ドッグウェイ 公演情報 ドッグウェイ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    小劇場系団体主宰えれじぃ
    とある二次会が進行する中、長期間公演していない劇団の主宰でもある店長は過去を回想し…な物語。小劇場系役者裏話として「ありそー」や「さすがにそこまでは…」なネタ満載で終始ニヤニヤ。
    そして冒頭のリプライズかと思わせてのラストに「そう言えば…」と気付かされる。
    なお、トップシーンで階下から聞こえる山手線ゲームの「エロく聞こえる言葉」が、河西さんのツイートと関連していてワロタ。

  • 満足度★★★★

    「間」が面白い
    人と人との間にある微妙なズレをとてもうまく描いていた。
    その「間」がとてもよかった。

    役者さんたちもとても良かった。

    ネタバレBOX

    本人にとっては重要ではあるが、
    他人から見たらどうでもよいようなことにこだわって、
    一番重要なことが対話できなかったり、
    あるタイミングを逃して、大切なことを言いそびれてしまったりというようなことは、誰にでもあることだ。
    そして、それらの些細なことの積み重ねで人生の行路が大きく変わってしまうこともある。

    ある劇団主宰者(作・演出家)の物語であり、
    表現を行っている者にとっては「あるある」要素の多い内容ではあるが、
    そこで語られていることはより普遍的。
    どんな人でも経験があるだろう、自己と他者との行き違いの物語。

    観終わった後、「そうだ、自分の人生でも、こういう些細なことで、無駄な争いや、行き違いをしているな」とつくづく感じた。他人の物語だと距離をとって見ることができるが、自分のことだとなかなかそう上手くはいかない。


    河西裕介氏自身が、「国分寺大人倶楽部」活動休止後の自分の状況を、この物語にどこまで反映させているのか、反映させているフリをしているだけなのか、その辺の微妙な感じも面白かった。


    演劇的には、その関係性のズレを、「間」を使ってうまく描いている。
    もっとテンポよくオチを付けて観客の笑いを誘うことは容易なことだろうが、
    あえて宙づりの空間をそのまま提示している。
    その演出が、なんともモヤモヤした感覚を観客に覚えさせ、
    時にそれがツボに入ると異常に可笑しく感じられる。
    面白かった。


    最後のシーンが、冒頭のシーンとほぼ同内容なのだが、ほんの少しだけ変わっている。その作りも素晴らしい。
    同じ部分でも、冒頭と最後では見え方が違う。それに、その違うの部分を深く考えることになる。
    (これは、河西氏が以前発表したStraw&Berryの『マリア』の構造と同じだ。)
  • 満足度★★★★

    無題1057(14-096)
    19:30の回(晴)。19:00受付(チケットレス)、2階に上がって手前が客席、奥、左のカウンターがメインの舞台。中央に(やや斜め)テーブル、椅子(4脚)、奥にはソファ、カウンター手前にスツール。前2列はちっちゃな腰掛け、3列目以降が椅子席。椅子に座っているシーンが少なくないので、手前側の椅子(2脚)の真後ろより、右壁寄りの方が観やすいかも知れません。
    19:16、19:22前説(開演5分前から階段、手洗い使用不可、75分)、19:32開演〜20:45終演(役者さん揃っての挨拶なし)。

    「観たい!」にも書きましたように、昨年9月、山口典子さん、@渋谷3D STUDIO CUBE、3Dスキャンのパフォーマンス(@_@)を観に行きました。そこに緑茶麻悠さんが出ていらして(当日は、スタジオスタッフの方だと勘違い…)、いつかお芝居を観たいなと思っていました(「増殖にんげん」2011/8@LE DECOを観ているのですが、当時は誰が誰だか分からなかったので)。

    起きているのか、夢を見ているのか。濁った記憶と、濁ってゆく風景。

  • 14:30。
    始めるのは勢いでも出来て、続けるのが一番大変で、終われないのは性質が悪い。劇団だけでなく全てにおいて通じるでしょうね。
    それこそ後者の2つは相容れない。それほどの結果も残さず引退したのに口出ししてくる部活の先輩みたいな。とっとと次の場所に行けよ、的な。

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