God save the Queen 公演情報 God save the Queen」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★

    心が騒いだ
    うさぎストライプ 
    よくある感じ。たいへん上手くまとめてました。だから何?という感じ。
    役者の声・BGMの音の量が雑。というか効果的じゃなかった。
    タカハ劇団
    空間と時間尺を上手く生かした作品。安心と安全の設計。
    鳥公園
    奇天烈だった。五本の作品の中で一番作家性があると思った。
    高低も上手く使って大きな空間がちゃんと使えていた。
    ワワフラミンゴ
    シンプルで演劇的、会話と身体で演劇を見せるということが一番出来ていた。どこででも出来る普遍性のあるクオリティーの高い作品。
    Q
    鳥公園も獣姦を扱っていたけれど、こちらの方がグロかった。凄まじかったけれども、下品。
    5本の作品を観て、なにが「クイーン」なのか「セイヴ」なのか、「ゴッド」なのかよくわからなかったけれども、観て良かった.

  • 20130914
    (^・ェ・^)はいけんしました!

  • 満足度★★★★★

    芸劇eyes番外編「God save the Queen」観ました
    (※評価の星五つは、企画に対してです。各団体への評価は下記)


     二年前の「20年安泰。」が、参加五劇団(当時は一つも知らなかった…)全て大当たりという奇跡の後の、第二弾。
    (今回は、Q関連のみ、名古屋AAFで市原佐都子作・にへいたかひろ演出「虫」を観ました。えげつなく素敵だった)
     送り手も参加団体も受け手も、プレッシャーが高い…



     今回は、各団体の出来のバラつきが激しく感じました。
     以下、それぞれの感想です。


    [ うさぎストライプ「メトロ」 (作・演出 大池容子) ]

     ぱっと見て、ままごと「わが星」かマームとジプシーの練習風景にしか見えない…。内容は深いらしいが、私には全く残らず。
    【評価 ☆☆】


    [ タカハ劇団「クイズ君、最後の二日間」 (作・演出 高羽彩) ]

     拾ってきたネタを頭でいじったような戯曲・演出。役者もぎこちなく、美術の使い方も感覚に訴えず。
    【評価 ☆☆】


    [ 鳥公園「蒸発」 (作・演出 西尾佳織) ]

     女性二人の共有するえげつなさとj叙情性を、丁寧な演技で見せる。特に役者力が光った(相当距離が離れてるのに同じ空気を呼吸している二人…)
    【評価 ☆☆☆☆】


    [ ワワフラミンゴ「どこ立ってる」 (作・演出 鳥山フキ) ]

     ゆるふわな語り口でぬけぬけと不条理。観客を混乱へ招く、唯一無二の持ち味。
     ほとんどの観客がふつうに笑っていたけれど、じつはとんでもない事が20分間、舞台上で継続していた。。。(しかし、かわええのうw)
    【評価 ☆☆☆☆☆】


    [Q「しーすーQ」 (作・演出 市原佐都子) ]

     訳わからんわwww 破壊力と表現への切実さがピカイチ。
     役者も妙にハマっている(エイ娘ステキww)共通理解が行き届いている。
     特に好き嫌いが分かれそう。
    【評価 ☆☆☆☆】



     うさぎストライプ、タカハ劇団はノレず。
     鳥公園、ワワフラミンゴ、Qが秀悦。

     上演時間20分間・共通の舞台美術などの括りで、救われた団体・真価を発揮できなかった団体もあるかもしれませんが、全て、本公演を観たくなりました。(徳永京子さんへの信頼が理由の大半ですが)


     このシリーズ、ぜひまたやってほしいなあ(地方在住者にはありがたい限り)。

  • 満足度

    演劇やめれば
    5劇団とも作品になっていない。
    いくらなんでもひどすぎる。

  • 一応行きました。
    台風で電車が動かず、前半1時間観る事が出来ませんでした。
    後半の3劇団を鑑賞して、漠然とですが同じような空気が続いた気が
    Qさんはインパクトありそうですが、個人的にはそうでもなかったので
    ワワフラミンゴさんだけは毒が全くないので、この方向で押されると
    本公演では麻痺してしまうような力があるかもしれないとチョット思った。
    3時間以上電車に監禁されてたので観劇前からテンション低くて
    楽しめなかったのかもしれないなぁ、台風のボケ

