「桜の園~アントン・チェーホフ~」 公演情報 「桜の園~アントン・チェーホフ~」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    改めて
    一緒に観劇した子が「四幕をぎゅっと凝縮したお話だった」と言っていた通り、「桜の園」を70分で解る様に作り上げていたと思うが、
    改めてあちらの作品はちと苦手というコトを再認識してしまった。

    でもヒロエさんのいつもと違った一面が見れた。

  • 満足度★★★

    「白」が印象的
    私は、外国作品は登場人物が横文字で覚えづらいので、原作があれば予習して観劇に臨みます。そこで「ヨーロッパの実桜の花は日本のそれより白い」ことを知ったのですが、芝居の中でラネーフスカヤ夫人が全身白の衣装を身にまとい「(桜の園が)一面真っ白ね」と言っていたシーンが印象的でした。
    ただ、長編を70分という短い時間にまとめるにあたって、セリフを抜き出して繋げただけのような作りになっていたので、いきなり芝居を観ると若干わかりにくい内容になっていたと思います。

  • 古典
    「桜の園~アントン・チェーホフ~」と古典であることを押し出したかのような題名だが、斬新な演出。むしろ桜の園の台詞を借りた別作品のような印象。

    ネタバレBOX

    70分にまとめられた今回の上演では、元の戯曲の約三分の二程が削られた印象。チェーホフの脚本の醍醐味とも思える緻密に構成されていた人間関係は見えづらくなり、まるで突発的な行動を起こし続ける人間の集合体に見えた。正面を見据えて座る登場人物達は次第にお人形のようにも見え始め、ラネーフスカヤの子ども部屋で繰り広げられるままごとめいてきて不気味だ。のっぺりとした照明がその色合いを強める。ダンスシーンのスモックのような衣装、金貨の代わりのおはじき、随所に子供っぽさが滲む。
    誰がこの世界を外から操っているのかと言う興味は、皆が椅子に腰掛けると言うメタファーによって宙に放り出された。強いて挙げるとするなら、それだけが生き生きと響いていたあの効果音だろうか。
    チェーホフの言葉のみを借りた桜の園では無い何かを観た気分だった。当日パンフレットによれば次も古典に取り組むとの事だったが、今回と同じ印象になってしまうとしたらこの取り組みの意義に疑問を感じる。しかし、全く違うものを提示されたならば、併せてこの作品も評価したいと思う。
  • 無題222
    19:30の回、18:45着、受付(整理券あり)、19:00開場。受付は吉水さん=「LDK」「副都心線〜」、他のお芝居のとき受付でお見かけしたことがあります。帰りにちょっと声をかけさせていただく。
    さてさて、チェーホフ、「かもめ」に続いて2作目。お芝居をみるに当たって、①有名な劇場(指定席)②著名な劇作家の作品、はみようという気にならないのです(チケットが高いからかな…)、こりっち的には「観たくない!」ですね。シェイクスピアはみないし、青◯劇場には行かないし(ちなみに、こけら落とし公演の「ドリーミング」や山口さんの「ジーザス」はみたのでした)。(註)円形劇場は行ってる。
    チェーホフもこの範疇に入っているのですが、「かもめ」は場所に惹かれ、今夜は、吉水さんが制作ということだったので観劇。役者さんは所定の場所であるかのように椅子、クッションなどに座り、正面を見据える。終盤、ゆったりと踊る、不思議な世界だ。続く

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