満足度★★★★★
無題615(13-040)
14:00の回(晴)。13:15受付(整理券あり)、13:30開場。両側の壁際に金網、なぜか右側は一部破れてないか?…ちゃんと理由がありました。赤(ピンク)、グレー、黄色が目立つ舞台。上手、ソファーにテーブル、あまり入っていない冷蔵庫。中央の扉はトイレへ。下手はカウンターで、TVモニター、後方は倉庫か?天井には白い布が巻かれてある。1段目、グリーンの床。2段目、ソファーがあるところ。3段目、カウンター、と段差をつけた造り。14:00前説(100分、5分休憩で映像あり)、最前列にミニ椅子。14:07開演〜15:52終演。映像16:02〜16:26。
初日&アフタームービー。ポかリン記憶舎、中島さんのお名前があったので、上映前はよ〜くみて探そうと思っていたのに、始まったら「大竹さんだぁ」とそっちに気を取られ、危うく見逃すところ。前列だったので映像の揺れで船酔い状態まではいかないまでも平衡感覚を取り戻すのに時間が…で、いらっしゃいました、お母さん役ですね。
雑記:
本編、映画の方にもあったダークマター、デルヘリの控室に充満する暗黒物質のせいでお互いが見えなくなっている。そんな空間で暴発する感情と沈む感情。それらを撹拌するため廻り廻る。相手との距離を測り、大きな声で大者であることを顕示する。燃えて残ったものから蘇るものはなく、ひたすら沈み、それが結晶となるには永い時を要する。5作目、弱気じゃ勝てず、のし上がれもしない。
満足度★★★★★
ハマる
舞台設定がデリヘルの待機部屋となっていたので正直どんなお芝居か不安でしたが、話が進むうちに人間の内面が見えてきて思わず引き込まれました。これはもう一度見直したいと思っています。
満足度★★★★★
人間のクソ性、でも憎めない
この劇団の世の中を見る視点が超面白い。クソなりに一生懸命生きてるなげさに心を打たれた。駅や街中ですれ違う人の中に移動中のデリヘル嬢が混じってるのかなあ?人間の欲望に直結することを商売にするのと、それを表現するのに数多くの面倒くさい手続きを踏んで芝居を作り上げるのとでは、ベクトルの方向が全然違ってそうなんだけど、この2者が融合してステキな作品になっていた。
満足度★★★★★
痛みを感じることに生を感じました。
「□字ックの代表作になりうる作品」と主宰の山田さんが言うことが間違いない舞台で、何もかもが素晴らしかった。特に今作、□字ックにしては類を見ない群像劇(?)スタイルだったのだけども、どの登場人物も痛いし現実的。何者にもなれない女が、何者にもなれなかったクズ女たちの世界で生きていくことへの難しさを訴え、それを必死に取り繕う女の笑い泣きが本当に見ていて辛かった。
終演後には今作も公演台本を購入。観劇中は脳みそ空っぽにして胸の痛みに耳を傾けることにしてるので、改めて文字で拝見できる楽しさを噛みしめます。役者の皆さん、体壊さないようにしてくださいね!
満足度★★★★★
観劇前に男性は心構えが必要か
今回もより一層女性の内面をギュッと凝縮したものを目の前に突き付けられ、男性としてはなんだかこころが苦しい。 ステキな男性が現れてハッピーエンドになるお芝居ではないけれど、そうなって欲しいな~と思うのは男のわがままですかね。 女性の独白を男性はもっと受け止められなければなと思わされたり。
とても泥くさい人間関係の舞台だけど、どの登場人物も嫌な感じがしなくて後味が悪くない。 それは良くも悪くもその人がその人なりの本音でぶつかっているからなのかも。 清々しいとまでは言わないけれど、力を出し切った感に包まれる。
【アフタームービー】「ワールド・ワールド・ワールド」
劇団劇場で観た15分の劇とはまた違ったテイストで、いきなりラブホから始まらないところなんかは、なんだかドキュメンタリーを見てるよう。
国分寺の大竹さんのキャラは強力☆
満足度★★★★★
人間ぐるぐる。
ってタイトルあたりがしっくりくるかなと思った。
山田佳奈さんって人の心の奥に潜むなんとも言えないドロリとしたもの、というか、心だけ大人になってしまった不安定さ、いやいや、違うな、なんてゆーんだろ、その成熟した感じと、けれど達観した感じと、思春期あたりと30直前と、その他の人生のいろんな場面で感じる絶望のようなものをがっつりと魅せられた気がする。
結局人ってあんなもんな気がする。
死んでるんだよ。
みんな死んでる。
満足度★★★★★
面白い かっこいい
演出やセリフ、というか世界観、勢い、エネルギーかっこいいです 笑っちゃう
テレビに映る映像とそれをBGMに繰り広げられる舌戦にセンスを感じます
満足度★★★★★
今後にも期待
正直、観終わった後はそれほど感動していなかった。
だが、何かがひっかかり、数日この芝居の内容のことを考えていた。
観てその場で感動する作品よりも、
「問い」が数日、そしてその後も残る作品の方が素晴らしいんじゃないかと思う。
それは、おそらく、この作品が、良い意味で、作者も解らないことと向き合おうとしてできたものだからなのではないかと思った。
作者が高みから世界を形創っていない。
作者自身も何が正しくて、何が間違っているのか、わからない。
そういう問題と向き合った結果、
作品は一つのメッセージではなく、
多様な解釈を産む「問いかけ」となったのだろう。
こういう渦中でモガイテいる感じがある作家の作品は、ヘタに完成度が高い作品よりも、次も観たいと思わせられる。
満足度★★★★★
ロックなテイスト♫
劇中の「私の人生なんて、クソみたい」と言う就活女子には、端から見ると波乱万丈な人生を送る人も、市井の人の平凡な一生に憧れるものですよ、と言ってあげたい。
スタイリッシュでCOOLなガールズロックな舞台!!
