SUMMERTIME 公演情報 SUMMERTIME」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    すべての条件がそろっている
    何故こんな辺鄙なところで?と思ったがすぐに合点。全てが必然に感じられた素晴らしい舞台だった。
    上野友之氏は男性なのに、どうしてこんなにも女性のことを良く知っているのだろうか。そして客席も男性が目立つのが気になった。このクオリティをそのまま拡大した舞台が見たいと強く願う。

  • 満足度★★★★

    水彩画のような夏の思い出
    上野さんの作劇能力の一つだと思うのですが、情景の切り取り方が本当に巧いです。今回の様な小品だと特に際立ちます。

  • 満足度★★★★

    切ない
    ノスタルジックに浸っちゃいますね。

    そじんさんがステキでした。

    相楽さんがすげぇ可愛かったす。
    次回競泳にも参加するとのことで楽しみ。

  • 満足度★★★

    こういうの毎月観たい
    4人の女優さんが二人の登場人物の過去と現在を演じ、短い公演時間のすてきな小品でした。ストーリー連続しなくてもいいので1時間くらいのトープレ二月に一回くらいやってほしいです(笑)
    そじんさんすばらしかったです。相楽樹さんも魅力的でした。

  • 満足度★★★★

    過ぎ行く夏に相応しい
    やわらかく優しい物語でした。よかったです。
    もう少しクロスオーバー(現在の自分達が過去の自分たちの出来事を見つめる)を多くしたら、現在の自分たちの物語がより印象強くなったかなと感じた。

  • 満足度★★★★

    夏の匂い
    ほとんど何もない小さな空間に
    夏の匂いが満ちているように感じました。
    あの空気感を創りだした4人の女優さんはみなさんとても素敵でした。
    個人的にはああいう懐かしい感じがする話はとても好きなので、
    ところどころツボに入って三十路なのにうるっとしてしまいました。

    60分強と短めの公演だったのですが、
    物足りなさを全く感じず、とても満足して温かい気持ちで帰ることができました。

    ネタバレBOX

    相楽樹さんは初見だったのですが、
    とても瑞々しく、演技も印象的で、
    今後の活躍がとても楽しみになりました。
    次の競泳水着さんの舞台も観に行きたいと思っております。
  • 満足度★★★★

    こういうの好き
    誰もが持っている夏の思い出を呼び覚ます作品。
    特徴ある会場を上手に利用した演出が印象的。
    切ない気持ちになった。
    たまに立ち止まって、昔を思い出す時間も必要だなと思った。

  • 満足度★★★★★

    晩夏
    懐かしい感情と切ない気持ちが溢れてきました。

    ネタバレBOX

    子供の頃に一週間ほど一人で親戚の家に泊まったことを思い出していました。

    出版社でちょっと疲れて実家に帰省した陽子(子どものようこ)は、佐賀の親戚から送られてきた果物箱の中に入っていた写真を見て、不登校だった、なりかけた頃に、佐賀の親戚の家に行って、二つ年上のハトコのあいちゃん(今の愛さん)と過ごしたことで気持ちが切り替わり、学校に行けるようになったことを思い出し、また会いに行くという話。

    10代から20代への十数年の変化、成長の大きさには今更ながら驚かされます。寂しいことですが、40代からへ50代の変化とは大違いです。だからドラマになるのですが…。

    ようこにとってのあいちゃんは颯爽として可愛らしく見えていましたが、少し憂いを含んだ愛さんの様子からも窺えるとおり、あの当時、両親の離婚問題や都会からの転校生ということなどもあり、実際は明るいだけではありませんでした。颯爽とした相楽樹さんと、しっとりとした冬月ちきさんを配置した意図が理解できます。

    ようこと陽子は、とても良く似ていました。李そじんさんと松本みゆきさんが似ていることもありますが、心境が当時と今とで似ていることにも因るのでしょう。

    また来年もの約束は、あいちゃんのアドバイスにより、学校の外で友だちを見つけようとしてダンスを習い、それが忙しくなって夏合宿があったりして、またそうした過程で友だちができて元気になってあいちゃんのことを次第に忘れていったことにより実現しませんでした。

    子どもはそれでいいのですが、子どもの興味の示し方はある意味残酷さも持っています。いつの間にかピーターパンが見えなくなっていたことにすら気づかないのですね。大人の立場から見ると本当に切なくなってきます。

