その彼氏との成り行きをメインに、喫茶店のマスターと彼を励ます亡き妻の幻影、めったに当たらない易者と謎の女(実はお稲荷さんの化身)、ある願掛けのために百日詣をしている若い女、の各エピソード、小堀屋の日常描写を合い間にはさんで、テンポ良く語られていきます。

    あやめ十八番さんの前作『長井古種 日月』が、この劇団さんにしては奇想天外(注.それはそれで評価できます)だったのに比べると、本作は「手慣れ感」の強いもの。さらにテンポの良さまで加わったのですから、今までの作品の中では、個人的にイチバン手が合いました。

    あと、印象に残った役者さんなんですが、まずは、もちろん(笑)! メインエピソードのヒロイン・三女役の小口ふみかさん。
    それから、喫茶店のマスターの亡妻役・片桐はづきさん。ロ字ックさんの『媚媺る、』以来となりますが…またもや胸にグッと来ました、とさ。
  • 満足度★★★★

    物語を紡いで……
    番外公演と銘打たれた今回の舞台は、老舗のお団子屋さん家族を中心とした15の短編が全体でひとつの物語を形づくる連作短編。

    いくつものエピソードがひとつひとつ結末を持ちながら、冒頭からラストに向かって繋がる「晴れ姿」の物語を描き出す、繊細なレース編みのような、いや、やわらかな団子を丁寧に餡でくるむような、そういう優しい手仕事にも似た物語。

    ひとつひとつの言葉や場面も、演じている役者さんたちの表情も、そしてあやめ十八番名物の生演奏と生歌によるカントリーの響きも、神棚を模した美術も、思い返すと愛しく感じられる、そういう舞台だった。

  • 満足度★★★★★


    金子侑加さんが構成員になられて最初の公演となれば、拝見せずにいられません。三姉妹の長女とは。ヤンチャな次女より、お淑やかな長女へのフィット感は高く、納得。それにしても、三姉妹のキャスティングが見事。従業員の荒井志乃さんも最高。昭和の匂いがプンプンする下町のホームドラマ風。オムニバス的な短篇をつなぎ合わせ、見事な構成と演出。お芝居って楽しいなぁと実感させてくれる作品だった。金子侑加さんの声色の変化に溶ける。家族でも敬語を使い、人を大切にする思いを含んだ柔らかな声に痺れた。三女の小口ふみかさんのしなやかさにトキメク。寝坊して家族に絡む姿のあるある感に笑いながらも、そのスタイルの美しさに惚れ惚れ。おまけに、表情が万華鏡の如く七変化。家族とのやり取りに見せる可愛らしさと、キリッと鋭い攻撃的な目と口元。また観たい女優さんです。差し込まれたもう一つの物語の喫茶店。妻の霊を演じる片桐はづきさんに泣かされる。いつものボソボソ語る台詞がマッチしていた。BGM(生演奏)をカントリーソングにした演出の堀越さんのセンスが光る。イイ作品に出会えた幸せに浸った。

  • 満足度★★★★★

    遅くなってすみません
    感想、ブログに書きました。
    http://ameblo.jp/kangeki-jyoshikai/entry-12057358644.html

  • 満足度★★★★

    あとを引く
    この話が、こう繋がって。この人があの人とこうなって・・・あ~~もう、なんて楽しいんだ!!前作よりシンプルで、とっつきやすいように見せかけて、の複雑さ。
    単純に済ませないところがやっぱりあやめ流。特に今回は、役者さん達への全幅の信頼が伝わってきて、観る側は、ただただ身を任せていればいいという心地よさ。四季折々の風景や心の機微までしっかり伝わってきて、会場全体が笑いと涙と郷愁に包まれていた。

    ネタバレBOX

    熊野さんいろんなこと出来すぎです。出来すぎくんです。
  • 満足度★★★★

    初・短編集
    熊野さん最高!大塚さんほんとモンスター!すごい!
    見た日からしばらく経って、突然、小堀家の入院中のお父さんのことを考えて泣きそうになったりしました。あとからじんわり効いてきます。

  • 満足度★★★★

    みてきた
    よさげな感じでしたけど、1時間くらいで時間が気になりだしました。

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