満足度★★★★
衝撃
最初から最後まで、パワー溢れる役者さん達、そして内容に衝撃を受けました。女性のリアルな会話、男性のきつい本音(?)、それぞれの悩み・・。こんなタイプっているよなぁとか、知り合いの誰さんに似ているなぁとか思いながら観ました。決して好みのストーリーではないのですが、目が釘付けでした。個性溢れる女性陣、みんな魅力的でした。男性陣も迫真の演技、良かったです。終演後のムービーも観たかったのですが、時間の都合で帰らせて頂きました。何故か、惹きつけられ不思議な魅力のある舞台でした。この劇団の他の作品も観たいと思いました。
満足度★★★★
楽しいノリでした。
万人にお勧め出来るかといえば難しいですが
面白い群像劇でした、何か生まれたりするモノじゃないけど
どこの職場にも馬鹿も、割り切り人間も、理由を持って仕事してますから
騒がしい所、と落ち着いたシーンが交互にあるから見易いし
最後、主人公?が笑うシーンに気持ちよさがありました。
好きですね、映像作品を見れなかったのが残念です。
満足度★★★★
騒がしい感じの芝居でした・・・
あまり好みの感じでは無いなぁ・・・と思って見ていたら。
まぁこれが熱量の高い芝居で琴線に触れましたねー(^^)。
皆さんの評価の高さにも納得です
満足度★★★★
エネルギーあふれる舞台
表面的には皆元気だけれど、人生に悩んでいたりあきらめちゃってたりで本質は弱い人たちに映った。 こんな状況は現実にあると思うけれど、もっと人生を楽しんで自分らしく(ってどんなことか考えながら)生きる位の前向きさと余裕が欲しいね、 と思った。 と同時に、この弱さは若さというか未熟さの表れと思えてきて、子供を見るような愛おしさを感じました。 (上から目線でスミマセン)
満足度★★★★
痛み
大分前に、何かでこんな記事を読んだことがある。曰く、“正月、盆などには、風俗嬢の自殺が増える”との内容だった。何処へも持っていきようの無い寂しさと都会の汚辱を呑んで、寂しさに追い詰められるようにして自ら命を断つのであろう。
満足度★★★★
もう観たくない
昨日、見終わった直後は。
「面白かったけど、もうあんまり観たくはないな、ここ。だってきつかったんだもん」
物語は具体的だけど、抽象的なセリフも案外多かったような気もして、途中、セリフが頭に入ってくなくなったりもしたし。
でも朝になって思い返してみると。
「ああ、また観に行ってもいいかなあ」
そして観に行ったらまた「きついから、もう観たくない」って繰り返すのかも。
そんな芝居。
怖いもの観たさっていうんですかね。怖いから真正面からは観たくないけど、遠くから眺めているぶんには。
満足度★★★★
悪循環
アクセル踏み抜いて爆走する自虐エンターテイメント。破壊力のある公演タイトルに負けない、ロックな作品でした。男の面倒くさくてだらしないのは見慣れているけれど、女のこじらせているのを見るのは新鮮でした。特に女性キャストの体を張った演技には、頭がさがりました。千秋楽まで怪我がないと良いなと思います。エロくてバイオレンスで、観客は物語を昇華させるためにももっと笑い飛ばすべきだなと思いました。そうでないと救われない。そう言う自分も、産む性と欲望の性の両方を引き受ける女性の生きざまに、色々考えさせられ、笑いどころであんまり笑えなかったのは残念でした。
満足度★★★★
普遍性が出てきたかも?
今までに観てきた女性の「本当はそうなのだろうけれど正面からソレを見せなくても」な部分は控えめ(まさか慣れたのか?(笑))だがマイルドテイスト(とはいえある種の「痛み」は健在)な分、普遍性が出てきた印象。
終盤で姉に語るマヒルの台詞など奥が深く、それを笑顔で語るマヒルの心情を考えると刺さる感じ。