IN HER TWENTIES 2013 公演情報 IN HER TWENTIES 2013」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
21-29件 / 29件中
  • 満足度★★★★

    風景
    男性的・・・というよりは上野氏の視点なのかな、とも思う。

    ネタバレBOX

    例えば、アフタートークで言われた
    「女性は過去を更新するが、男性は過去にこだわる」というようなこと。

    自分の視点からすると、これは全く逆のようにも見える。

    人生も性格も、人それぞれなので、何が浅いとも、幻想とも、言い切れないように思う。

    結末について言うなら、たぶんに上野氏の願望が反映されているのではないかという話が、やっぱりアフタートークにあったが、それは自分も感じた。

    ただ、自分との見たい物語と言うのは、たぶん上野氏の願望とは正反対のようにも思う。

    物語のなかで、20代の後半、女性が過去に付き合った男性のことを引きずって無理しているように見える場面があったが、
    これは、上野氏の願望とも言えるのかもしれないとも思ったが、
    自分が観たいと思う場面はまったく逆だ。

    どちらかというと、男性のことなど完全に忘れて(笑
    燃えるように毎日を過ごす女性の姿の方が、観ていて自分はスカッとする。

    同じ男でも、感覚と言うのはだいぶ違うと思う。

    ・・じゃあ、男のことでクヨクヨする人生が駄目なのかというと、そんなことはないと思う。

    自分は初演で観ていたので、話の手触りはおおよそ分かっていたので、
    今回は落ち着いて自分を主人公の母親、
    或いは飼い犬の視点で、物語を見つめてみた。

    母親は離婚をして、たぶん主人公よりはずっと大人で、
    遠くに離れたり、時折すぐ近くから、
    自分の娘のことをどんなふうに見つめていたんだろうか?

    飼い犬のラッキーは、
    自分が子供の頃から一緒に育ち、
    自分はもう老いさらばえて(まぁ犬だし何もできないし話せないし、人間の男はボンクラばっかだし(苦笑
    次また生きて会えるか分からない目の前の主人公の女の子の元気のない様子を
    どんな眼でみていたんだろうか?
    (母親が離婚した主人公にとっての父親はラッキーだったのかな

    自分が女性の心理について分かるのか、と言われると・・
    まぁ、ちびっ子のころ遠くの公園の砂場まで出張って大きなトンネルを掘って
    帰ってきていた(苦笑
    ころから全然変わっていないので(苦笑
    多分ラッキーの方が相当な感性をもって
    主人公を包めることは明らかなのだが(自分は日本語が使えるくらいしか取り柄が無い(苦笑
    まぁ、それでも女性の複雑性を察することができない自分を浅いとも思わない(笑

    自分は、ただ女性を
    ----------------------------------------
    正確に言うなら、
    10人の女性が「集団としての女性」として演じる「ただ一人の女性」を、
    ----------------------------------------
    風景のように観測しながら、
    「・・・そんな人生もあるのかもしれないな」
    とだけ思う。

    当事者の女性や、その親友にしか分からない、微妙な機微があったとしても
    自分はラッキーより外から、
    彼女の10年を、風のように感じながら、
    余白の分だけ気ままに夢想するだけ(笑

    ・・・その距離感が女性の観客には少し不満に思えたりもするのかもしれないが、
    男性の演出家があえてそこまで細かく描く必要もないのかな、とも
    男性の観客としては思ったりする。

  • 満足度★★★★

    綺麗な10年間。

    男性だからこそ描ける
    女性の10年間でした。

    話云々よりも
    とにかく見せ方が巧い。

    もう一度観たらハマるのだろうか。

    すっきりとしたストーリーで
    時間と共に落ち着いて行くのもわかる。
    しかしながら、女性としては
    浅いなあと感じてしまった。

    綺麗で好きではあったのだけれど
    深みがなかったからか
    印象に残ったものもない。

    良くも悪くも綺麗な作品でした。

    せっかく素敵な女優さん10名が
    舞台に立っているのだから
    もっとリアルな女性像も観てみたいなあ。

  • 満足度★★★★★

    切ない!
    とても素敵な時間でした。

    ネタバレBOX

    20歳の時の夢は卒業後留学したりして最終的にはトランペットの演奏家としてオーケストラに入ること、叶えることができなかった29歳が20歳に謝っていましたが、人生は思い通りに行かないことばかりということは分かっていて、謝る必要なんか無いのにやっぱり謝ってしまいます。切ないです。

    ただ、学生時代に優秀で留学までした人がオーケストラ入りを諦め、目立たなかった人がオーケストラに入ったという話を聞くと、じゃあもし自分も続けていたら夢が叶っていたかもしれないと思って後悔してしまいます。分かります。

