嘘ツキタチノ唄 公演情報 嘘ツキタチノ唄」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 28件中
  • 満足度★★★★★

    冒頭の不安は、どこへやら
    僕は、きっと嘘つきです。
    体重を聞かれれば、つい軽めに答えてみたり、やってもいないのに、勉強を頑張ったフリをしてみたり…。
    そう、嘘にも色々あります。

    このお話には、たくさんの『嘘』が交錯します。根底に、愛が見え隠れする、いくつもの嘘が。
    一冊の日記帳に秘められた『嘘』が解きほぐされた時、過去の事件の『真実』が白日の下に、哀しみを伴って。

    とにかく、構成が素晴らしくて、一気に舞台に引き込まれる力が半端なかったです。
    本当に、目を離すことができず、頭をフル回転しないと置いていかれそうな、手に汗握る2時間半。長めの作品でしたが、あっという間に感じました。
    いやぁ、興奮しました!

    大神さん、笑い、泣かせていただきました。ありがとうございます♪

  • 満足度★★★★★

    あっという間
    張り巡らせ絡みついた嘘を段々明らかにしながら、ラストに向け一気にその絡みが解けていく(明るみになる)展開はお見事。時間があっという間でした。面白かったーー。
    時間があったらもう一度観たかった。やはり前半に観とくべきであったか。

  • 満足度★★★★★

    頼むから上演中の私語は慎んでくれ!
    階段状の座席の後ろは丁度後頭部付近でもあり、たとえボソボソ声にしても席が後方だと役者さんの台詞が何度か聞き取り辛かったです!ただでさえ、いろいろと面白く台詞や配役を散りばめたセンサー全開にしないと楽しめない舞台ですのに、私語ノイズは入れて欲しくなかったなー。(前説でケータイとかの注意はしていたけど、私語は禁止しなっかったからしょうがないか→ってなるわけないでしょう!)作品は本当に楽しめました(^^)でも長いなーの2時間40分でありました(予定は2時間半)

    ネタバレBOX

    映像も音楽もオチもスタイリッシュで気に入ったー
    好みの芝居でありました(^^)
    よく出来ていた上に、アフターペーパーも配ってくれるとは。
    サービスが良いでしたです。
  • 満足度★★★★★

    サスペンスとミステリー
    嘘の日記を軸にゆきこの父親の殺人事件の容疑者を紐解いていくドラマでした。中盤で物語が大きく反転します。そして多くのなぞが解き明かされた時に、ゆきこの本等の苦悩が移す出されますが、そのドラマ性が見事。また笑いを一気に集中させたビコーズの3人も素晴らしいです。役者さんたちの演技力が秀逸でお勧め。もう一回観るつもり。

  • 満足度★★★★★

    次も・・・
    続けて5作品観ています。毎回なんだかんだ物言いをつけていましたが、今回は完全にストーリーに入り込んで観てしまいました。嘘の糸で縫い上げた衣がすこしづづ紐解かれて、ラストに剥き出された本音。ここまでの展開が非常に上手い!!文句なしに面白かった。相変わらず映像使いも効果的!!次回作も期待してます。

  • 満足度★★★★★

    最後の最後は
    おまけみたいな感じでしたが、美味しかったディナーの後に予期せぬデザートが出てきた!ってとこでしょうか!? 本編もよくねられていて、「嘘」という調味料が、時に甘く、時に辛く、そして隠し味にもなっていて最後の最後まで目が離せませんでした。時代背景の歌も懐かしかったです。ただ、discoネタとモチーフになっていた青酸コーラ事件は聞いた事がある程度だったので、時効との絡みもあったのでしょうが、10年~15年あとの設定ならもっと身近に感じられたかもしれないですが、面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    凝りまくっていてそれでいて楽しい脚本、演出、演技に殺陣、更にはギター、フォークソングまで
    昭和の大事件(ノンフィクション)、嘘だけが書かれたという過去の日記、その中の殺人告白と容疑者。
    これだけが提示された序盤から、どうストーリーが展開していくのか(既に本劇団の舞台に触れた事のある方なら期待に胸踊らせ、初めての人なら面白くなるのかつまらなくなるのかのかすかな不安とともに)、現代と過去を演じる役者さん達を眺めていく事になります。
    そして、当たり前のように演劇内容(ストーリー)が頭に入ってきた所でいきなりの急展開!
    ここまでは書いていいのかな、
    とにかく最後まで夢中になれて、オマケまでついてくるといういい舞台です、特にこれだけ夢中にさせる脚本がPlay Again(過去作品、再演)だという事に驚いてしまいます。