  • 満足度★★★★

    God save the Queen
    前半2劇団、どうしようかと思ったのだけれど、鳥公園、ワワフラミンゴ、Qの後半三劇団の流れがとてもよかった。会話で物語を動かしていたし、内容も不思議とつながっていた。それぞれ「~のようだけれど実は・・・」な作品でわくわくした。ショーケースなので劇団の実力を発揮できなかったところもあったのかもしれませんが、良さ、悪さのエッセンスをつまみ食いできたのでよかったのでは。
    正直女性だから~のくくりはあまり好きではないし、実際作品もそう観たら失礼だと作品から聞こえてくるようだった。

    うさぎストライプ(★★この作品は退屈だったけれど他も観てみたい)
    タカハ劇団(★★)

    鳥公園(★★★★)
    ワワフラミンゴ(★★★★★)
    Q(★★★★)

  • 満足度★★★

    全て初見の劇団さん。
    全て初めて見る劇団さんだったので、
    色や雰囲気を楽しめて良かった。

    うさぎストライプさんとワワフラミンゴさんは
    本公演を観たいと思いました。

  • 満足度★★★

    個性と共通性を感じ取れるショーケース公演
    素舞台、上演時間20分という枠組みの中で、5団体それぞれの個性とある部分では共通した雰囲気が感じられ、興味深い企画でした。

    うさぎストライプ『メトロ』(☆☆)
    地下鉄の中での2組の男女のエピソードを描いた作品で、相対性理論の曲に合わせて、12脚のスクール椅子を用いて物語とは異なる運動的・作業的な動きが繰り返され、身体的な高揚が次第に精神的な高揚に見えてくるのが印象的でした。おそらく地下鉄サリン事件に言及していましたが、唐突に感じました。
    音楽が大きくて台詞が聞き取りにくい場面が多かったのもあり、音楽にパフォーマンスが負けている様に思いました。

    タカハ劇団『クイズ君、最後の2日間』(☆☆☆☆)
    「2ちゃんねる」に実際に書き込まれた自殺予告者のやりとりをベースに、繰り返しが続く単調な日々が描かれ、生き辛い現代社会の閉塞間が伝わって来ました。
    シーン毎に異なる数秒の物音のループで流されたり、政治用語による卓球山手線ゲームのシーンが挿入されたり、段ボール箱で作られたオブジェが次第に一つの大きな形になって行くといった手法がテーマに合っていて効果的でした。
    今回の5作品の中では一番完成度が高いと思いました。

    鳥公演『蒸発』(☆☆☆)
    アダルトビデオで自慰行為する男を双眼鏡で観察する女と、その女と同居する女との2人芝居ですが、単純な対話劇ではなく、相手に成り変わって喋ったり、客席に説明する様に話したりと、主体/客対が揺らぐ様な構成になっていて興味深かったです。
    音楽無しの中、下ネタなのに嫌らしさが感じられない話が淡々と進み、独特の乾いた雰囲気がありました。

    ワワフラミンゴ『どこ立ってる』(☆☆☆)
    成立していない会話がほんわかとしたムードの中で繰り広げられる、癖になりそうなとぼけた味わいのある作品でした。
    ステージの上手にテーブルと椅子が置いてあり、基本的にそこに座って会話が進むという小じんまりとした空間の使い方が不思議でした。訴え掛けるメッセージもなく、無理に笑いを取ろうともしない、エゴが感じられない柔かい雰囲気が素敵でした。

    Q『シースーQ』(☆☆)
    寿司屋の娘と、そこで働いていた2人の人間以外の生き物とのハーフの女の物語が漫画的に描かれ、奇妙な生々しさがありました。序盤では児童劇の様なオーバーな演技に寒々しさを感じましたが、魚介類の写真や春画が壁面に大きく映し出される辺りから赤裸裸でカオスな雰囲気になり、引き込まれました。
    他団体がワンシチュエーション的な空間演出だった中、映像や照明によって空間の質が一気に変わる感じがあって新鮮でした。

