ま・ん・だ・ら 公演情報 ま・ん・だ・ら」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    行き場のない想い
    三遊亭園朝の落語、真景累ヶ淵を原案とした怪談。
    現代風にアレンジされている為、言葉遣いや服装などは現代のものとなっている。

    豊志賀の呪いが話の中心であるのだが、
    呪った本人には結局呪いは届かない。
    また会話についても、新吉本人には届かないことが多く、
    コミュニケーション不全な場面が多く見られた。
    行き場のない豊志賀の呪いの言葉、やり場のない思いが、
    想いを理解できない客席に向かっているように感じた。

    役者が複数の役柄を演じているので、
    登場人物の関係性が理解しづらい場合が多かったので、
    原作を読んでからこの舞台に望めば良かったと感じた。

  • 20130922
    (^・ェ・^)はいけんしました

  • 満足度★★★

    知ってれば感じ方違うか
    落語を題材にしてるのは知ってたが、嫉妬の輪廻?的なのは感じたが、物語自体はよくわからなかった。でも、わからんわりには130分と言う上演時間は長いとは感じなかった。不思議。もしかして、題材の落語を知ってたらもっと面白かったのかな?

  • 満足度★★★★

    難解
    空気感は好みだが難解。
    尺も少し長かった。

  • 満足度★★

    不条理劇でも・・・
    物語の構成が「作家、フジタタイセイさんの失踪から始まる」、これがテーマにもなってるそうだが、同行した家族がフジタさんのツイッターのフォロワーで、いつも「死にたい」とか「消えてなくなりたい」とか心配なことばかり書いてるし、この数日、ツイートもボット化し、配役表の名前が消えてたし、本当に失踪したと思い込んだ。

    家族は真面目な性格なので私がフィクションだと説明しても信じてくれず、「嘘や冗談であんな不謹慎なこと言うはずない」と帰路、口論になり、とても後味が悪かった。

    劇場を出て心配なのですぐフジタさんにDMまで送ったそうである。

    家族には最後に出てきた釣りの男がフジタさんだとわからなかったのだ。顔がよく見えなかったので。

    作者の狙いはわかるが、それなら劇を観てる間だけの「嘘」でよいのではないだろうか。

    口上で「どんな些細な情報でもかまいません。何かご存じでしたら、終演後でもけっこうですから受付のものにお知らせください」とまで言うということは失踪を信じ込ませたいから言わせたのだろうが、ちょっとやりすぎに感じた。

    そこまで言うなら、せめて千穐楽には最後に出てきて「失踪は劇中のことです」と挨拶してくれたらよかったのに。

    フジタ氏を応援している家族が観たいと選んだのでしかたないが、こういう演劇にあまり慣れてない人には不向きだった。

    「牡丹燈籠」と「真景累ヶ淵」をないまぜにしているが、人間関係が入り組んでいるし、原作を知らない人もいるので、簡単な説明くらいパンフにつけたほうが親切だし、一段と理解しやすいと思う。それで、この作品を損なうことになるとは思えない。

    興味があればググればいいということだろうが、最近はちゃんと資料をつける劇団もある。

    不条理劇仕立てにしたから謎が多ければよいというのは独りよがりに思えた。

    テンポは悪くないし、原典をよく知っているものにはそれなりに楽しめたが、もう少し客のほうに歩みよって作ってもよいのでは。

    ネタバレBOX

    残暑の9月だし、円朝ものだからせめて浴衣で演じたらよかったのにと私は思った。

    現代語の多用がパロディにも思えず、台詞がうわすべりに聞こえた。

    女優陣にアニメ声を出す人もいるのもこういう劇では子供っぽく感じて興ざめだった。

    「牡丹灯篭」の部分は申し訳程度にしか出てこなくてあまり活きていない。

    したがって劇中のニ役にも説得力がない。

    ないまぜで不条理劇を作るには鶴屋南北や唐十郎のような優れた先駆者がいるから、これはちと力不足に思えた。

    ましてや、この話は、劇として文学座や歌舞伎で何度も上演されているから、役者の力量のなさも目立ってしまう。

    作者としては自信作だったようだが、有名な原作のある芝居はそれだけ観客の目も厳しくなる。

    再演するならかなり練り直す必要があるだろう。

  • 満足度

    頭悪い奴は観にくんなってことね
    眠かった、何コレ。長い。こういうのが小劇場の偉い人にはうけるんだ、ふーん、って思った。王子遠かったー。

  • 満足度★★★★★

    また脚本売ってください
    良質な非日常に触れることができて大変良かったです。よくできた非日常というのはわりと世の中にありますが、「非日常」が「よくできてる」というのは、そのよくできてるというところで日常とのつながりを感じてしまうので、非日常に没頭するというのは意外と難しいことです。
    ところが今回の舞台は、なぜかはわかりませんがとにかく自然に非日常に没頭できました。たぶん役者さんと、脚本が良いのでしょうね。脚本は物販で手に入ったので、これから時間のある時にじっくり読んでみます。

    ネタバレBOX

    単純な感想としては、新さんが不実なせいで不幸になってるのを見て、「ああ、不実なことしちゃいかんのだな、自分も気をつけなきゃな」くらいに見ていたら、どうもだんだんそれどころではない話になっていって、最終的にみんなどうなるんだと思ったら、豊志賀を除いてみんないなくなったんですね。お彼岸だから。そして失踪したはずの作者が出てくるんですね。いやーすごい構成だと思いました。フジタさんの脚本はお金出す価値があるなと思いました。また物販で売ってください。
  • 満足度★★★★★

