新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』 公演情報 新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    無題1165(14-213) 「7月の夜」
    20:00の回(雨、強風)、19:30受付、19:45開場、20:05開演~21:12終演。

    荻窪のスタジオ以外で観るのは初めてです。開演前は、全体に暗いのでどのような舞台になっているのか見えません。

    始まってみると...非常にゆっくりとした動きが中心で、舞台全体から受けたイメージは「エイリアン」の巨大な宇宙船の内部、地底深い暗黒の渓谷...異世界...2体の生物が蠢く暗黒の世界。

    ネタバレBOX

    大きな黒い布が幾層も垂れ、奥行きを強く感じます。照明の位置によって全体の印象も移ろい、ヒトではない「何か」がそこにいて...弱っているのか、闘っているのか.生存について.強烈なものが漂ってきます。
  • 満足度★★★★★

    無題1164(14-212) 「空時計サナトリウム」
    20:00の回(雨→曇)。19:30受付(予約時の整理番号)、19:45開場、20:03前説、20:04開演~21:02終演。

    開演前、舞台上、暗くてほとんど見えませんが,正面の壁、左右に正方形の照明があたり、鼓動のように時を刻んでいます。

    男の独白とダンサーの鬼気迫る動き。

    ポーランドの作家シュルツの作品...だそうで、先日、同じこの会場でポーランドのカンパニー「Amareya Theatre」の「Nomadic Woman」を観たのが偶然ではないように思えます。

    ネタバレBOX

    天井から吊られた棒状の照明(列車のつり革)が左右に揺れ、座っている者のカラダもわずかに揺れる。

    男の声が響き、ダンサーはその声に導かれているかのように動く。

    演劇的なシーン、ダンスのシーン、心理的な情景が照明の変化とともに客席に伝わってきます...列車の中、黒い森、病室のベッド、会場全体がサナトリウムの様を呈し、星空であったり怯えた心であったり、驚異的。

    ひとりの看護婦(白)を除いて、全員黒い衣装(伊東さんは黒い手袋まで)、、黒いマスク、周囲の壁にもダンサーの黒い影が映り、一人が数人にも見えます。

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