排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR - 公演情報 排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    フェアでストイック
    9/1に、TT、FFの両方を観劇。
    舞台上できちんと殺人の方法を見せるフェアでストイックな舞台。
    観客の疑問点についても、作演、役者陣が丁寧に回答してくれるところも
    好印象。

    前回王子で公演した
    「錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.」
    とは違い、今回は大仕掛や複雑なトリックはなく、
    登場人物の心情や動機に焦点が当たっている印象を受けました。

    焦点の当て方も、TTとFFでは違い、
    TTは一般的ではない動機にゾクゾクし、
    FFはより万人受けする内容でグッときました。
    両方観ることで、より今回の舞台の奥域を感じることができたと思います。

    王子ではまごころ18番勝負は、ミステリィを中心にやるとのことなので、
    次回も自分が想像もつかないような物語を見せてくれることを
    期待しています。

    ネタバレBOX

    少し気になった点としては、探偵が遅れて登場することで、
    それまでの事件の経過を説明する必要があるのですが、
    そこが何度も観劇すると、冗長に感じました。
    (前回の王子での公演では、探偵も見ている前で事件が起こった)
    観客がもう一度反芻して内容を確認し、推理する時間にはなりますが、
    話の展開はそれほどないので、若干ダレる気がしました。

    後、劇団員の方々のレベルアップで舞台のベースがアップすると思うので、
    劇団員の方々のさらなる成長に期待しています。

    また、まごころ18番勝負初見だった方々で疑問などある方は
    若干の解説もあるこちらのまとめをご覧いただければと思います。
    http://togetter.com/li/558354

  • 満足度★★★★

    面白かったです
    初めてのまごころさんでした。ダブルキャスト、両方を観てきました。FF、TTの順です。それぞれ推理のアプローチの仕方が違っていてその辺も面白いと思いました。丁寧な推理で、確かに演劇的な派手さはなかったのですが探偵役の二人のちょっとした可笑しさにふわっと癒されたり、全体的にきちんとした演技をする方ばかりで好感が持てました。探偵役が女性二人なのも面白いなーと思ったところです。脚本的には男性キャストでもいいような気がするんですが、それだともっと堅苦しい印象になってしまっていたかなと。
    また観たいと思う団体さんでした。

    ネタバレBOX

    古典推理小説のような印象で、きちんと推理しながら追えるのがすごいなあと思いました。最初の照明が赤と緑だった事や、薄くなってくような明かりの使い方だとか照明も良かったです。舞台上ですべてを見せる推理物っていうのは相当ハードル高い事だと思うのですが、しっかりとした演技で見せてくれて推理小説好きな身としては満足でした。
  • 満足度★★★★

    丁寧に推理していく様は好感が持てます
    なかなか星の巡りが悪くて(笑)、舞台劇を観に行くのは久々でした。
    三ヶ月ぶりくらいかな。
    そのぶん、期待が高まっていました。

    観たのはTTです。
    全体を通して面白かったです。考えられる可能性を丁寧にひとつずつ潰して、
    推理していく様は好感を持てました。
    薬物などの専門用語も登場するので、
    推理過程などを、白板などに図として逐次書いてくれると、
    さらに分かりやすかったと思います。
    (テレビの刑事ドラマなどで、白板に写真や関係図などを表示するイメージ)

    あと、シリアス展開なので仕方がないとは思いますが、
    独白などでぼそぼそと呟かれたりするシーンが幾つかありましたが、
    最後列にいると聞き取りづらいです。
    いっしょに観劇した、隣に居た友人も、
    冒頭のシーンでは聞き取れないセリフが幾つかあったと言っていました。
    (前後のセリフで補完することで、
    全体としてどのようなことを言っていたのか推察はできました)
    次回公演では改善されていると嬉しいです。

    ↓ネタバレというか、気になったこと

    ネタバレBOX

    内部犯による薬殺を疑っているときに、探偵に茶を振舞うこと、
    そして誰も注意したり、止めたりしないことに違和感がありました。
    考えすぎでしょうか。
    (この時点では、まだ内部犯の疑いを持つ人が少なかったから?)

  • 満足度★★★★

    【TTチーム】観劇
    大学生探偵が本を読みながら可能性を挙げ、一つずつ潰していく様子はミスマープルのようでおしゃれでした。

    ネタバレBOX

    実の妹と近親相姦の関係にあった兄の、妹に対する執着心が招いた悲劇。

    妹が嫁いだ先で産んだ子は兄との間の子でした。その子は白血病で、兄はドナーとして適合しているみたいですが、妹との関係を繋ぎ止めたいために骨髄提供は切り札として残しています。もう一人子どもを作ることも、もし生まれた子がドナーとして適合したら自分との関係が途切れる恐れがあるので今では兄は心理的な意味合いで執着しています。

    兄は骨髄提供の条件として恨みを持つ妹の夫を毒殺するよう命じる一方で妹の夫が飲むであろうワインボトルに毒を仕込み、妹は兄を半死の状態にして骨髄提供させようと、その程度の毒をジュースのコップに仕込んだものの子が飲んでしまい、乾杯の後で妹の夫と子が死んでしまいました。その後夫と子を亡くした悔しさから、妹は兄のコーヒーに毒を盛りましたが処置が早く一命は取りとめました、というのがこの日起こったことのような気がします。

