田中美沙子/ダンスパフォーマンス『鳥籠が鳥を探しにいった』(アフォリズム、短編より) 公演情報 田中美沙子/ダンスパフォーマンス『鳥籠が鳥を探しにいった』(アフォリズム、短編より)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    無題1008(14-047)
    19:30の回(曇)。18:50、1Fで待っているともう受付をしていると声をかけられ、階段を上がります。右手、ショップで受付。開場まで待つようにとのこと。サイトでは「Open19:00」とありましたが19:20開場でした。会場は1F、外から見て左側のガレージのような、倉庫のような場所で、コンクリートむき出し。入る際、足元に注意と...水が入ったグラス...コップ~花瓶大のものまで...形も大きさもいろいろ、が四角く並べられ、座席はL字型。反対の壁、踏み台があり、少し高いところに椅子とキャンドル。19:43開演、突然現れ、床に「Franz Kafka」と白い文字を書きなぐる、何行も何行も、憑かれたように~20:36終演。

    田中さんは仙川で2回「うぶ毛しっぽと白髪まつげ(2012/6)」「闇とルシフェリン(2013/7)」を観ました。本公演、ダークな雰囲気(グラスに張られた水の内側(田中さん)と外側(観客)、漂う冷気、スモーク、無音、BGM...狂気との境を観ているようでした。

    ネタバレBOX

    仰向けで手足を激しく動かす、座る、立ち上がる。途中、語りが入りますが、カフカの一節だったのでしょう。左手をグラスに突っ込む、跳ねる水、残ったものを飲み、頭からかける、踏み台を使ってやや高いところに上り、椅子に近づく、椅子の上にはラメパウダーのようなものがあり、全身に塗りたくる。床に降り立ち激しく舞う、コップを数個内側引き寄せ円をつくる。胸元から小さなプラスチック容器を取り出すと、中には黒い液体、ポタリポタリ...円に沿って黒い沁みができる。線香花火を口にし...燃え尽きる。

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