  • 満足度★★★★

    それぞれの作品に見応えあり
    初日を拝見。

    ショーケース形式という説明がありましたが、一本ずつの作品にガチな見応えがあって、今旬の女性主宰劇団を紹介されたという感じよりも、上質な5本の舞台にそれぞれ別腹で満たされた印象が残りました。

    ネタバレBOX

    5劇団とも作品を観たことがあって、この企画のフライヤーを初めて見たときから、けっこうわくわくしていました。
    で、実際の作品をみると、それぞれにこれまで観たものにはないさらなる作り手の引き出しを感じることができて、従前の期待をも大きく上回った充実の作品群になっていました。

    ・うさぎストライプ『メトロ』

    開演前からタイトルと並んだ椅子が、駅のベンチや地下鉄の車内を想像させるのですが、そこに役者たちが現れると更なる密度がうまれて。一つのシーンから時間が解けていきます。
    歩くことや走ること、時に風景が紡がれ、あるいは記憶の断片が切り出され、時間が行き交う。
    音楽と身体が刻む時間、ダンスのシークエンス、そこには、今があって、今抱く記憶があって、失われたものがあって。
    椅子を並び替えて道を作っていくその表現がとても秀逸。想いの時間をとどめ、前に進め、再びとどめる。
    記憶は、時にダンスのごとく軽やかに、疾走感を持ってめぐり、あるいは突き当たるような慟哭を伴って、いくつもの温度と質感で、残されたものに、そして観客に蘇る。

    実をいうと、登場人物の死に関して、ワンラインだけ、地下鉄史上おそらく最大の事件を示唆する表現が差し挟まれた(濡れたビニール状のもの云々)と理解したのですが、そのあたりだけがちょっとあいまいに感じられました。

    でも、舞台全体を使って描かれた想いの風景には、みるものを柔らかい滅失感とともに豊かに取り込む力がありました。

    ・タカハ劇団『クイズ君、最後の2日間』

    当日パンフレットとタイトルから、描かれ るものの外枠は示されていたのだが、それでも最初は舞台に散乱したキューブ状のイメージと、差し込まれる漫才や政治用語のラリーにすこしとまどってしまう。
    しかし、程なく、ランダムに揺れ動くようなイメージが次第にフォーカスを絞られ、一人の男性の自殺までの2日間の道程とその心風景、さらにはそれをとりまくネット上を含めた風景となって観る側に広がっていきます。

    事実の淡々としたクリアさとそのあからさまさ、手にとるように感じられながら決して手が届かないような距離感の捕まえられなさや乖離感、さらにはその中間に去来する様々な社会の景色や内心のありようが、集約された時間の厚みとして織り上がっていく。

    バラバラに舞台に置かれていた箱の塊たちが、いろいろに重ねられ、組み替えられ、時に隅に押しやられてスペースが生まれ、やがて中央に集められて一つの意思のごとく形成されていくその姿が、画像の文字と役者たちの台詞に編まれていく心風景に次第に重なり、男の結末のありようとなって。

    舞台中央に形成された意思の形と、突然に訪れるラストの衝撃に息を呑みました。

    これまでに観た作り手の作風とは異なる語り口から組みあがり訪れる感覚に、目を瞠りました。

    ・鳥公園『蒸発』

    屋上のような場所から男の自慰や欲情やあまつさえ鶏を犯す姿を見る女性と、ゆったりとソファーに座り鶏もも肉を食べる女性。

    その行動や会話が次第に結びつき、やがて女性の求めるものの表裏へと編みあがっていきます。

    視覚からの直情的な高揚を伴った一面と、ゆっくりと味わい取り込むことへの感覚が、なんだろ、命を注ぎ込み食する感覚と折り合いをつけていく感じが、男性にとっては未知で生々しい女性に内包されたものの普遍にも感じられて。
    なんというか、その激しさとたおやかさとに、自らのジェンダーでは理解しえない禍々しさと強さと隠さない真正直さに捉われる。