    しかし、誰がどこに毒を入れたかの説明がきちんとされていなかったような気がしてしょうがありません。少なくとも一回観ただけでは分かりづらかったです。

    お母さん探偵は、兄に色々聞いて真相を明らかにしていましたが、一つの流れを理解し掛かったところで新たな真相を聞かされても頭が混乱するばかりです。作家さんの頭が良過ぎるのかもしれませんが、やり過ぎは正にパラレルワールドで、自分で勝手に自分なりの真相を思い付いても許されるのではないかと誤解してしまいます。
  • 満足度★★

    超満員でした
    受付の方も、案内される方もとても感じがよかったです。
    話はさサペンスなのですが、短い時間だからやむ得ませんが、いかにもといった展開で、ミステリーとしてはもう少しと感じました。
    また、肩を落とす、泣き崩れるといった仕草もあまりにステレオタイプでした。

  • 満足度★★★★

    観る小説。
    9/1千秋楽のFF回のみ観劇しました。

    ネタバレBOX

    ミステリとしての情報の出し方は絶妙だと思いました。
    始めの乾杯の後に咳き込んだけれどそれについて何もコメントしなかった高柳とか、
    みずほちゃんが倒れて運ばれていった後の朝霞の「どうしてこんな事に」でこれがこの人の知ってる想定外の出来事だった、というのを早いうちから仮定推理できたりとか、
    わりと前半に和泉が激昂して漏らす「妹なのに!」で高柳兄妹の関係を邪推できたりとか。
    情報量が多いわりに話が支離滅裂になっておらず、娯楽作寄りミステリーとして十分楽しめました。
    盲目設定が出てきたことでタイトルの意味と全体像がおぼろげに見えてくるあたりにニヤリ。

    説明するまでもなく現場状況から現状を当たり前のようにと喋るとぼけた七里と、
    その時の顔と視線を上げた館林の「こいつ…!」な表情がツボ。
    あやちゃんがチートすぎて(サヴァン的天才設定?)七里親子が登場するまでは切れ者だった館林が噛ませメガネに成り下がるのが可笑しかった。
    小説で探偵七里親子と館林弁護士がレギュラーの七里親子事件簿シリーズ、なんてあったら読みたいかも。

    TTは後半30分で展開が違うとか。
    逆にFFの展開以外を想定できなかったので、俄然TT回の結末に興味津々です。
    毒を飲む3人目が違う人物になったりするんでしょうか?

    感情が揺さぶられる類の舞台ではなかったけれど、舞台としての性格の違いだと思います。これはこれで良い。
    総じて楽しく観劇させていただきました。
  • 満足度★★★★

    みました
    面白かったです。間をとったのは一緒に考えましょうということなのでしょう。

    ネタバレBOX

    探偵が最初に食べたクッキーと医者がくったクッキーは別ものだったのか気になります。
  • 満足度★★★★

    舞台は面白かったんだけど・・
    気のせいか会場内の一部臭気が・・暑さのせい?(37℃近くあった
    ・・でも、今日汗をかいたばかりのフレッシュな臭気ではないな、と思ってたら、
    アフタートークをみてなんとなく納得?

    客層ですか?

    ・・いや、偶然かもしらんけど(汗

    ネタバレBOX

    2バージョンのラスト30分までは展開が同じと言うのを聴いて納得。

    確かに3/4近く進行するまでは、どこをとっても犯人に結び付けられそうだもんな、と。

    俳優専門でない人が出ているようなので、
    そうすると観客に背を向ける人が犯人・・?いや、そんな馬鹿な、と思ったら案の定その通りだった。まぁ、これは脚本云々とは別の問題で、ラストの方の犯人役の独白のためにテンションを高めてたのかな?

    ちょっと演技が宝塚っぽいかという気もしないでもなかったけど、トークで「やっぱ好きだったのか」と思ったり。

    宴席のグラスが色鮮やかな緑と赤がずっと残されていたので、
    これで犯人に結び付ければ、
    割と視覚的にも美しくミステリーとして成立するのかな、と思ってたら、
    色盲のハナシが出てきたので、そっちで結びつけるのか、とも思ったり。ウテナ的?色的に。

    ラスト30分で別の展開が用意されていたというだけあって
    途中まではどこにでも進んで行けそうな展開。

    解決編に行っても、確実な証拠があるわけじゃないので、
    これは探偵役の話術がリアリティの鍵になるはずだけれど、
    名も無い犬猫捜索が得意なバー兼業探偵の言うことを
    どれだけ信用して聴くのかという疑問はどうしても残る(コナンじゃないんだし、でも2時間弱にまとめるにはどうしてもこうなっちゃうんだろうか(苦笑

    舞台装置も俳優も演技もかなりの完成度だけれど、
    ジャンルとしてほぼ完成されているミステリーは
    こんな風につつけばいくらでも埃が出てしまう恐ろしいジャンル(苦笑

    それだけに他の若い人も恐れずに他の舞台を観て
    色々付け足していけば、
    一世を風靡できるかもしれない強力な作品を作り上げる余地は
    まだまだあると思ったり。

  • 満足度★★★

    みずほ
    作品的にはいいが、舞台が見にくい。

    ネタバレBOX

    高柳の実妹への愛が起点になってるってのは、安っぽくならず良かった。ATでの、和光が死んで楽屋で立体パンフをしこしこ作ってるのには笑った。

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