カラミティ・ジェーン 公演情報 カラミティ・ジェーン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    ウエスタンミュージカル風ストリートプレイ
    一幕と二幕が全く違う印象の物語。話の筋にあまり面白さは感じられなかったが、女性が元気な舞台だった。
    西部劇版女の一生、と言った感じ。
    歌う場面が多いんだろうなと勝手に思っていたが、話に重点を置いて見せていた。
    度々挿入される小ネタギャグは、さほど面白くなく却って不要のような気がした。

    ネタバレBOX

    じゃじゃ馬男勝りのジェーンがビルと出会い、シンプルかつ唐突に恋が始まるまで小難しさはない。やがて二人は賞金稼ぎの旅、結婚、子供が出来るがそんな生活に満足しないビルはジェーンの元を去り、残されたジェーンは我が子に愛情はあるが自力では育てられない為、経済的に裕福な夫婦の元へ養子に出す。我が子の仕送りのため懸命に働くジェーン。マラリアが流行すればそれを蔓延させないように必死になって病人の為に尽くす。その行為は町の人にとっては心強く思えたりする。
    年月が流れたある時、ビルが地元西部にもどって来た。馴染みの店で再会するが、そこで撃たれて死亡する悲劇が起き、一幕終了。
    ・・ここで終っても物語成立するんじゃなかろうか。

    二幕どう展開するんだ、と思ったらサーカス団のショーのスターとなったジェーン。そのショーの見せ方がthat's show time!みたいな見せ方なんだけど、出演のパパイヤ氏の振り(振り付け師は別にいるらしい)と、役としての興行主の吹っ切れ具合がどうも個人的に受け付けられず、ノリきれなかった。
    コネタギャグもだけどやるならちゃんとやって欲しい。中途半端に見え却って見苦しい。
    その後、成長した娘に名付けの叔母として逢ったりするが、気合いが裏目に出過ぎて最終的に嫌われたまま疎遠になる事に。
    でまた時は流れ、老婆になったジェーン、発展にした西部の町で穏やかに古い付き合いの友達とそれぞれ罵りしり合いながらも、穏やかに暮らしていた。そんな時かつて嫌われたままの娘が新聞記者として、若かりし頃のジェーンの伝記を書きたいとやってくる。結婚して、娘も出来たはずだがマラリアで亡くなったと言う。いろいろあったのねの心の瞬間の二人が良かった。
    そろそろ人生の幕引きが近づいた時、若かりし頃のビルが現れジェーンを迎えにくる。出逢った頃と同じ姿でゆっくり溶けていくようなビルとジェーンの姿は輝いて見えた。

    千秋楽の観劇という事もあり、カーテンコールの盛り上がる事!素直に宝塚のブランド力の凄さを思い知らされました。
  • 満足度

    いろいろと興味深い観劇でした
    湖月さんの演技は、比較的好きなのと、個人的に、ある興味があって、観劇してきました。

    うーん、なるほど!何となく予想したとおりの会場の空気でした。

    今、あるベストセラー作家の、何故か、あまり世間に知られていない、ある団体をモデルにした小説を読んでいて、今日のこの会場の空気にも似た描写があって、大変興味深いものがありました。

    湖月さんのジェーンには、やはり、魅力がありました。
    ですが、共演者のレベルに、かなり疑問を感じます。

    これ、無料公演なら、満足度2ぐらいですが、この値段では、マイナス2ぐらいの満足度ですね。

    ネタバレBOX

    かなり長くある劇団でトップクラスの男優さんが、これ程、滑舌が悪かったかと、再認識しました。
    ずっと舞台俳優さんなのに…。
    彼は、ナレーションも担当しているのですが、ほとんど、台詞が聞き取れませんでした。

    金児さんという役者さんは初めて拝見しましたが、空手の腕前がある割には、立ち姿が美しくなくて、長身が効果的にならず、逆に、もてあましている感がありました。この役は、立ち姿の美しい役者さんで観たかったと思います。

    劇中の小ネタも、まるで、面白くなくて、演出も、期待ハズレで、残念に思いました。
  • 満足度★★★

    上質のエンターテイメント
    役者個人個人の技術が素晴らしく、
    エンターテイメントとしてとても良くできていて面白かった。
    あの衣装であのセットなら、あのお値段にも納得。
    でも、やっぱりストレートプレイが好きなので、
    岡田達也さんが出演していなければ絶対観ないだろう作品。

    ネタバレBOX

    音楽劇の類は全くといって良いほど観ていないので、
    劇中の拍手や手拍子といったルールが全く分からずアウェイ感満載。
    カーテンコールのスタンディングオベーションにも驚き。

    女の一代記といった内容だったが、
    一つのエピソードをクローズアップするのではなく
    全体を大河ドラマのように見せる感じのため内容は薄い気がした。
    また、ラスト近くが冗長過ぎる感じがした。

    歌も踊りもアクションも「プロ」の仕事を魅せてもらった。
    個人的には金児憲史さんの声がツボ。

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