    二人のありようの異なりと連鎖が、女性の自らへの感覚の主観と客観が縒り合されることで生まれる感覚を導き出して。

    この作品、女性が観たらどのように感じるのだろうか。とても良い意味でジェンダーによって感じ方にかなりの差異が生じる作品かもしれないとも思ったことでした。

    ・ワワフラミンゴ『どこ立ってる』

    作り手の公演にはこれまでに何度も訪れているのですが、今回のように広い舞台で観るのは初めて。
    毎回作品を観るたびに思うのですが、どうすれば、ここまでに一瞬去来するものを形に作りこめるのだろう・・・。
    刹那の感覚が、時として質量すら失うほどに恐ろしいほど研がれ、観る側はその味わいをすっと供される。しかも、その解像度は空間が広くなってもまったく遜色ない密度を保ち、むしろ広がりがあることでの、新たな感覚での表現が生まれていて。

    走る速さと歩く速さのアンバランスは滑稽でありつつ、そこから観る側が感じるずれの感覚の既視感に思い当たる。腕だけが出ているものを広い舞台に引っ張り込もうとするときの隠れた側のためらい方なども、その人物の心情を内と外の両方の視座からしなやかに描き出していく。

    一つのシーンの、一つの会話や一つの動作や呼吸までが、とても丁寧に良く作りこまれていて、現われるものがとてもクリアで上質の可笑しさがあって。でも織り込まれるウイットは観る側をしなやかに捉えつつ先に一方で観る側にやってきたときに、何かを共振させるような汎用性を兼ね備えているのです。

    ほんと、この感覚、癖になるのですよ。
    舞台の絵面の淡白さや物理的な時間の短さと、受け取ったもののボリューム感がすてきに異なって感じられたことでした。

    ・Q『スーシーQ』

    冒頭こそ、どこか奇異な、奇想天外な世界にも思えるのですが、やがて筋が通り、顛末が解けて、そこに差し込まれる表現たちを支える骨格になっていく。

    役者たちの動作に圧倒的な切れがあって、一人ずつの身体が表すものにメリハリを持ったしなやかなデフォルメがあって、その刹那ごとの印象があとから追いついてくるような不思議な感触に惹き込まれてしまう。
    映像も、表現しようとするものを、時に示唆し、あるいはあからさまに照らし出して。

    この作品を説明するのはある意味とても難しくて、舞台に演じられることや美術、照明、役者の秀逸な表現力などはあるがままに言葉にできるのですが、理屈よりも一歩感性よりの部分で観にる側に渡される命を繋ぐことと食べることの重ね得ないなにかの交わりの感触は舞台表現だからこそ表し得るように思えた。
    終演後もその感触が、解けずにやってきたままに残っておりました。





    *** ***

    観終わって、作品ごとに、人によって合う合わないというのは、どうしても出てしまうのかもとは思うのですが、たまたま私的には好物ばかりが集められていたこともあり、団体それぞれの描く志や、それぞれに異なるベクトルの豊かさに心を奪われて。

    単に短編と括りえない、それぞれにしっかりと質量をもった5作品に、がっつりと満たされたことでした。
  • 満足度★★★★

    面白かった
    うさぎとタカハ以外は初見。ワワフラミンゴ面白かった、そんなセリフで笑いをとるとはすごいと思った。
    全体的には君ら恋するマンスリーデイに書いたのか、と思うくらいすこし生臭かったかな、ごめんなさい。
    アフタートークの徳永さんが何回も演劇本の出版を遅らせたとは思えないくらい普通の感じだった。

  • 満足度★★★★

    女性らしさが出た130分
    二人芝居あり、軽快なテンポのあった芝居あり、女性らしさなガールズ芝居あり、さまざまな女性劇作家5人の作品を見て、10年、20年と見届けるこれからの劇団だなあと感じました。本当に女性らしさが出た130分でした。

  • 満足度★★

    わたしはQだけ!
    若手注目劇団のショーケース。5劇団参加で一劇団20分ずつ。セットチェンジを3分ぐらいで。全部未見。

    全体的に楽しめなかったのだが、最初の劇団の冒頭に相対性理論の曲がかかるんで、それがその後の2時間を支配した感じ。5劇団が曲に負けたんじゃなかろうか? ネタバレと受け取らずに、油断しないで、という意味で。私は油断してたので、やくしまるえつこにやられました。

    とはいえ、最後のQは好き。

    アフタートークは湯山玲子。キムギドクの新作見なきゃ!