    ネタバレBOX

    日記内容の再現となる舞台内容を当たり前のように観劇していてだんだんとその人間関係相関図、ストーリーが頭に入ってきた所でいきなりの
    刑事「嘘だ!」

    そこから始まる真実のストーリーとのギャップに一時的に頭がショック症状のようになってしまい、今まで記憶理解した人間関係、ストーリーがごっちゃになってしまい混乱してしまいました。しかし、それを順次やさしく紐解いていき、そしてオープニングで提示された情報がすべて紐ついた時、物語は悲しいラストに向かいます。

    しかし、ボクラの脚本家さんはほんとに遊び心がたっぷりなので、単に悲劇では物語を終わらせません。

    ある意味単なる舞台ではなく「脳のトレーニングなんじゃないか?」なんて思ったりもする頭を使って観劇する舞台(アフターパンフで改めて真実を確認するとこれだけの複雑な話をよく演じきったな、と再び驚いてしまいます。役者さんの演技にも、そしてそれを観劇し理解できた自分にも)
  • 満足度★★★★★

    すごく好き
    端の席で少し見づらかったですが内容、役者共にとても面白かったです
    2時間30分とすこし長く感じましたが後半はスピード感が有り退屈しませんでした。複雑な関係が多くありましたがまとめをしている部分があったため置いていかれることもなく安心して見ていられました
    役者の方々は少し噛むのが目立っていましたが2面性をうまく使われていたりと面白い。またこの人のを観たいなと思う方がいたり
    是非また観劇行きたいと思います

    特筆すべきものではないと思いますが他の方も書いているように若干観る側のマナーが気になりました
    近くに座っていた方がなにかしらで関わっていたらしく「ここ協力したとこだ」とか嬉しそうに話されてましたができれば終わってからにしていただきたかったな、と。
    それ以外はとても満足のいくものでした。

  • 満足度★★★★★

    あっという間
     嘘がテーマで、観客にもその嘘と真実を見分けさせる、面白い舞台となりました。もちろん、サスペンスなので伏線を見逃さないようにしないといけないという心構えはありましたが、2時間半を過ぎていたとは思えないほど集中して観ることができました。多分36年前はまだ生まれていらっしゃらなかったであろう役者さん方が当時の風俗もかなり研究されたんだと思います。
     エンディングの「嘘」も洒落ていましたね。

  • 満足度★★★★

    昭和の雰囲気が盛りだくさん
    人が今よりも身近にいる感覚があった時代。
    その時代の中での、かかわり。事実、真実。
    日記の中の『ウソ』が、うそのためのうそなのか、ウソと書いた真実なのか考えながらも、ずんっ!と入っていける作品でした。

  • 満足度★★★★

    面白い謎解き
    昔の未解決事件とからめて、徐々に悲惨な事件の真相が明らかになっていく様は見事!

