アクアリウスの囀リ 公演情報 アクアリウスの囀リ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    解釈さまざま、どれもきっと正解
    自分が演じる登場人物と、自分自身の存在。
    あまりに演じる役に同化しすぎていくと、本当の自分自身が何者なのかわからなくなってゆく。
    演じる登場人物の人生を背負えば背負うほどに。

    観客として観ているわたしたちでも、上演されるお芝居の内容が自分自身の体験や想いに触れる時、共感しすぎて引きずられることがある。
    ましてや演じている役者さんにとっては、それは尚のことだろう。
    演じている役の体験、台詞、想いが、自身が内面に抱えているものとふっとリンクする瞬間がひとつひとつ重なっていくごとに、その境目はあいまいになっていき、溶け合い同化してゆく。

    このお芝居は、お芝居の中でお芝居をするという劇中劇を題材に使われている。
    役者が役を演じていく中で、架空と現実の境がわからなくなってゆくことに関する実験を、実際に劇中で演技をしながら行うという内容。
    劇中劇が進んでいくにつれ、徐々に境がなくなっていく様がよく出ていたように感じました。
    劇中の役者たちはきっと、それぞれ自分たちが演じている役と自身に共通項があるのだろうなとも思ったり。
    最終的にあれは・・・役者たちが、演じている役さらには芝居と溶け合い交じり合った結果、芝居世界が現実に出現した、ということなのかな?
    なかなか、意図せんとするところを理解するのが難しく・・・観終わった後、脳内ぐるぐるでした(笑)

    その劇中劇自体もなかなかにおもしろく、ゲームというよりは・・・ゲームを題材にした漫画のようで、個人的にはハン○ー×ハ○ターを連想(笑)
    物の怪を退治するハンターという職業な人々がいる。
    そしてそのハンターたちを取りまとめるハンター協会があって、ハンターたちはその実績に応じたハンターレベルというものがある。
    ハンターたちは、みなそれぞれ特殊な能力を使うことができて。
    各自ハンターという職業に就くにあたって、それぞれのドラマがある。
    しかし、その「ハンター」という職業を成り立たせるために、ハンター協会の人間は物の怪を悪者に仕立て上げて、さらにその影では物の怪が全滅してしまわないように養殖しているという。

    それは漫画ちっくであり、かつありがちといえばありがちかもしれないけども。
    逆にいうと、この劇中劇だけでも一公演成り立たせることができるだけのボリュームがあるということでもあり。
    そこには人間心理の本質を突いていく台詞が散りばめられていたり、観ているものが何を意味しているのかと考え込まされるような背景設定もあったり。
    さらには表現方法が前回公演ですごい!と思わされたザキさんらしいおもしろい形態で。
    観た後、さらっと終わってしまわず残り続けるような、とても見応えのある公演でした。
    次回作もとても楽しみです!

    ネタバレBOX

    役者さんで最も印象深かったのは。
    石神さんは別格だから横に置いておくとして(笑)
    やはりヤタガラスの笹暮ととさんです。
    そしてタミセの石川信子さん。
    あと霊媒師の赤江翔馬さんの動きは注目してしまいました。
    他の舞台でも観たいと思いました。
  • 満足度★★★★★

    物語の中の壁から、今のこの時代の人の壁
    物語は、あやかしの世界から、“皆1人、ここに居る”一つ一つの台詞が、あちこち、前後に絡み合う、そして現実の人としての生き方まで表現してます。 私は、半分くらいしか観切れていないかも知れない、 難しいが、 ぶれてない、一定して感じる物が有るお芝居です、うまく言葉でいえないです。 観方は、自由でしょう しかし ありがちな 観る方にお任せじゃ無い 最後まで放り出していない 

    この芝居メタフィクションの面白さ、複雑なのですが、分からないレベルでは無いと思う。壁は、 劇中劇と劇の壁 登場人物の壁 先生と助手の壁 このお芝居を観ている観客と役者の壁 物語の中での台詞 正しい事を言って皆飛ばされてきたのよ、分かっている、皆一人 劇の中で登場人物の壁が無くなる 物語の中の壁から、今のこの時代の人と芝居との壁 メタフィクションの様に感じました。
     禿さん演じる先生が良かった、上手かった。 このお芝居のポイント、ここが上手くなかったら、まったく分からないお芝居に成っていたと思います。 

