満足度★★★★★
ここまでがユートピア観劇
個々のユートピア争奪戦はすごく面白かった。童心にかえって遊んでいるような気分になれた。また個々のユートピアで孤独を感じている人たちの幻想も見え隠れし、好みの舞台でした。とにかく面白い!
満足度★★★★★
あおきりみかん!
これぞあおきりみかんの芝居と思わせる見事な作品。舞台装置は単純なモノの組み合わせで様々な情景を演出し,孤島の風景が見えてくる。そして,作品の内容は考えれば考えるほど深く思えてきて,鹿目由紀さんがそこまで意図しているのかはわからないが,思考が拡散して止まらない。1時間45分の作品であるが,充実感は半端ない。演技もこなれていて,文句のつけようのない芝居だったと思う。
満足度★★★★★
オイスターズ『トラックメロウ』:コミュニケーション苦手な人たちはひたすら不条理。
思いもよらない攻められ方で、思わずはしたない声を出して笑ってしまった。
とにかく笑った。
満足度★★★★
あおきりみかん
あおきりみかんの「ここまでがユートピア」見てきました。
ユートピアしかない世界は逆説的にユートピアではない世界で、ということは僕らの日常は考えようによってはユートピアになるんじゃないか、そんなことを思いました。
誰かがnowhereはnow hereだと書いていて、それを思い出しました。
満足度★★★★
オイスターズのトラックメロウを観ました。
オイスターズのトラックメロウを観ました。とてもシンプルな舞台の上で行なわれる作品でした。
アフタートークで平塚さんが普段は半分の大きさの舞台でやっている。とおっしゃって居いたのですが、座・高円寺の広い舞台をつかっての演出はとても面白く効果的に思えました。
脚本の内容は面白いのですが、途中から同じようなネタがクドいなと思ってしまい、少し飽きてしまいました。
あぁこんなやついるよなぁっていう登場人物を観ながら少しイライラしたり、なんだか妙にリアルな部分はとても共感しました。
勉強になりました。ありがとうございます。
満足度★★★★
あおきりみかん
自分が見たのは、こちらである。劇中でも説明されることだが、ユートピアは、決して単なる理想郷などではない。むしろ、現実の世界を効果的に批判するために作られた架空の国である。だからと言ってそれが、本当に理想的であるとは限らない。「ユートピア」という作品を書いたトマス・モア自身がかなり管理社会的な描き方をしているのは、現実社会に対するアイロニーもあろうが、更に複雑な理由が隠されているのではないか?
今回、あおきりみかんの描きだすユートピアは、かなり後者に近い。いつも通り、いくつもの仕掛けと様々な人間関係を巧みに拵えられたシチュエイションに仕込み、システマエィックな国家の規則に従いながらも、尚、人々は自分の個人史を、独立国家の決まりとして表明せざるを得ない。その背景にある現実が、半径75cmの独立国家群の争闘の中に表れる。ある国家が、他の国家のテリトリーに入ると、国家、即ちヒトは、他の国家、ヒトを排除するのか、共生するのか。或いは?
満足度★★★★
不思議な「ユートピア」☆
千秋楽に観劇。キレの良く心地よい演技、様々な箱や板を使ったシンプルな舞台転換の上手さ、後半にむかって、たたみかけるような脚本の構成の素晴らしさに感銘を受けた。
子供のごっこ遊びのような設定は、私は楽しかったです。いい意味でアナログというか、懐かしさを覚えたお芝居でした。
満足度★★★★
オイスターズ「トラックメロウ」観ました
オイスターズは名古屋で4回ほど観てるけど、「トラックメロウ」は初見。会話がずれて噛み合わないのに、何となく息の合ったチームワークを持って同じ場所にいる一団。余計な演技をせず、観客にいろいろ想像させてしまう役者陣。妄想だか何だか微妙な扱いの描写。オイスターズは何が面白いのか、改めて考えさせられた(合わない人には合わないだろうけど)…結局、終わってみれば、事態は何一つ進展してなかったりする…。会場の座・高円寺は、確かに広かったかも。しかし、あのトラックの巨大感はハンパじゃあなかった…常小屋の名古屋・七ツ寺共同スタジオでは狭いかも(汗)
満足度★★★★
トラックメロウ
トラックメロウを見ました。何というか予想外といいますか、あのバスの中の人間関係が非常に面白い。
あぁこういうやつ居るよなぁとか分かり合えないよなぁとかおもいなながら、自分もこういう所あるよなって少し思ったり。
バスの中なのに広い舞台を使い切るかの様に役者が散らばって座ったのは面白い演出でした。
勉強になりました。ありがとうございます。
満足度★★★★
両方みた
トラックメロウ 星3つ
好みが大きく別れるかも。私はあまり好きではなかった。劇場の広さとか演出によるものかも。アフタートークでの渡辺えりとのかみ合わなさがとても興味深かった。脳内劇場と実際の上演との差異。
ユートピア 星4つ
笑いに内蔵された悲しみ。最初の30分で予想したことが裏切られ始めるときの快感。周りは笑いに溢れていたけれども、私は泣きそうだった。
どちらも、いくつか演劇を見ている人向けの作品に感じた。
満足度★★★★
オイスターズ「トラックメロウ」観ました
座・高円寺でオリジナルを観て、その約三週間後に長久手文化の家で、「大」(20人近い一般参加者出演)+「続」(20分ほどの短編)を観ました。
「大」で舞台上のイメージが耕された後の「続」は、こじんまりと個人スケールにまとまって、やや物足りない感。
「大トラックメロウ」は、人数といううむを言わさぬ質量の力が声、視線、気配や空間を増幅したり埋め尽くしたり。つくづく舞台は、生の材料でできているものだなあ。
しかし相変わらず、登場人物の会話がかみ合わないまま一致団結して、結局なにも物語が進んでないなあ(笑)
あとで考えてみたら、「大」にはベケット・ゴドーを待ちながら、「続」には岸田國士・紙風船のイメージが重なって見えてきました。平塚作品と古典との意外な接点(ゴドーは読んでないらしいけど)。
満足度★★★
どこからがユートピア?
全体的に腑に落ちない。説明に「戦う、喜劇」とあるがこれは喜劇ではないだろうし、「陣地取りの遊び、いや合戦」とあるが遊びに見えてならない。賞を獲っているのだから脚本は良くできてるのかもしれないが、演劇を通してその良さを感じとれなかったのは、疑問ばかりが生じた演出のせいだろう。
満足度★★★
【ユートピア】こんなこと学生時代に考えとけ!
税金使って遊ばせておく理由なし!と、思った瞬間に私にとってこの芝居は終わってしまった。お互いに接触なしといいながら、ぺちゃくちゃしゃべってるし・・・セットはきれいで工夫があり面白い。
満足度★★★
あおきりみかん
題材的に、ブラックな方向に行くのかなと思いきや、
あまり深い何かをえぐらず、
ほわんとしたまま終わったところが
なんだか好きでした。
セットの使い方も面白い。