売春捜査官 公演情報 売春捜査官」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
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  • 満足度★★★★

    カロリーの高い芝居
    好きな部類に入る、つかこうへいさんの原作。独特のテンポが聞き取りづらいのはあるけど、考えずに観て、惹き込まれるパワーは充分にある舞台だったと思います。良かったところ、改善を求むところなど。以下

    ネタバレBOX

    最初は早く来過ぎたのか、席がガラガラで少し不安になりました。始まる頃にどっと入って開演。
    音響の、セリフで音量を下げるタイミングが素晴らしいなと感じました。一方カラオケなど音が大き過ぎて耳が痛くなったので、小屋の広さも考えてボリュームもう少し下げて欲しいなと思いました。お芝居としては、独特の口調、早ゼリフ、リアクション。笑いはしなかったですが面白かった。聞き取りにくさでストーリーが掴みにくいのが本当に惜しい。熱海殺人事件の小説は読んでいて、大方知ってはいますが、伝兵衛が女で小説と違う部分など、解らない箇所がとても多くて残念。あれだけセリフを回せるのだし、改善を希望します。それでも、あまり考えずに観ることが可能なほど、凄い勢いでした。声が枯れ気味だったり、ラストになるとエネルギーはどうしても落ちてきているものの、個人的には中盤から終盤にかけての海岸回想シーンは特に熱かったです。娼婦、朝鮮人、出っ歯とか差別用語オンパレードでも、故郷を想う人情は深く響きました。疲れてたのですが元気出ました。
  • 満足度★★★★

    熱かった
    つかこうへい作品を観るのは他の劇団と合わせて三度目、初の売春捜査官。熱海殺人事件の楽しみ方が分かった気がします!
    とにかくOPのあの曲と、独特の長い熱いセリフで一気に世界に引き込まれました。途中の歌謡コーナーも見所と思いますが、女性らしい選曲でした。
    木村伝兵衛役の平澤さん、のどを痛めていたようですが、大丈夫でしょうか。佐藤さんの最後の長ゼリフ、感動しました。木崎さんの退団は残念ですが、川本さんは大山金太郎役も似合いそうですし、新生EOEにて違うバージョンを観てみたいです。

  • 満足度★★★★

    三回目
    一昨日、昨日のソワレに続き、本日はマチネ観劇。
    観てきたの評価は、まさに賛否両論で割れているようですね。
    やはりこの劇団は好き嫌いが大きく別れるのでしょう。良い悪いではなくて独自の台詞回しなど少々癖のある劇団ですから。。
    今回の作品の原作者のつかこうへいさんだって、好き嫌いが激しい作風でした。大嫌いという人も大勢いらっしゃいますが、それはそれで、褒め言葉としてとっておきましょう。
    ですから、理由を正確に伝えることはできませんが、やっぱり私はEOEが大好きです。
    一年半で20回の舞台を観た結論です。
    この売春捜査官というお芝居、私は大分市つかこうへい劇団以来、もう十数回は観ています。今年だけでも今日で6回目となります。同じ芝居を何度も観て面白いのかと言われますが、全ては木村伝兵衛の最後の台詞を聞くためであります。本日のラストシーン、パーフェクトでした、まさにパーフェクトでした。平澤有彩の、警視総監殿今義理と人情は女がやっております、本当にカッコ良かった。
    木崎千温が退団すると、三人になってしまいますが、三人と言えば、初級革命講座飛龍伝も観たい気がしますが、私としては次につかこうへい作品をやる時は、やはり富田靖子や石田ひかりの演じた神林美智子を平澤有彩に演じて欲しいです。そのためには、どうか劇団員を増やして下さいと言うことです。近く神林有彩に会えることを切に願っております。

  • 満足度★★★★

    気合の芝居
    土曜の夜。

    20分ぐらい前に到着。まだ開場してなくて、扉の向こうからは大音量で騒がしい音楽が鳴っている。
    それから気合入れの声が。ホールにまで響く。
    ちょっと笑えました。そんなにおっきい声で気合いれなくても。

    芝居のほうは、先の気合入れ同様テンション高かったです。
    そのテンションの高さだけで笑えました。

    つかこうへいの台本に共通すると思うのですが、ネタ的に古いものがあり、常にリニューアルしないと、古くさ~い感じになってしまう。今回のでいえば、宅配便の話とか。いまどき隣家に預けられることなんてないって。

    それから個人的に泣く演技は嫌いです。
    泣いてるのを堪えてるみたいな演技。
    そんなに頑張らなくても。

    そういう意味で退屈な部分もあった。
    でも、テンションの高さだけで笑えたのはよかったです。

    ネタバレBOX

    木村伝兵衛役の平澤有彩が素晴らしかったです。もうファンになっちゃいました。

    ただその他の三人の俳優さんが、こういったらなんですが、正直いうと僕にはちょっぴり痛々しく感じられました。

    テンションあげようあげようとしてるんだけど、そのあげかたがその俳優個人のあげかたではないような気がして。
    主役の女優にひっぱられてるだけっていうと厳しいですが、そんな感じがして。
    なんというか。やっぱり痛々しかったです。
  • 格闘だもの。


