へそのはなし 公演情報 へそのはなし」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    笑って泣いた
    こんなにガツンと魅せてくれる芝居に一生のうちに一体いくつ会えるんだろうか………。
    コリッチの書き込みで知り、当日券ですべり込みセーフo(_ _*)o


    オープニングや途中のキューティーハニーなど随所に息抜き場があって、でも息抜けない(笑)。
    細かいところまで創り込んであって、その意味とか考えてると全部いっぺんに見られない!目も脳も足りない……。


    でも本当に泣けるんだろうかーなんて芝居の中盤を過ぎたころに思ってたけど、たたみかけるように見えてた問題とか見えなかった問題がボロボロ出てきて、今度はどうやったら終われるんやろ、なんて心配はどこへやら(笑)。
    消化不良もなくしっかり最後まで観せて頂きました。


    10日間程の公演ではもったいないです。
    芝居、それも小劇場に観に来る人って、なんだか限られた人のような気がします。
    普段なら芝居から一番遠ざかっている大人や寂しい年配の方やよくわからない時代に生まれてしまった子供たちに観てほしかったです。


    小学校や中学校、高校も、クラスごととかで観にくればいいのに。必修で。英語を必修にするよりいいと思いますよー。
    学校の体育館で観るのもいつもの体育館の雰囲気が違って楽しいけど、子供のうちに小劇場行くのってすごくいいと思う。

    マナーやなんかの問題もありますけどねー。
    でも芝居って観てるだけでも得るもの多いじゃないですかー。
    自分の半径1メートルのその周りにもいろんな世界があるんだーっていうのを自然に理解できるっていうか……。


    なんだか何書いてるんだか………。
    こんなことまで考えが広がるくらい、いい芝居だったってことです。


  • 満足度★★★★

    コミカルなテンポと涙ありin千秋楽

    小さな田舎町の旅館とそれに関わる人達の物語り。
    この村がダムによって沈んでしまう、そこで「ここが日本のヘソ、ど真ん中だ!」と国土地理院に認めさせ日本地図に載せてもらおうと企てるが、それまでの経過が面白い。

    ゴミ問題や水問題、原発の問題を取り上げ、田舎が都会の犠牲になってる事なども盛り込み、自然にも触れながらサラッと主張する。

    テンポも早いしコメディ仕立てなのだが、しっかりとお涙頂戴!の場面もあり、構成が上手い。

    前評判が良かったせいか、必要以上の期待感もあったので、最初の出だしから30分位までは馴染めなかったが、それ以降の展開の速さとノリは抜群だった。


    フィナーレのレビューは素晴らしい!!の一言。
    福下恵美の「ブン!ブン!ブン!(▼ヘ▼#) 」は良かったなぁ。。






    そういえば・・・ちっさいころ、チャリでブン!ブン!したっけ・・・。(▼ヘ▼#)


  • 満足度★★★★

    従来よりも大きなテーマ
    ここ何回かの公演と異なり、かくし芸的な集団パフォーマンスはなかった代わりに、ダムに沈む村の住民の気持ちや、地方に対する大都市の横暴・身勝手のようなものも描いて従来よりもテーマが大きく、それでいてコメディ要素もふんだんで娯楽性も失わないというあたりが上手い。

  • 満足度★★★★

    これぞ職人技!見事です!
    100人も収容しないような小劇場で、こんな感動を味わえるなんて。
    とにかく、圧倒され、とにかく驚き、とにかく涙し笑った。
    これぞ、プロの仕事、職人技。
    久しぶりの満足感、満腹感です。
    「お金をもらって芸能を披露するとは、こういうことだよ!」と
    言われても納得するほどの、良い出来栄え。
    テンポ、照明、芝居、全てが完璧に近い完成度と言える。
    この小さな空間でも満席にならないのだから
    大きな劇場は難しいんだろうけど、紀伊国屋やパルコで上演されても
    不思議ではないような作品だ。

    来年に赤坂アクトシアターで舞台上演される、
    僕が涙涙した映画「フラガール」の
    作家が座頭を勤める新宿芸能社が送る、この作品は、
    非常に綿密に練り上げられた構成、よく練習、訓練されている芝居、
    サービス精神満点な内容、と3拍子揃った快作である。

    中途半端に情に流れない、ドライだけど現実的だけど
    温かみがある。
    ごまかしがきくような空間設定はなく、とにかく裸一貫勝負。
    奥行きの深い劇場を、ふんだんに利用し、
    下手な小細工が利かない中、役者陣は
    本当に良いチームワークで、しかも熟練の味さえ感じられる。
    器用だけど、丁寧な演技は、見ていて本当に心地よい。
    この劇団、もう10回も、いろんな作品を公演しているようです。
    これまでの作品を確認したら、少しイロモノっぽいタイトルだった。