    ところで、愛さんの婚約者は、もしかして野球のショート君だったりして…。
  • 満足度★★★★

    夏のエピソード
    少女の頃のナイーブな、それでいて他愛ない夏の思い出。

    大人になった二人の久しぶりの再会。

    この先もきっと数年ごとに再会しては、ひと時の時間の共有を積み重ねていくんじゃないだろうか。

    ネタバレBOX

    はじめて行くギャラリーでしたがなかなか面白いところでした。

    手作りカキ氷なつかしいな。

  • 満足度★★★★★

    夏の日の19xx
    子供の頃、夏休みに親の実家へ遊びに行ったときの懐かしいエッセンスが呼び起こされる。 

    冬月ちきさん演じる女性の、あのやさしく包み込む感覚は、人間を越えるものを感じさせたように思う。 

    ステキなサマータイム◎

    ネタバレBOX

    そじんさんの小学生、、少し陰を持ちつつ歳上のはとこと遊ぶ姿は、
    はとこを頼り敬愛しつつも、自分と何が違って、自分はどうしていくのか、
    このときかすかに模索している様が伝わり、少し強気もある十数年後の自分、
    松本みゆきさんへのバトンタッチはスムーズで素晴らしい◎ 
  • 満足度★★★

    ただ観ているだけで満足
    問題、事件があるわけでもなる、ふんわりとして涼しげな夏の風景でした。
    丁度舞台が今の時期である事も、いいですね、席数が少なかったので見れて良かったです。

  • 満足度★★★

    川遊び
    しっとり面白い。

    ネタバレBOX

    小五のようこ(李そじん)…学校に馴染めず、四国の親戚宅に。あいと友達になる。
    中一のあい(相良樹)…両親の離婚で東京から四国へ。サバサバしてる。ショート先輩をフッたことで中学を孤独に過ごすハメに。
    二十代半ばの陽子(松本みゆき)…職場の人間関係や恋人のことで悩む。
    二十代後半の愛(冬月ちき)…結婚を控える。

    一度しか会っていない「はとこ」って関係と、ひと夏の思い出と、弱弱しくて寂しい心を絡めた良作品。かき氷とか、花火とか、雨乞いとか、かわいいアクセントのついたなんとなく寂しい作品。
  • 満足度★★★★

    地方と東京
    お得意のモチーフであっさりと。
    上野友之は地方出身者の星だな(褒めてます)。
    悪い意味ではなく、どんどん薄味になってきてる気がする。
    ちきさんがいつも以上にべっぴんだった。
    女盛りだねぇ(セクハラ?)。

    ネタバレBOX

    そじんの小学生はないだろうと思ったら意外にイケた。
    イケた?いや良かった。
  • 満足度★★★★★

    胸キュン系・50分
    15年ぶりに従姉・愛のいる佐賀で過ごす夏、陽子は小学生時代の佐賀の夏を思い出す…な胸キュン系。
    子供時代にいかにもありそうな挿話と、「面影があるかも?」なレベルの2女優二組を少女期と現在に配したキャスティングが特にステキ。
    なお、この作品が気に入った方は、ジョン・ウイリアムズ監督の映画『いちばん美しい夏』(2001年作品・日本映画)も気に入るのではあるまいか?

    ネタバレBOX

    中でも好きなのは28日の花火大会の夜、お互いを思いやる2人の気持ちと、それでホロリとさせておいての「佐賀の人に悪い」。
    さらにその次、少女期の自分たちを見ている(ように見える)シーンの現在の2人の眼差し。
  • 満足度★★★★

    季節のはだざわりが導く俯瞰
    残暑、少々蒸した夜に初日を拝見、

    役者たちが紡ぎあげるロールが
    それぞれの季節の肌触りを醸し出して。

    その先には、女性たちのナチュラルな歩みへの俯瞰がありました。

    ネタバレBOX

    会場の早稲田 LIFTはとても面白い空間で、
    吹き抜け(たぶん工場か倉庫の名残り)があって
    1Fにあたる上部の音(声)がBFの空間に
    とてもきれいに重なる。

    その広がりには
    絶妙に時間を湛える力があって
    四人の女優が演じる二人の女性の二つの時間の物語が、
    豊かにくみ上がっていきます。

    幼いころの記憶、そして大人の女性の抱くもの、
    それらがあからさまに舞台に広がるのではなく
    エピソードとして観る側におかれ、
    二つの時間の緩やかなつながりに導かれるように
    ゆっくりとほどけていく。

    過去の一つずつのエピソードのコンテンツが、
    ナチュラルで、どこにもありそうで、
    でも、しっかりと心に残るような夏の風情に磨き上げられていて。
    夏休みのゆったりした時間に織り込まれた
    風呂上がりの心地良さ、西瓜、かき氷、魚つり、花火の想いで、
    それらがキャラクターの時間のなかに
    差し込まれるたびに
    役者たちのしなやかに季節を纏う演技のふくよかさが、
    シーンにとても自然な夏の終わりの肌触りを与えて。

    その時代と
    ふたりの女性の歩んだ時間と
    再び束ねられた今が
    記憶の質感とともに観る側を染め、想いを映し広がっていく。

    ほんの少し苦く、
    重さにならないほどに淡く、
    でも深く満ちて、
    気がつけば、キャラクターとともにその時間を抱いている・・。

    上演時間も、会場や作品のテイストにフィットしていたように思います。
    何気ない照明のメリハリや音の響きのコントロールも秀逸、
    役者それぞれの描き出す色に加えて
    上野作劇の冴えをたっぷりと感じることができる
    秀作でありました。


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