    20歳の彼女と29歳の彼女がインタビューに答える形式でした。20歳の彼女は未来の夢を語り、29歳の彼女は21歳から28歳までの自分を引き連れての存在で、当時を思い出しながら語りました。

    21歳から28歳までの全員が、29歳の彼女が学生時代に付き合っていた彼氏に会いに行くか気にするところが面白かったです。過去には戻れても未来には行けないタイプのタイムマシーンのようでした。

    アフタートークで、この何となくロマンが成就するかもしれないという風な雰囲気は男目線による願望だという話がありましたが、確かにと思いつつ、胸キュンでこれはこれで良かったです。

    20歳の夢と29歳の現実。しかし、29歳は30代以降のスタート地点です。29歳の彼女にはもっと夢を語ってほしかったと思います。20代の女優さんたちだけでディスカッションすると結局は29歳が最終地点になり、反省会になってしまうのでしょうか。稽古場に30代の人も入れてディスカッションしていたらまた違っていたのかもしれませんね。

    ところで、女優さんさんたちは20歳から29歳の順に、上手から下手に半楕円形に座っていました。ほとんどの劇場の座席は下手側から1、2、3…と番号が付けられてれています。横書き自体左から右に書きます。やはり遡るというイメージがあるのでしょうか。もし並び方が逆だとどう印象が異なるのかなと考えながら観ていました。
  • 満足度★★★

    日本の病
    In her twenties 2013
     10人の女優が20歳から29歳になる迄の女の人生を描く、という作品だ。然し、根本的な所で疑問を持った。こういう内容なら演劇にする必要はないのではないか? という疑問である。無論、一人の人生にもドラマは存在する。然し、上演で、社会との関係よりは、二人称の関係が殆ど総てを占める時、自分等の世代には、没社会的と映るのも事実である。其処には葛藤というより、ただ、気分が移ろうだけの、いわば湿度・温度、光量などが総て管理され、自ら積極的にことに当たらずとも生きていける「社会」の中で夢を夢見ているような閉鎖的世界を感じるのである。間違っても、誰も死なず、怪我をすることさえもない。唯一の懸念は何時、何処ででも“暖簾に腕押し”という不如意から抜け出せないという漠然としたアンニュイだけだろう。そのような世界を舞台化するにあたって、殆ど、無作為に観えるようにキャスティングだけで処理したものを演劇とは呼べまい。
     ただ、これが、現代日本の実相であれば、酷く、この国は病んでいる。その病の重さに気付かぬまま。

  • 満足度★★★★

    分身とも違う
    20代ってほんとうに波瀾な年代ですよね。過去としてみたからあるあるな感じで観劇後色々思い出して一人笑いしたけど、同年代またはもっと若い人たちはどう見るのかな??ラストが好きだな。

  • 満足度★★★★

    プロフィール
    面白い。

    ネタバレBOX

    演劇的要素の面白さが味わえる、シンプルなつくりがいい。

    ヴァイオリンをやってる音大生から院生になって、彼(ショータ)にふられて院生もやめて、出版会社に勤め、取引先の男と不倫し、年下の部下と恋愛し、病気になり…夢破れ失恋し、仕事を頑張り、離婚や愛犬の死に直面しってぎっしり詰まった、女の10年。
    20歳過ぎるとあっという間って皆言うし、主観的にはその通りだけど、やっぱり10年って結構あるなと。それって人生的にもそうで。→こう見てる(進んでいる)人生を↑こっち側から眺めることが必要になるのかななんて思った。

    ATで話に出た、女性な演出でも見てみたい。確かに、男が求める女性な作品にも見えたし。キレイというか。

    失恋したり怒ったりした斉藤麻衣子(24歳)のメリハリな演技が良かった。土屋麻悠子(28歳)の声がいい。

    終盤のメール読み上げは、BGMのせいか聞き取りにくかった。
  • 満足度★★★★★

    心地よくあられが顔に当たる
    かのように・・・等身大のアラサー女性の人生遍歴をテンポよく軽快に綴った佳作。
    私の両隣の女性は共感することも多いのでしょう、時折泣いていました。
    当方もエンディングでは涙がこぼれました。

  • 満足度★★★★


    大卒の女性の20代のライフストーリーと日常風景がうまく描かれていました。 始めはよく分からなかったのですが、段々と途中から劇の構成が見えてきて、よく工夫されていて、とても面白かったです! あと、なんかちょっと痛々しく切なくもありました。。ハハ。。



  • 満足度★★★★

    面白いというより巧い
    コメディ的な面白さではなく演劇ならではの演出、構成の巧さからくる面白さ。
    アフタートークでもありましたが20代の女性というのが絶妙。あっという間の80分

    ネタバレBOX

    最後のごめんねが印象的。とても軽やかで観ていて疲れなかったが物足りなさもちょっとあったかな。でもとてもいいお芝居。

このページのQRコードです。

拡大