これでおわりではない 公演情報 これでおわりではない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

    徐々にジンワリ
    最初はやたら、ガサツでやかましい
    感じと思った下町的家族も話が進むにつれ、
    その家族の賑やかさ、特に末っ子役が演じた無邪気な
    感じが、余計、最後にグッとこみ上げるものがありました。










    ネタバレBOX

    運命に抗することは不可能かもしれないが、
    大切な人との思い出は残る。
    それは大事にしたいと再認識させられた劇でした。
  • 満足度★★★★★

    じーん
    半年ぶりのアンティークス。
    独特の雰囲気を醸し出す劇団です。
    1時間40分あっという間に過ぎました。
    ちょっと悲しいお話しですが、気持ちが
    安らぎます。
    つのださん、演技が可愛いですね。
    お父さん役の家田三成さんと
    お母さん役の高森愛花さんが
    印象に残りました。
    岡崎さんの脚本って、必ずSFチック
    なんだろうか??
    次回講演も観たい。

  • 満足度★★★★★

    すげー
    よかったです! ほのぼのSFファンタジー? めっちゃ切なくて、ジンワリきました。。 ちょっとサスペンス的な要素のあるストーリーはとても惹きつけられ、話の進み方や場面転換の仕方なども素晴らしかったです。 それぞれの役も役者の方々も皆魅力的でした。 なんか何も言うことありません。。 ハハ。。 このような素晴らしい舞台に出会えたことに感謝申し上げます。 ありがとうございます。


  • 満足度★★★★★

    うるうる
    ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」第二楽章が全体の切ない雰囲気にピッタリでした。

    ネタバレBOX

    家族旅行で鉄道事故に遭い、一人生き残った少女が大人になり見た妄想。

    『異人たちとの夏』のような雰囲気があり、子供の目から見た家族構成には本当に懐かしいものがあります。彼女の場合は競馬にうつつを抜かすがさつな父親を中心とした家族なのですが、お母さん、お兄ちゃん、妹、みんな幸せそうで、その場を離れるとき、もう会えないかもしれないと思うと切なくて何度もウルウルさせられました。

    あの頃の家族に会いたいと思う気持ちから生じた妄想がメインですが、親友の運転する車に彼女が乗っていたときに、親友の恋人から彼女のストーカーへと変貌した男が運転する車が追突し、親友とストーカーが亡くなった事故があり、その親友に会いたいと思う気持ちから生じた妄想が加わり、そこに主治医と称する人物が登場してきて、全ては彼女の妄想の世界だと言い出したため、何が現実で、何が妄想か分からなくなりました。

    もう気持ち良く頭が痺れました。

    お兄ちゃんの活躍で主治医が交通事故で死んだストーカーだと判明し、会いたい気持ちから生じた温かい妄想に、会いたくない人がおまけとして入り込んで撹乱させていたことが分かりました。

    鉄道事故の後親戚の家に預けられ、働き出してからお金を貯めて大学に入った32歳の大学生が彼女の真実の姿です。大学の友人たちやお兄ちゃんの同級生だったアラフォーの女性などは現実の人でした。葛飾育ちのサファイア星人も現実の人、ふー、良かった。
  • 満足度★★★★★

    堪能しました
    迂闊にも最後は涙が溢れる、という感じをホントに久々に味わいました。演出の妙もあるでしょうが、それよりも10年の積み重ねの重みも感じられました。

  • 満足度★★★★★

    とても良かったです
    仲の良い家族の雰囲気、周りの優しい人々、不思議な展開、どれも良かったです。役者◎ ストーリー◎ 演出◎ 本当に良い時間を過ごせました。

  • 満足度★★★★

    素敵な作品
    素直に感動した。選曲がよい。

  • 満足度★★★★

    昭和な家族
    まったく人生は思い通りにならないものだ。
    大事なものほど、ある日突然根こそぎ奪われてしまう。
    場面転換の工夫によるスピーディーな展開と時間軸の移動で、
    主人公の悲痛な心情が(ありきたりな叫び声や号泣でなく)浮き彫りになる。
    彼女の兄が実に魅力的。

    ネタバレBOX

    横浜の小学校3年生の岬(つのだときこ)は、家族旅行の帰りの事故で
    父母と兄、妹をいっぺんに失い祖母に育てられる。
    高校卒業後は東京で働き、32歳にして念願の大学へ入学、学生生活を楽しんでいる。
    そんなある日、街で死んだ兄そっくりな男に出会い、驚愕する。
    男は岬をなつかしい横浜の家に連れて帰る…。

    どうしても山田太一の「異人たちとの夏」を思い出してしまう。
    設定はもちろん、父(家田三成)や母(高森愛花)のキャラに共通点があるからだが、
    人物像の彫りが深く役者陣の実力が感じられる。
    家田さんの台詞にリアルな昭和の香りがあって、いいお父さんだなと思わせる。

    印象的なのは兄。
    演じる誉田靖敬さんの視線が常に“演技”している。
    自分たちがすでに死んでいることを意識しながら、生き残った妹を思いやる
    “境界線上の複雑な”立場と思いが伝わってくる。
    不器用だがケンカにも強い、頼もしいお兄ちゃんが素晴らしい。

