ナイゲン【ご来場ありがとうございました】 公演情報 ナイゲン【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
21-37件 / 37件中
  • 満足度★★★★★

    無題844(13-283)
    19:30の回(曇)。1Fエレベータ前にスタッフの方が1名、18:45、4Fへ上がって受付、19:03開場。今回はコの字型。黒板を正面に、左右に客席。時計回りに1年→3年→2年、書記、文化、議長、監査。そうだ「いつもの」メンバーが揃っている。生徒の机と椅子は黒板のほうを向いて、上手から5,4,4。当然、開演とともに座席位置もコの字型に並び替えられます。どこがみやすいか...、どこに座っても自身のすぐ前の役者さんは背中がメイン。なので黒板を正面にしたコの字の底の位置(3年生)に座ります。前回は対面式で黒板正面に座席はなかったのでかなり刺激的な位置でした。黒板上の時計は1分進んでいて、19:26登場、黒板に「7/31(金)」、19:27前説(ノック式ボールペンなので注意ください...たしかに)、19:31開演~21:24終演。前回、2回みたので、3回目。驚くほどパワーアップしていた。

    ネタバレBOX

    ナイゲンの結果、どちらもありだと思いました。徹頭徹尾ツッパルとき、とにかく相手の上を行きやり込めたいとき。

    10人、気を抜くことのない2時間、ときどきみなさんの表情を(意識して)みていましたが、退屈な様子、ふてくされ方、追い込まれた表情、じっと己と対峙している姿。どれも「絵」になっていました。
  • 満足度★★★

    実在する高校のお話なんですね。
    冗長に感じる部分はあったけど、最後のどんでん返し(?)的な展開に集中できました。

    ネタバレBOX

    「学校側の横暴に異議をとなえるべき」と考える3年生男子の踏ん張りで、最後にもうひと盛り上がりあるのが良かった。
    理想を追いすぎる罠はあるけど、核となる理想がないのもダメだし。普遍的なテーマですよね。

    背中のデザインで役柄がわかるようになっているTシャツがとても良いと思います。
  • 満足度★★★★

    白熱議論(?)に眼が釘付けでした
    プライドが高いと考えることも増えて大変ですね。

    ネタバレBOX

    偽善ですよね。「自発的」じゃないのに、「自発的」にしました、なんて。

    最後は事実をねじ曲げただけ。演劇的な「発想の転換」とは受け止められなくて。もやもやが残った感じでした。
  • 満足度★★★★★

    噂(口コミ・見てきた)に違わず!
    会議資料を配ったのもいいアイデアだったと思う。資料をめくりながら、まるで自分も会議に参加しているような気分で鑑賞。高校生(三年生がちょっとオヤジすぎ?)と一緒に怒ったり、笑ったり、驚いたりの楽しい2時間だった。

  • ナイゲン
    前回観て面白かったので、斉藤コータくん出るしで再び観劇。

    冨坂さんの脚本に唸る。ホント素晴らしい。

    俳優さん達もパワーアップしてた。
    1年生が特に。
    コータくんの「芸」(?)も健在。
    キャストが誰ひとり変わらなかったって、凄いね。
    それもよかったかも。

    とにかく笑えるし脚本秀逸だし、満足です。
    冨坂さんの今後に超期待。

  • 満足度★★★★★

    面白いものは何回観ても面白い、のいい例
    「ナイゲン」とは、高校の文化祭について討論し合う「内容限定会議」のこと。
    すなわち、会議コメディ。
    いい歳のオトナたちが演じるのだが、高校生に見えてくる。
    去年同じ作品を観ているのだけど面白い。楽しい。笑った。

    ネタバレBOX

    この作品は、もう1回観たいと思っていたので、早いタイミングでの再演はうれしい。
    「面白いから」と人を誘ってでかけた。
    一緒に行った人は、「会議の演劇なのか?」「それで笑えるのか?」という疑問や不安もあったようだが、観劇後は満足していた。

    私自身は、昨年観たので、ここのあとはこうなる、と思い出しながらの観たのだが、それでも十分に面白かったのだ。
    つまり、ストーリー展開の面白さはもちろんあるのだが、それだけではなく、ストーリーを展開していく役者の演技や演出がいいからだろう。

    ストーリー自体は、会議の終了間際に予期せずに起こった出来事から展開していくのだが、それが劇中の時間と実際の時間の経過がリアルタイムに進行していくというところで、内容をさらに盛り上げていく。

    そして、どのようにストーリーが展開していくのかまったく読めず、意外なところから意外な方向に進み、さらにそれが……という展開には目が離せない。「意外さ」の部分が脚本の冨坂さんの持ち味でもあろう。
    うまい戯曲だと思う。

    演出も単にドタバタしそうなストーリー内容と高校生という登場人物たちなのだが、そちらにガンガン行くわけではなく、一気にヒートアップしてくるところと、さらっといくところ、短く攻めるところの緩急のバランスが良く、勢いもある。全体に流れるイキイキさと熱量には高校生のような若さを感じる。