    ちょいと縁ありて
    ここに感想を書くのは、というより、言葉にすることがもったいないように思う。
    えがきかた、捉え方、並べ方。
    上手だなぁ...と素直に思ってしまった。
    というよりも、自分と感覚が近いせいだろうか...途中から自分が客席以外の場所にいるような感覚だった。
    狭いようで広くて、独特な密度の舞台空間に、なにかどこかむず痒い気持ちになった。
    好きな舞台であるが、以下割愛する
    言葉を使いすぎたくない。

  • わからなかった
    わからなかった。

    ネタバレBOX

    上演前に、「演出家が数日前から失踪している」ということが俳優の口から告げられる。
    だが、その言い方に切迫感がないため、「そういう芝居なのね」というのがバレバレの状態で舞台が始まる。

    その時点で、私の期待値は相当落ちている。

    なぜなら、オールラストのオチがバレているのだから。

    演技とはそもそも嘘であるが、舞台で多少の嘘くささが出てしまうことは、仕方がないこととして許せても、舞台外で嘘をつく際は、それが嘘だと気づかれてしまったらおしまいだ。

    その騙しきれていない(演じきれていない)感じは舞台上まで続く。

    正直に言わせてもらえば、役者さんの演技はそれほどうまくない。
    それでも、仮に同じ芝居であっても、、
    冒頭の部分がなければ、そこまで演技力の粗は気にならなかったはずだ。
    観客(私)は粗探しをしに劇場に行っている訳ではないのだから、
    どんな芝居でも、多少のピントのゆるさは不問に付して、舞台を見続けるものだ。
    だが、冒頭部があったが故に、終始、演技のゆるさが気になって仕方がなかった。

    そして、その演技のゆるさから、演出のゆるさ、脚本・構成のゆるさまで気になってしまった。

    1つでも強いマイナスの要素を舞台に見つけてしまうと、観客の意識の中に負の連鎖が起こるのだなというのを実感した。

    冒頭部で観客の心が掴めるかどうかが重要だという意見は、
    あらゆる(時間を有する)表現で言われることだが、
    そのことを強く実感した。

    冒頭部がなければ、だいぶ作品の印象は違うのだと思う。
  • 満足度★★★

    そこそこ楽しめました
    ちょっと長く感じた芝居でしたね。ストーリーはよくわからないとこともあったけど、結構テンポよく進んで飽きずに観ることができました。もう少し詰めてくれるといいのだけれど。

  • 満足度★★★

    みてきた
    カオスまたは技巧的

  • 満足度★★★


    面白いけどちょっと長い。

    ネタバレBOX

    圓朝の「怪談牡丹灯籠」とか「真景累ヶ淵」等が原案だけど、牡丹灯篭くらいしか知らない。詰め込みすぎな気もしたけど、構成は良いと思った。

    人間の怖さってとこがキモだけど、ちょっと弱いと思った。生々しさとかもっとほしい。
    現代調の舞台にしてたので、そことの兼ね合いの問題か。総合的な演出の問題か。
  • 満足度★★★★★

    これは凄い。。。
    作り手の術中にまんまとハマってしまった‥。文字通り”手玉にとられた”感じ。

    学生時代に読んだ、夢◯久作の『ド◯ラ・マグラ』を読み終えた時に受けた衝撃と近いものを感じた。

    敢えて長尺な上演時間(130分)にしているのもなるほど納得。

  • 満足度★★★★

    歌舞伎のシーンを思い起こしながら
    勉強になったかなという感じでした。

    ネタバレBOX

    怪談牡丹灯籠は毎夜訪ねてくるシーンが無かったのでピント来ませんでしたが、牡丹灯籠と真景累ヶ淵の噺が混じり合い、関係者が茨城に集まって悲劇が起こり、何となく話が繋がっていきました。

    何代にも祟ると言いながら、圓朝の都合で途中で終わってしまったところなど、面白いですね。

    着物を着た人の着物丈がやけに短かく、裾が広がり気味でだらけていて、さらに帯のお腹辺りが妙に膨らんでいました。刀が刺さるようにするためのものと分かりましたがやはり不自然でした。

    ラストに出てきた人は圓朝でしょうか。圓朝というよりは月亭可朝のようでした。
  • 満足度★★★★

    イマジネーションを働かせて
    前日までの評価が悪かったので、期待せずに観に行きました。実際見てみると、自分は楽しめました。たぶん作風を受容できるかどうかで評価が大きく別れると思います。

    会話メインで外的な演出は控えめでした。そのため役者の演技によって場が大きく左右されたように感じました。前半、役者の演技がいまいちで少し残念でしたが、後半徐々に良くなり、観ている自分も盛り上がれました。安定して上手い人がいてよかったです。

    ストーリーがやや複雑であるため、何も考えずに見ていると置いていかれるおそれがあるので注意が必要です。当パンをきちんと見て覚悟しておいた方がいいでしょう。仕事終わりに観劇して寝てしまう客がいるのは仕方ないかもしれません・・・

    以下ネタばれ↓

    補足:舞台について。舞台の左右に席があり、役者の横顔を見る形になります。劇場に入って手前側の左奥の席が見やすいと思います。

    ネタバレBOX

    現在・過去、現実・夢・あの世など次元が多いのはまだしも、Wキャストによる生まれ変わりなどの存在はやや複雑で分かりにくかったです。ただ関係を意識しながら観れば寝ることはないはず・・・

    登場人物の年齢が分かりにくかった。最初だけでも分かるように演技してくれれば、と思いました。時代観も無茶苦茶で最初は戸惑ったが慣れればおもしろく感じられました。ただルイズは一回だけで十分なのでは?

    ホラーではなく「怪談」なのであのぐらいの(近代小説的な)テンションでいいと思います。三遊亭圓朝が落語調でやると中盤以降の雰囲気が損なわれるので、抑えたのだろうかな、と好意的に解釈しています。

    作者のバランス感覚が非常に危うい印象を受けました。

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