    男A「いや~、EOE×つかこうへいの科学反応が沸騰してましたねー」
    男B「犯人が一番、まともというね」
    男A「この劇団は、一年間に5回、6回 公演してるそうですよ。レパートリーシアターを保有する東京演劇集団KAZEくらいハイペース。」
    男B「うん。でもさ、前に2011年・年末のクリスマス公演を観劇したけど、劇団が分裂したり、殴り合い寸前の騒動とか色々あったみたいじゃん」
    男A「毎回、劇団の雑誌(週刊EOE)が折り込まれてますね」
    男B「クリスマス公演も今回もそうだけど、役者との面会がないし。なんか、普通の劇団と雰囲気違うよな」
    男A「公演場所が不明な場合もありますしね」
    男B「そういえば、つかこうへい の『売春捜査官』公演中も、客席から抜けた人が何人かいた」
    男A「用事でもあったんですかね?」
    男B「出っ歯の踊りに怒ったんだろう。抜け出した そいつ、超出っ歯でよ」
    男A「僕も見てましたけど、年配の男性でしたね」
    男B「そうだよな…。だとすれば出っ歯じゃねえか。戦後の栄養不足で歯も伸びないし」
    男A「…」
    男B「いや、違うか。そのオッサン、分裂した元劇団員だったんだ!」
    男A「年齢層からして考えられません!」
    男B「まあね。あのオッサンが1.5倍速と、オーバーリアクションしてたら笑えるね」
    男A「失礼な!」
    男B「公演自体は、熱海の海岸で被害者の姉と犯人の妹が対峙するシーン、あそこの回想録良かったな」
    男A「なんか、別の舞台を観劇してるみたいでした」
    男B「うん。やっぱ『脚本つかこうへい』っていうのを、しっかり守ってると思った」
    男A「ですね。」
    男B「俺は、分裂騒動の争いに巻き込まれたくはないから中立でいくけどな」
    男A「心配し過ぎですよ!ちなみに『売春捜査官』に何か付け加えるとすれば、何だと思います?」 男B「う~ん、台詞の速さと、オーバーリアクション。あと、出っ歯突っ込み」
    男A「むしろ、そこ結構メインでしたから!」


  • 満足度★★

    皆さん、お上品でしたね。
    某研究所卒業公演の「熱海ー」3回鑑賞に続いて、今月4度目のつか作品鑑賞。

    研究生の公演よりももっと泣ける舞台を期待していたので、・・・。

  • 格闘だもの。


    男A「いや~、EOE×つかこうへいの科学反応が沸騰してましたねー」
    男B「犯人が一番、まともというね」
    男A「この劇団は、一年間に5回、6回 公演してるそうですよ。レパートリーシアターを保有する東京演劇集団KAZEくらいハイペース。」
    男B「うん。でもさ、前に2011年・年末のクリスマス公演を観劇したけど、劇団が分裂したり、殴り合い寸前の騒動とか色々あったみたいじゃん」
    男A「毎回、劇団の雑誌が折り込まれてますね」
    男B「クリスマス公演も今回もそうだけど、役者との面会もないし。なんか、普通の劇団と雰囲気違うよな」
    男A「公演場所が不明な場合もありますしね」
    男B「そういえば、つかこうへい の『売春捜査官』公演中も、客席から抜けた人が何人かいた」
    男A「用事でもあったんですかね?」
    男B「出っ歯の踊りに怒ったんだろう。抜け出した そいつ、超出っ歯でよ」
    男A「僕も見てましたけど、年配の男性でしたね」
    男B「そうだよな。出っ歯じゃねえか。戦後の栄養不足で歯も伸びないし」
    男A「…」
    男B「いや、違うか。そのオッサン、分裂した元劇団員だったんだ!」
    男A「年齢層からして考えられません!」
    男B「まあね。あのオッサンが1.5倍速と、オーバーリアクションしてたら笑えるね」
    男A「失礼な!」
    男B「公演自体は、東京で被害者の姉と犯人の妹が対峙するシーン、あそこの回想録良かったな」
    男A「なんか、別の舞台を観劇してるみたいでした」
    男B「うん。やっぱ『脚本つかこうへい』っていうのを、しっかり守ってると思った」
    男A「ですね。」
    男B「俺は、分裂騒動の争いに巻き込まれたくはないから中立でいくけどな」
    男A「心配し過ぎですよ!ちなみに『売春捜査官』に何か付け加えるとすれば、何だと思います?」 男B「う~ん、台詞の速さと、オーバーリアクション。あと、出っ歯突っ込み」
    男A「むしろ、そこ結構メインでしたから!」

  • 満足度★★★★

    観劇二日目
    昨日に続けて二回目の観劇。昨日不安に感じていた平澤の声が僅か一日で回復している。しかも本日二公演目というのに。大したものだ。ただ、ラストシーンは少し酸欠気味となっており、昨日ほどの迫力がでていなかったのが少々残念であった。明日は最初の回を見るので、心配要らないと思うが。
    全体的に昨日と比べて、中盤までの台詞間違いは大きく減っていた。
    ストーリーを変えたために少し相応しくない台詞があったため、昨日のアンケートにて指摘させて頂いた箇所があったが、直ぐに修正されていた。他にも何箇所か微修正があったようだ。