    今回は、前回に比べセットや客席、さらに観客に配られる会議資料も前回より少しグレードアップしていた。

    役者は前回と同じようで、役が役者の身体に染みこんでいるように見えた。

    どのキャラクターもいい味を出していて、それぞれの見せ場のようなものもある。
    そして、それを外さない。

    台詞の応酬のタイミングや声の調子などが、素晴らしいところが何カ所もあり、やっぱり演劇って面白いな、と思わせてくれた。

    高校生っぽい、学校側の言いなりにならないぞの暑苦しい正義感のようなものがある「どさまわり」(塩原俊之さん)、マジメだけが取り柄のような議長(甲田守さん)や、「Iは地球を救う」(さいとう篤史さん)の一直線さがクラスでも浮いているんだろうな、な感じが良く、さらに「監査」(沈ゆうこさん)の1人ベストを着てネクタイをきちんと締めていて、堅苦しい感じから、ミニスカサンタへの早い突っ込みにも笑った。「文化」(鹿島ゆきこさん)と「書記」(金原並央さん)の高校生っぽいダルさも捨てがたい。さらに「ハワイ庵」(細井寿代さん)のキャラも熱っぽい全体の中でいい仕事している。
    そして、「アイスクリースマス」(淺越岳人さん)の、イヤな粘っこくて理屈っぽい感じは、前回もいいと思ったのだが、今回もさらにイヤな感じで良かった。

    去年は、ラストの台詞がイマイチしっくりこなかったのだが、今回は「花鳥風月」(矢吹ジャンプさん)の妙なおっさんぽい(いや、本物のおっさんなんだけど・笑)達観したような感じをうまく出せていたので、違和感はまったく感じなかった。

    アガリスクには再演できる演目が多いように思えるが、この作品は、確実に彼らのレパートリーになっただろう。
    次に再演してもまた観に行くと思う。

    ちなみに前回はこんな感想を書いていた。
    http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=161552#divulge
  • 満足度★★★★★

    いろいろな人がいたな
    そういえば、文化祭ではいろいろなイベントがあったな。

    それを決める実行委員会のもめた姿を面白おかしく表現。
    この劇団はシットコムが得意だと思っていたが、こういう芝居もやるのかと改めて認識した。
    塩原俊之さん演じる生徒の自主独立をうたう原理主義者がよかったかな

    冨坂友氏の脚本と演出はお見事

  • 満足度★★★★★

    スゴイです。
    ストーリーもキャラも全てが最高です。面白すぎます。本当に楽しい時間をありがとうございます。

  • 満足度★★★★★

    自信を持ってお薦めできる傑作コメディ
    本作は厳密には今回で、三演目になるそうだが、私は昨年の再演に続いて二度目の観劇となった。

    大幅に変わってはいないが、去年とは熱量が違う!

    おおげさでなく、会場が揺れるような笑いのうねりが起こるほど、とにかく素晴らしい、傑作コメディ。

    脚本がよく練られていることに加え、キャスティングの良さ、役者の好演を引き出す優れた演出。

    シンプルな舞台装置だけに役者の演技力が試される真っ向勝負のシチュコメだ。

    昨年と同じ配役を実現できたのも幸い。

    もはや役柄と役者が一体化しており、「ナイゲン一座」と呼びたいほど完成されている。

    今回、体感できた観客は本当に幸せである。

    冨阪友氏の代表作といえよう。将来が本当に楽しみな作家。

    演劇好きで、コメディを愛するかたにはぜひ観ていただきたい、自信を持ってお薦めするが、演劇をふだん観ないかたにも観ていただきたい。

    できればリピートしたいと思っています。

    ネタバレは後日、追記します。

  • 満足度★★★★

    楽しく観させていただきました
    何度も再演を繰り返しているだけあって、ストーリーといい、台詞のはぎれのよさといい、二時間の劇で、少しも「睡魔」に襲われることなく観劇することができました。
    役者さんたちは、再演ごとに代わるのでしょうが、今回の役者陣も、それぞれが個性豊かな役を演じていましたし、みなさんのしっかりとした役作りのために、好演を、さらに光り輝かせていたように感じました。
    話し合いの劇を二時間続けるだけでも冗長さが出てしまうものなのだと思いますが、そんなことも微塵も感じさせませんでした。「12人の怒れる~」に匹敵するかなと。
    少し褒めすぎたかもしれませんが、正直な感想です。

  • 満足度★★★★★

    傑作
    去年観て、内容がわかっているけど何度観てもすばらしい作品。細部まで演出がなされているので、2回3回観るといろいろ気がついておもしろい。
    今回は「下敷き」で扇ぐのやめたんですね。

  • 満足度★★★★

    さすがの出来
    でした。何度も再演を重ねているようで、その意味での良さが出ていました。が、このまま小さな劇場でしか出来ないような団体感が否めないのは残念。もっと高みを

  • 満足度★★★★★

    戯曲の秀逸さに舞台としての進化が加わって
    昨年に作品を初めて観たとき(すでに再演だったらしい)、戯曲のコメディとしての圧倒的な出来のよさに心を奪われたのですが、今回はそこにさらなる武器が加わった感じ。