    ネタバレBOX

    刑事の目の前で起こった事件なのに、しっかり捜査されず、30数年後に事件関係者宅に来た別の刑事が真相を全く知らなかった件の説明が、(あくまで私にとっては)弱く感じられました。
  • 満足度★★★★

    二度見、しかし客層が悪かった
    後ろの男性客2人が上演中に始終囁きあっていて、集中を欠きました。隣が大柄な男性で足を広げて座っているし、席を変えて貰えば良かったと後悔するも、事前に分からないし…良い舞台なのに、勿体無かったです。

    ネタバレBOX

    やはり二度見すると見逃した点も見えてきて良かったです。
    中原が客席にサブタイトルを言うラストがとてもオシャレだったと思います。

    初見の時にも感じたのですが、羽田が万引きを後悔していなかったり、少し反社会的な側面が見えたので、本当は中原が殺していて、警察も騙しきったラストを想定していましたが、二度観でも羽田は怪しかったです。実際のラストの方はほんわか出来て、良かったですが。

    大杉が奈落?に落ちるのも、意外性がありました。
    中原を始め、実力のある役者陣でした。複雑な多くの出演者を観客が一度で理解することが出来たのは、役者陣の演技力があったからだと思います。

    音楽も、衣装も1970年代の雰囲気がよく出ていました。ただ、女性陣の靴のデザインが何人か今風な気がしました。神谷雪子を始め、特にサンダル類は最近の流行で、当時のイメージはパンプスなので、違和感がありました。

    セリフも当時の雰囲気が良く出ていたように思います。2回目は、警察グループを始め、なぜか皆セリフを噛みがちだったのが残念です。

    前説も楽しかったです。アフターパンフレットも面白かったです。ただ、出演者が多いので先に相関図みたいなものがあると良かったかもしれません。とはいうものの、かなり注意深く説明してくれたので理解は難しくありませんでした。

    スタッフワークも良かったです。上演時間が長いためか、後列1番2番の人は途中からお友達の役者さんの噂話を始終囁きあっていて迷惑でした。最後列だったのでスタッフさんに対処して欲しかったです。
    少し集中出来ませんでしたが、とても良いミステリーでした。

  • 満足度★★★★

    今回も
    言葉で言うと全然伝わらないのですが、毎回毎回すごいな…と思います。これは観ないと分からない!(というか、説明もできない)嘘と真実が入り組んでて、1回でも分かるのですが、分かってから観るものまた確認しながら観れてよかったです。ダンスに歌に、いつもの謎解き、さすがでした!行ってよかったです♪

  • 満足度★★★★

    コメディ要素も秀逸♫
    謎解きとコメディ、懐メロとフォーク、それに映像等、スタイリッシュでCOOLで楽しい舞台!!

  • 満足度★★★★

    森田涼花さん出演。
    サスペンス。さまざまな伏線が張られていて、きれいに回収されます。ボクラ団義さんの舞台は、時間軸や人物の相関が複雑で頭を働かせてついていかなければならないのが多いですが、それが魅力でもあります。
    自分は1回の観劇でしたが、2回見たらさらに楽しめたと思います。その辺りのバランスがうまいですね。
    観劇から6年以上経ってますが、振り返ると遠藤瑠香さんが出演されていたのですね。最近観劇する機会が度々あって、その独特な雰囲気が印象的で。当時の演技が思い出せないのが悔しいです。

  • 満足度★★★★

    1977年・毒入りコーラ事件
    何で電話ボックスに置いてある飲みかけのコーラを飲むかな~?と、思ったのを思い出した。当時の風俗や言葉もよく調べてあって年配者にはそのあたりも面白かった。場面転換が早く、しかも現在と過去を同時進行できる舞台のセットの作り方が良い。神出鬼没の医者など変な登場人物がいたり、嘘はてんこ盛り、影の人物がいてわかりにくいところもあったが、観客を引き付ける物語の展開もよかった。上演時間、この日は2時間40分。平日の夜にはちょっと長い。

    ネタバレBOX

    あと少し個々の人物の個性が描かれていればさらに物語に深みが増してよくなると思う。例えば中原は姉妹に愛されていたが、どの辺が愛された理由なのか掴みどころがない。短い上演時間の間に「人間」を描くのが、やはり作家の腕の見せ所だろう。
  • 満足度★★★★