    とても面白かった。 

    ネタバレBOX

    物語は、あやかしの世界から、“皆1人、ここに居る”一つ一つの台詞が、あちこち、前後に絡み合う、そして現実の人としての生き方まで表現してます。 私は、半分くらいしか観切れていないかも知れない、 難しいが、 ぶれてない、一定して感じる物が有るお芝居です、うまく言葉でいえないです。 観方は、自由でしょう しかし ありがちな 観る方にお任せじゃ無い 最後まで放り出していない 最高のお芝居でした。
    あしたも観たいけど、行けないのが残念ですわ (>_<)

    明日は、観切れていないなりに 反芻して 考えて頭の中で も一度 観ますわ。


    四角い舞台を90度回転させて配置 客席からは45℃の角度で2方向と1辺と平行な1方向の
    3方向の客席、

    暗転から水の音、ぴちょーん、人が舞台に登場 ぴちょーん、人が登場

    この物語は、メタフィクション 芝居を演じながら、作り話であることを意図的に観客が分かる
    構成 観客に、お芝居をしている光景を意識させる、劇中劇の物語です、物語と現実の関係 その両方がこの物語で意味が有る。

    全員が登場 足元に青い照明 先生(監督) モトセ(助手) タミセ(助手) 生徒たち アカル、チーコ、レイト(モノノケハンター) カグラ(天穂村の村長の娘) クロエ(アカルの妹)マオ(八咫烏)ヨウトラ(霊媒師) カズワダ(モノノケはかせ)

    先生の指示と助手の指示で芝居が始まる、先生がお芝居の設定を説明 助手クロエが、イラついてからむ、時代は昭和後期の天穂村 この村には、モノノケがでる、退治するモノノケハンター達 それぞれに倒す目的が有る、
     アカルは、姉クロエの呪いを解くため666体のモノノケを退治すれば呪いは祈りになる。姉クロエの呪いは自分が姉に手渡した玉子が割れて、呪われた。
     見習い チーコ 女子 いじめられていた、レイト 上位のハンター、サツキNO1ハンター
    サツキは、アカルを引き合いに出して、村人の戦意を引き出す、

     これはゲームなんだ、モンスターを作って ハンターを作る、アカルは、黙ったまま、やがて666体切ったらいいじゃないか、行動できなかった。

     チーコは見た、教会の地下の井戸でモノノケを作っていた。 ギャー 八咫烏がさえずる チーコは消える、レイト取り引き 俺は黙る ギャー 消される

     この先の物語は無い。フィクションの外 タミセが、物語から逃げたと非難する。

     回想シーン 洞窟の奥の情景 秘密を知って逃げた、姉から?、村から? ここは何、俺を咎める? 皆逃げていた、同じだ、

     今から始まるのは実験 物語は外に働きかけられる。壁をとっぱらい、価値観をつなげる これからアクアリウスの芝居を始めます。
    天穂村つなげる 濁っている 何やら悪い奴 行かなくっちゃ 姉さんを幸せにできない 弟 血の壁が有る 八咫烏との戦い 教会 聖水が流れる。

    サツキ:終わった 何もかも終わった。何も残っていない。 だいじょうぶ 笑えばいい。

    一人残って、笑う 泣き崩れるカグラ 先生はタブレットをタミセに渡す、タミセは書きこむ。

    ☆ 上記内容は、間違えている所が多くあると思います。すいません。
    この芝居メタフィクションの面白さ、複雑なのですが、分からないレベルでは無いと思う。壁は、 劇中劇と劇の壁 登場人物の壁 先生と助手の壁 このお芝居を観ている観客と役者の壁 物語の中での台詞 正しい事を言って皆飛ばされてきたのよ、分かっている、皆一人 劇の中で登場人物の壁が無くなる 物語の中の壁から、今のこの時代の人と芝居との壁 メタフィクションの様に感じました。
     禿さん演じる先生が良かった、上手かった。 このお芝居のポイント、ここが上手くなかったら、まったく分からないお芝居に成っていたと思います。 

    とても面白かった。 

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