    木崎は昨日以上に鬼気迫るものがあった。佐藤も台詞に心が入っていたように思う。一番進化したのは川本、明らかに昨日より上手い。
    日に日に進化するEOE版売春捜査官、明日も楽しみである。

  • 満足度★★★★

    すごい、、
    なんかよく分かんないけどすごかったです。。笑。 正直、めちゃくちゃで訳分からんという感じだったのですが、ちゃんとストーリーが追えるという。(原作?みたいなものがあるのは後から知りました。。スイマセン。。) 劇というよりもパフォーマンスとしてレベルが高いと思いました。 マシンガントークパフォーマンス? 笑。




  • 満足度★★★★

    EOEの熱海殺人事件•売春捜査官は一味違う
    一年半前にこの劇団と出会った時にみた、さよならなつやすみ、どこかつかこうへいに似ていると思ったが、やはりその流れをくんでいたと確信したのが、企画創造工房主宰の幕末純情伝であったが、本作品を観て、その思いは益々強まった。
    これまで清純派で通してきた平澤有彩が、初めて挑んだ汚れ役とも言える木村伝兵衛、少し声が枯れていたのが気にかかったが、見事でした。これほどまでに大人の女性を演じたのは今回が初めてではないだろうか、最後の決めゼリフ、鳥肌が立った。
    孤軍奮闘の男性である竜太郎もよく頑張っていた。この役を機に、更に大きく成長して欲しい。また今回で最後の出演となる木崎ちおん、辞めてしまうのは実に惜しい。続けていれば間違いなく平澤と並ぶ新たなツートップとなる逸材である。何処かで芝居を続けて欲しいものだ。

    ネタバレは、十分注意下さい。今日見てない方で、明日以降観劇される方は読まない方が良いと思います。

    ネタバレBOX

    唯一残念だったのは、最後に伝兵衛が花束で大山を叩くシーンがなかったこと。あのしーんがあれば、間違いなくあっちゃんはもっともっと格好良くなったとおもうのだが。
    キャスト予想は木崎と佐藤が逆でしたが、この方が適役とかんじました。
    しかし木崎さんの役は、意外でした。流石、大将、やってくれましたね。
  • 満足度★★

    ここまで大胆なアレンジは初めて!
    次回以降にも期待しています。

    ネタバレBOX

    男女比1:3、熊田以外が女性の「売春」というのは、想像したこともありませんでした。
    ただ、やはり「性別を変えただけ?」と思ってしまうところがあり。

    女が男の真似をしても絶対に勝てないと思っています。
    女には女の戦う理由も戦い方もあります。

    女が女を殺す、死刑台に送る、女が女に売春をさせるという状況にもっと深みがほしかったです。

    たとえば、李も女なら、売れている女に少なからず嫉妬するでしょう。
    毎年毎年、若くて元気な女たちが自分のところにやってきて「ブランド品がほしいから客紹介して」って言われて。
    人気のある女たちは男にちやほやされて自分を足蹴にしだしたり、「もう年増だから1000円女にすらなれなくて元締めやってるんじゃない?」とかって陰口言われたりしそう・・・。
    そうしたら李はアイ子とその嫉妬を共有するのか、それとも1000円女のアイ子にすら嫉妬するのか・・・?

    女同士だったら、嫉妬って外せない部分だと思います。

    姉妹でもそう。
    都会に出て行ってブランド品に身を包む姉と、田舎者の妹。
    男が感じる幼馴染が売春していた時の嫌悪感と、姉妹のそれは質が違う。
    ウエ子は潔癖(バージン)なのか、それなりに経験があるのか、結構遊び人なのかによっても、姉の売春を受け入れられるかが違ってくると思うし。
    しかも、自分の姉が売春婦にもなれない1000円女だと知ったら?
    少し優越感を感じるかもしれませんね。

    ウエ子の「だって大好きなお姉ちゃんだもん」は、すごくよかったです。

    女が女に「女は命令なんかじゃ動かんよ」って・・・・・・。なぜ?


    設定を変えるなら、そういった細かい内容もアレンジして然るべきだと思います。


    ラスト、花束で殴らなかったのはショックでした。
    こういうところで引くから、女はお茶くみさせときゃいいってことになるんじゃないんですか?
    あそこで女が女を殴る、その方が絵になると思います。
    そうまでしても、人が人を殺してはいけないということを伝えるのが伝兵衛だと思うからです。
    そうしないなら、犯人は男のままで良いと思います。


    全員が、原作の設定を追ってしまっているような気がして、やるならもっともっと大胆に演出もアレンジしてしまって良かったんじゃないかと思います。

    それと、セリフを話していない役者さんの動きが多すぎて、しかもズレているのでセリフに集中できませんでした。。。
    事前情報からの期待値が高かったのと、大好きな作品だけに色々と思うところがありました。

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