    観ました
    ストーリーは嘘が混ざってくるので、少し混乱する。それが最後に分かり、なるほどと思った。設定がちょっと前の話しなの、あまり若い方にはピンとこないかも。それでも楽しめます。役者さんがたも素敵で配役がピッタリでした。ちょっと長いのでもう少しスッキリしてくれると良いかも。

  • 満足度★★★★

    お見事かも
    最初感じた不満も最後の最後に来てスッキリ。なるほど,そういう仕掛けになっていたのね。よく仕組まれているなぁ。これは,2度見しても良いですね。その方がじっくり演技を観れるかも。とはいえ,2時間30分はさすがに長い。ケツが痛くて途中ちょっと集中を欠いたかも。自分的には2時間強にまとめてくれたら大満足でしたね。

  • 満足度★★★★

    惹きつけられる
    導入部分、前説も楽しい。
    なるほど嘘はこういう風につかなきゃならない!愛のある嘘と演技、伏線が最後に見事つながってすっきり。楽しめました!

  • 満足度★★★★

    入れない話。
    結論から言うと、おもしろいかおもしろくないかと問われれば相当におもしろいけれども、僕がボクラ団義に期待している、エンターテイメント性の中から垣間見える強烈なメッセージ性を読み取れませんでした。

    つかみの部分は比較的フツウの演劇的なもの?と思わせておいて、相変わらず中盤から縛っていた糸がスルリと解けてパタパタッとパズルのピースがはまり始め、結末まで突っ走る抜群のスピード感は独特。

    これ紙の本、たとえば小説なんかで読んだら「そんなベタな!」と思ってしまう類の話だと思う。それをパズルのピースがはまっていく快感に泣きの要素を重ねてくるあたりはさすがとしか言いようがない。

    ただし、この作品に関しては、あるキャラクターに序盤から惹き込まれる、巻き込まれるように観客側がある程度視点をコントロールする必要があり、ここでイマイチ加速度に乗れないと、結末まで観たところで
    「うーん…そうね、まあそういうことだよね」
    と冷静かつ安全に下車するはめになってしまう。

    また、ストーリーテラーが多すぎて、(初演と同数であるにもかかわらず)内輪の小競り合いが煩わしく感じる。羽田成田はバッサリ切り捨てるくらい手を入れてもよかったのではないか。

    余談だが、ボクラ団義の公演には過去に客演した役者さんたちがたくさん訪れていて、終演後に気づくと上原マリカ、鷹野百合(綿美)、佐知川幸子、水月沙矢、スーちゃん等ものすごい豪華メンバーに囲まれているというような非日常不思議体験がかなり高い確率で起こる。
    彼女らと良好な関係を保てているということは、つまり今後にも期待できると考えてしまうのは短絡的すぎるだろうか。

    (敬称略)

    追記:22日に行われた「鏡に映らない女 記憶に残らない男」の生コメンタリーイベントはすばらしかった。★7つ。
    サイコモンスター水月沙矢は、いつまでも僕の中で生き続けるだろう。

    ネタバレBOX

    僕がこの物語にいまいち入り込めなかったのは、結局のところ「必要のない嘘をつくタイプ」の神谷雪子というキャラクターにシンパシーを感じにくい、という点に尽きると思う。

    まず前提として神谷雪子に無条件で相当な魅力を感じないと、なぜ周辺の人たちから強烈に愛され、ときに同じくらい強烈に憎まれたのかが入ってこないうちに物語が進展して収束に向かってしまう。
    なぜ事件が起きたのか(ある意味意図的に)ワンサイドな視点、また、なぜ周辺の人々が力を会わせて解決へ向かって物語を動かしていくのかという心の動きが見えてこない。

    ついでに神谷雪子に惹き込まれないまま進んでいくと、いまいちキャラクター的な背景が語られないまま、逃走した大柳を刺すという、神谷真知子(雪子の母)の行為がいささか唐突に感じられる。

    なぜここまで高水準のものを期待して厳しい評価をするのかといえば、それは過去に神懸かり的に高い水準の作品を連続で上演した団体だから。今年もハイペースで公演の予定があるようなので新作に期待。

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