  • 満足度★★★

    QUEEN
    Q以外は、本公演見たことあり。AT面白かった。

    ネタバレBOX

    「メトロ」(うさぎストライプ)
    メトロでの女と男…好きだった女に告白できなかった男が告白する話と、プロポーズされた女と死んじゃった男の話。
    妙でかわいい動きと男女の心を写すという感じ。結構好きだけど。

    「クイズ君、最後の2日間」(タカハ劇団)
    某ネット掲示板で自殺をすると宣言した「クイズ君」をバックに若者の苦しさを映し出すといった感じ。
    つまらなくないけど、シャープな感覚がほしかった。ラストの「ドシャ」って紙の演出が、どこに行き着くのかみたかった。

    「蒸発」(鳥公園)
    31くらいの男のオナニーを覗く女とデートに出かける女の話。
    つかみどころがわからんかった。

    「どこ立ってる」(ワワフラミンゴ)
    一番面白い。前3本が変化球な感じだったからか。ゆるい会話に癒された。ATでも唯一話に出てたし。

    「シースーQ」(Q)
    すし屋店員らの会話。
    やはりつかみにくい。


    全体的にしゃべりが聞き取りにくい箇所がぽつぽつあったのが気になった。あと舞台サイズに合った演出が見たかったなと思う。
    ATで言ってたような、痛い実体験とかを舞台にのせちゃうって作品でないのは確かだと思うし、その点嬉しい。ただ、面白いと言い切れないとこが残念。
  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    前作の【20年安泰】に続く、今後期待される若手劇団シリーズの短編集だ。

    今作は、【うさぎストライプス】 【タカハ劇団】 【鳥公園】 【ワワフラミンゴ】 【Q】という女性主催の劇団のみで構成されている。


    今作は、出来の良さと悪さが顕著に現れた劇団が多かったが、その中で、既に実力派のタカハ劇団 【クイズ君、最後の2日間】は見応えたっぷりだ。

    2ちゃんねる好きのクイズ君の自殺までを描いているのだが、クイズ君が自殺を行った理由を問いただす物語ではなく、彼の社会との関わり方を描きながら、決して彼の内面には触れず、生きてきた外枠を描きつつ、後方では現代社会の情勢を描いている。決して自殺するとは思えない彼の生き方を見ながら、最後にはあっけなく自殺してしまう展開には衝撃を受けてしまう。
    彼の自殺する原因が分からないから、彼の内側ではなく、生きてきた足跡を辿っていけば分かるのではないか?と作・演出家の高羽彩が自身に問いかけて作った様な気がする。
    見応えのある、なかなかの傑作だ。

    そして今回のとんでも劇団を発見。
    それはワワフラミンゴの【どこ立っている】
    物語や展開すらないのに等しいので、流行りの現代口語演劇かぁ?と思っていると、それすらもなく、殆ど4コマ漫画の様な感じだ。芝居を観ていると、たまに戯曲の出来の悪さに物語が破綻してしまい、観るに堪えない事があるのだが、意外にその後の展開が妙に面白いと思ってしまう時があり、まさしく今作は破綻してしまった後の面白さに似ている感じだ。ただ観終わった後には何も残らないというのは確実だが。
    でも気になる劇団だ。

    因みに、他の3つの劇団の出来の悪さには茫然とした。
    そして全体的に若手女性作家は、物語を作るという事に興味はないのだろうか?(タカハ劇団は除く)という疑問を持った短編集であった。

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