    同じ会場であっても、レイアウトの変更で空間の寸詰まり感がなくなりその分役者たちのパワーがクリアに伝わってくるようになったし、演じられるもののメリハリもより強かに作られていて。また、昨年観たのと同じ役者であっても役者たちのいろんなベクトルの表現力にさらに磨きがかかってもいて。

    よしんば、筋立てを知っていても、笑えるし感動すら覚える。
    傑作だと思います。

    ネタバレBOX

    昨年に比べて、舞台の作りも大きく改善されているし、戯曲もあらためて秀逸だなぁと思う。
    13人の登場人物が、誰一人個性を被らせることなく、一方でアイデンティティを失うことなく見事に描き分けられていて。

    しかし、舞台の要素の中で、多分一番進化したのは役者達で、それぞれのロールに対する解像度が一桁上がったように感じられました。客演陣も、それぞれに一歩深いところにある表層のナチュラルさとキャラクターの内側を垣間見せていたし、なにより劇団の4人の役者たち、中でも二人の女優が本当に上手くなったなぁと思わせるお芝居。

    結果として、前回観たときには戯曲の構造や勢いで稼いでいた笑いが細かい空気感での笑いに昇華している部分がいくつもあったし、骨組みを観る側の意識下にしっかりと沈め、刹那の場の空気で掴んで、さらにそのロジックでもっていくような多層的な可笑しさの重なりが、作品に丸まらないグルーブ感を醸し出してくれて。

    前半で与えられる舞台の枠組みを学校生活の雰囲気と共にとても自然に思いだし、中盤で疾走感を持った笑いに導かれ、終盤の着地時にはその熱さめやらぬなかでさらなる踏み出しや高揚すら感じる。
    この作品、ありそうでなかなか巡り合うことのできない、気取らず、ナチュラルで、良質なコメディの教科書のようなコメディだなぁと改めて感心。

    いろんな味わいがありつつ、とても心地よく笑える。今後の劇団にとってもまちがいなく財産であり続けるような作品でした。
  • 満足度★★★★

    笑わせてもらいました。
    あげあしをとりながら、進んでいく会議に、とても計算されている笑い
    これは脚本だけを読んでも面白いのだろうなと思いました。
    完全下校までの時間をリアルタイムに進んでいく演出がとてもドキドキしました。
    2012年のアワードの8位は伊達じゃないなと感じれる作品でした。

  • 満足度★★★★

    28日14時半の回観劇
    僕は昨年の(確か)最終日の回を拝見しましたが☆を一個減
    らします

    ネタバレBOX

    理由は
    ブラッシュアップと言うがセリフのマイナーチェンジにしか感じられない
    役者陣噛みすぎ 特にアイスクリースマス 初演の初日なら仕方ないですが再演で初日じゃないですよね アイスクリースマスに限らずややこしいことを言って笑わせるシーンで自分たちが混乱して不可解な日本語をしゃべっている 特にアイスクリースマス 重要なシーンで台詞飛んでる 特に監査
    更に停電の照明トラブル
    今日芝居初観劇の友人を誘って観劇したばかりにこれが演劇だと感じてしまったみたいで残念です。私は昨年この作品を年間一位にしてますし完璧に演じられたら脚本のブラッシュアップも感じられたかもしれないだけに残念です… 昨年見ていただけに昨年ウケていたところを噛んだり台詞かぶりでつぶしていてもったいない 準備万端と聞いていたんですけどね 気を遣って面白かったよと言ってた友人が切なかった 斎藤こーたさんとIは地球を救うさんはキレキレでした 御言葉に甘えて正直に感想を述べます
  • 満足度★★★★★

    (^o^)
    キャラクターそれぞれに強烈な個性が有って、面白かったです。
    内容も劇場も暑かった。
    舞台の形にビックリ。
    もう1回観たい。

    ネタバレBOX

    一番好きなキャラクターは「監査」さん。
    「海のYeah!」代表さんの、汗の量、ハンパない!
    「11匹のエコ」が、見たいです。
  • 満足度★★★

    コメデぃー
    約2時間にわたるコメディ劇でした。登場人物1人1人が個性的でキャラも立っている一方で、くどくならずに話が進みました。以下ネタばれ↓

    日本人独特の空間でした(自分は日本人ですが)。コメディには辛口なので星は3つで。

    ネタバレBOX

    「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」 のシーンから終盤までのやり取りは飽きずに楽しめました。ネタや間の取り方など上手かったです。ただコメディ以外のストーリーの部分が弱くなり、最後の塩原さんと矢吹さんのやりとりから、付け足しただけみたいな印象を受けました。ただし今回の一貫した現実的な劇には合っているのかもしれません。このあたり難しいところです。

    また、少し尺が長かったように感じました。 ただし、それは無駄なシーンがあったからではなく、ストーリーの性質上、演出の幅が狭まったのが原因かと思います。場所が固定で時間の流れも現実と同じ速度、そして現実的な出来事しか起こらない場では音響や照明による演出、舞台の工夫は難しいのかもしれません。それでも演劇的な高揚があればというのは高望みでしょうか。

    最後に、内容に関しての賛否は、当日パンフレットの作・演の挨拶にある「もしもご来場の誰かにとって」に表されているように感じました。

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