ブサイクな彼女 公演情報 ブサイクな彼女」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    深読みできれば傑作
     彼女、エミ役の強烈な個性を演じたデス電所の山村 涼子の熱演が光り、煮え切らない、グズグズのフリーター、タイゾウを演じた同じくデス電所の豊田 真吾のきめの細かい演技が光る。

    ネタバレBOX

     サブストーリーに、死んだ彼から伝染性の病をうつされ、自らも死を迎えようとするマユが、その不条理を晴らす為体を売るという絶望譚が、並行的に演じられることで、物語を深い物にしている。
     片や、絶望の中に光を見、他方、絶望に闇を見るという対比の奥に、支え合う人間の深い愛を描いていると読みこめば、これは実に深い作品である。
  • 満足度★★★★

    劇場は狭かったが
    作品は深く楽しめた(^^)

    舞台セットはシンプルながら、
    さまざまな工夫がなされており感心致しました。

    登場人物のキャラクターもユニークながら、
    生活感ある力強い感じが観ていて爽快でありました。

  • 満足度★★★

    ブサイクじゃない
    山村涼子さんが良かった。とてもよかった。ちっともブサイクじゃない。むしろ男前。
    でも、関西弁はずるい。あれ、標準語だったらそこまで魅力的にならないもの。
    石原さんは、地味な役でもクスッと笑わせてくれる。

    ネタバレBOX

    死神が最後いなくなったのは、都合よすぎる気がした。
    エミとよりを戻して(とは違うか)子どもが生まれることになって、タイゾウが死神に泣きついた時も「ダメ」って断っていたじゃない??
  • 満足度★★★★★

    げに
    恐ろしきは

    ネタバレBOX

    死神は近々死ぬ運命にある人間のそばにいて、死ぬまでの経緯を淡々と見届けるのが仕事、げに恐ろしきは生きた死神。

    美しく清楚に見えた彼女こそが生きた生物兵器、生きた死神でした。粘膜感染により彼氏から急性の死に至る病気を移され、彼を恨み世を恨み、誰でもいいから多くの他人を道連れにしようと企てた彼女。

    何事にもグズグズで、恋人エミに対しても今ひとつ真剣ではないタイゾウなら、死ぬと分かったらやけになって浮気みたいな行動を起こし、しかも自分から積極的にナンパするようなタイプでもないので、手近な死神に死にそうな女を紹介しろと迫り、そして美人を紹介すれば絶対にキス以上のことをして感染して確実に死ぬであろうというシナリオ。

    タイゾウのところに死神が来なかったら感染症の女性に会うこともなく、死ぬこともなかったのに、タイゾウに死が近づいたとして死神が現れ、一連のサイクルに入っていく凄く矛盾した論理には頭がクラクラしますが素晴らしいです。

    結局、グズグズなタイゾウもエミのことを真剣に考え始めたことから浮気はせず、病気に感染することも無く、シナリオは崩れ死神も退散しました。死神は出会い系で知り合った新しい男のところへ行ったのでしょうか。

    清楚な彼女の捨て台詞は迫力がありました。

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