    主役の倉貫君は、レンジャー物上がりのようです。
    結構過去の作品にも出続けているようで、劇団員ではなさそうだけど
    非常に、この空間とチームに溶け込めている。
    綺麗な顔立ちな男の子で、とても目立つ、存在感もおり、
    ダンスも上手。
    「男前は、髪が無造作、ワイシャツもシワだらけでも、
    清潔感があるんだなぁ」と、感心。

    ヒロインの福下さんもステレオタイプな現代っこを
    嫌味なく、キュートに演じきっている。
    「くっさー」となりそうな場面でも、ギリギリのところで
    素直で清純な感じで持ちこたえていたのは
    彼女のおかげと思う。

    終演後は、狭いロビーで、ちゃんと出演者がお見送り。
    これは小劇場の基本ですよ。

    いやいや、本当に驚きました。
    小劇場で、こんな感動が味わえるなんて。
    挑戦的とか刺激的、斬新なって表現には
    ならない作品なので、平凡なのかもしれないけど
    そんな作品を一流のエンターテイメントに仕上げたと言える。

    近いうちにメジャーになること、間違いなしと思うんだけど
    それまでの間、劇場にリピートして
    温かい感動と、微笑みを頂戴してこようと思う。
    このサイトで、こんな事書いたら、チケットなくなっちゃうと
    いけないなぁ、その位、オススメできる作品です。




    ネタバレBOX

    福下さんは、可愛い。特にスナックのキューティーハニーレビューには
    ぞくぞくした。これだけでも一見の価値有り。
    倉貫君が、思わず引き止められた気持ちが、良くわかる。

    クライマックスのフィナーレに、フルモンティショー
    (男前の倉貫君も、ケツ振って踊ってます)まで付いてきて
    観客の立場を考えた1時間50分の上演時間、¥3000。

    俺が小劇場に人に「この位のことは、しろよ」と
    思う内容が、すべてクリアにされていて何ら不満はありません。
  • 満足度★★★★

    リピートで更なる感動
    話の筋がわかっているのに、作品の「あら」が見えるどころか
    前回より更なる感動で、涙が止まらない。

    観劇友達数人に「これは、いい!」と薦め、引き連れて早速のリピート。
    連休前の金曜日の夜公演なのに
    数日前とは、うってかわて場内は超満員。
    手荷物の会社鞄も足元におけないくらいで、スタッフに預かってもらい
    観劇。
    前回よりも、展開が速く感じる、台詞の一つ一つは更に心に響く。
    これまでリピートで行くと、注目する場面と息抜きする場面が
    分かっているから、途中途中、息抜きするんだけど、
    今回は、それが全くない。
    本当に、良く出来た作品だ。プロの仕事だなぁと感心。

    登場人物、全てにドラマがあって、それぞれが、
    押しづけがましく、感情を観客に押し付けるのではなく
    自然に胸に響くような訴えかける。
    役者の醸し出す空気感が、しっかりと伝わってくる。
    これぞ、ライブの醍醐味。
    ライブだからこそ味わえる、素晴らしい体験なのだ。

    もちろん、人によって好みは色々だから
    この作品が苦手な人、退屈に思う人もいるでしょう。
    それでも、この作品を僕は自信を持って薦められると思う。

    小奇麗な門構えではない、街の定食屋に入って
    普通の煮魚定食を頼んだら、腰が抜けるほど、
    魚は勿論、御飯も味噌汁も漬物も、小鉢に至るまで旨かった、
    そんな気分です。

    ネタバレBOX

    オープニングとフィナーレのレビューは
    下手なミュージカルよりも、全然上等。
    コンパスのようなスマートで無個性なダンサー達が
    マスゲームのように一切乱れず踊るレビューも悪くないですが
    いろんなタイプ、背が高い低い、体型も太め細め筋肉質、
    年齢もバラバラな人達が、本当に楽しそうに、自由に、
    だけど、まとまって展開するアンサンブルは、
    見事です。

    「コマネチ!」って姿を見るだけで、涙、
    「アイーン」って、ふざける姿にも、涙・・・
    年齢と共に涙もろくはなっているけど、
    どこぞやの「抱腹絶倒」とか「ハンカチ必須」とか
    キャッチコピーを大きくポスターに書いている
    作品より、ずっと感動すると、僕は思う。
  • 構成力。というのか。
    「フラガール」で有名な、売れっ子シナリオライター、羽原大介さんのホームグラウンドの劇団。

    とってもポップで、アツくって、でもテレビ的。
    私はこれまでで一番ないた舞台です。(ここ最近、どんどん新記録達成中ですが、これが今までで一番。)

    羽原さんのかく、カタルシスは、ものすごく、ものすごく、うまい。
    シナリオを読んだだけでも、ぐずぐず泣いてしまうのに、生で、今目の前で起こっているお話の主人公が、ヒロインがそんなセリフいったら、泣けてしまうよ。すごいよ、かっこよすぎる。

    ダンスも歌もあって見ごたえあります。
    劇団員意外に、とてもかっこよい男の子とすごくキレイなおんなのこが出ていて、また素敵。

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