    お兄ちゃんと昔デートした同級生(本城明子)と観覧車に乗るシーン、
    本城さんのカタさが上手く作用して口下手な初デートの雰囲気が初々しい。

    “見たいものしか見たくない”岬の心が生んだ実在しない世界。
    しかしそれが、この先岬を支える何よりのよすがとなるだろうということが
    明確に伝わって来て、泣かせる別れのシーンの後は清々しい。

    ちょっとラスト引っ張り過ぎかなとも感じたが
    花札のシーンで終わるのは良かったと思う。
    岬の幼い妹澪の声が飛びぬけてボリュームが大きく、少し違和感を覚えた。
    演出の指示かもしれないけれどほかの声が落ち着いて聴きやすいので
    バランスが崩れるような気がした。

    現実世界と仮想世界、大学生活と小学生時代、
    それらが重なって何度も行き来する構造ながら
    スピーディーな場面転換もあって一気に魅せる。
    「これでおわりではない」ということが、孤独な人の心を支える。
    それをしみじみと感じさせる舞台だった。
  • 満足度★★★

    生きていく
    過去から今へ生きる葛藤と、素敵な音色の組み合わせが素敵でした。物語の進行には違和感をうけるところも。制作さんの対応は親切で有り難かったです。以下

    ネタバレBOX

    ジャンルとしては好みの部類に感じました。話の流れは見ていて分かります。説明的な感じも多く、シーンの変わり方が不明瞭に感じる時もあり。静かな芝居だと思うのですが何だか慌しくて落ち着けない空気も感じました。妹さんの声量が大きくて他とバランスが取れてないように聞こえます。甲高くて少し耳が痛くなりました。アクション、そこだけやたらリアル度が高かったように思えます。主役の現在、過去、語りの使い分けをよりやってもらえたら、話に入りやすいのではないでしょうか。あんちゃん、お父ちゃんの演技は自分が男だからなのか微笑ましくもあり良かったです。ありがとうございました。
  • 満足度★★★

    話の進行や見せ方はうまかった
    物語りも判りやすかったが(部分ね部分!)、消化不良なトコもあったなぁと感じた。
    全体的には少年少女SFシリーズのようなレトロ感を感じたデス。

    (1時間45分)

    ネタバレBOX

    な~んか、どこかで見た事・読んだ事・聞いた事あるような話の集大成みたいな感じをうけました。ミステリーゾーンとかトワイライトゾーンみたいな!?感じかな。不満点は映画「リアル」みたいな作り上げられた世界と明確にしないで、結局主人公岬の戻った世界は本当のリアルな世界だったのか明らかにしない点が嫌でした。(本当は表現あったかもしれませんが、自分には不明でした。)「胡蝶の夢」みたいなー。つくりは映画「異人たちとの夏」(あれタイトルこれで合ってたかな?)がまんま世界観等しく感じました。ちなみに海兄ちゃんのアクションシーンは妙に迫力あって凄かったー。現実&非現実などは「13F」という映画にもチト引っかかるかな?きちんと観客に主人公のリアルを示す台詞などを言わせるとかして欲しかったが、フワフワした世界観表現を目的としていたら成功でしたといえますね。
  • 満足度★★★

    センチメンタル
    タイトルが答えになっているのはどうかなあ。

    花札のシーンとか、もっともっとアドリブ入ったら面白いのになあと思ったり。無責任。ひと勝負まるまるやるとかね。ホント無責任ですが。

    ネタバレBOX

    じつは途中でストーリーがよくわからなくなったりしました。

    実は事故にあって死んだのは主人公のほうで、その他は生きているのかなとかね、そんなふうなことを考えているうちに、なんだかよくわかんなくなって。
    観ながら、余計なこと考えてるからですよね。ゴメンナサイ。

    主人公は2回事故に遭ってるってことなんですかね?家族をなくした事故と友達と担当医師(ストーカー)をなくした事故と。

    頭に冷えピタ貼って、おでこ血だらけで、それで、えーと、えーっと、ゴメンナサイ、やっぱりよくわかなんなかったんです。

    都市伝説研究会が登場する意味みたいなのも、なんなのかなあと。

    小学生のときに家族をなくしたんですよね?ともだちとの事故は、働き出してから?社会人として働きだしていたけど勉強したくて三十台で大学に入学。都市伝説研究会に入会するけど、なくした家族を思い出して、一週間行方不明になった、ということなんですかね?

    ああ、ゴメンナサイ。なんかよくわかんなくて!

  • 満足度★★★

    イチイマ
     シナリオの切れがイマイチ。言いたいこと描きたいことはよくわかるのだが、もって行き方が凡庸。良い作品にするには、一々の科白の端々に、登場人物間のドラマティックな関係が浮き上がる必要がある。それがないので、劇が平板なものになってしまうのだ。場の設定をもっと限定したほうが締まりが出た面もあろう。何れにせよ、研究が足りない。また、演出にも工夫が乏しい。もっとエッジの立った演出をしてほしい。
     格闘シーンでは、海兄ちゃん役の誉田 靖敬の体の切れが良い。主役は、楽も迫った公演で、何度も噛んではいけない。

このページのQRコードです。

拡大