音楽劇『夏の夜の夢』『十二夜』 公演情報 音楽劇『夏の夜の夢』『十二夜』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 満足度★★★★

    十二夜を観た
    双子の兄妹セバスチャンとヴァイオラの乗った船が嵐に遭い、ヴァイオラはイリリアの海岸に打ち上げられる。彼女は消息の分からない兄を死んだと思い、身を守るために兄そっくりに男装してシザーリオと名乗り、イリリアの公爵であるオーシーノに小姓として仕えることにする。

    そもそもこの物語はあまりにも瓜二つな双子の兄妹が発端となる恋物語だ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    オーシーノは伯爵の娘であるオリヴィアに恋をしていたが断られ続けており、オーシーノは、オリヴィアにこの求愛の手伝いをさせる。密かにオーシーノに淡い思いを抱いていたヴァイオラはその命令に苦しむが勤めを果たすべくオリヴィアに会いに行き、使者としてやってきたシザーリオにオリヴィアは心を奪われてしまうのだ。

    一方でオリヴィアの執事であるマルヴォリオは、道化師のフェステ、オリヴィアの伯父トービー、彼の友人アンドルーの三人が毎日飲んだくれていることを説教する。これを恨んだ3人はオリヴィアの侍女のマライアと共に、仕返しをする。それはオリヴィアが書いたように思わせる偽恋文を彼に拾わせるのだった。「もし私の愛を受け入れるのなら、黄色い靴下に十文字の靴下留めを身につけ、微笑んで下さい」と書いてあり、彼はオリヴィアの前で実行するが、気違いと思われ、真っ暗な檻に監禁されてしまう。

    一方、ヴァイオラがてっきり死んだと思っていた双子の兄セバスチャンは、別の船の船長アントニオに助けられており、彼と共にイリリアにやって来ていた。

    場面は変わって、オリヴィアの求婚を巡ってアンドルーはシザーリオに決闘を申し込む。しかしシザーリオのことをセバスチャンだと思い込んだアントニオが割って入り決闘を止め、ヴァイオラは彼が自分の事をセバスチャンと呼ぶのを聞いて、兄が生きていることを知るのだった。

    その頃イリリア見物をしていたセバスチャンは、偶然にオリヴィアと出会いセバスチャンは見ず知らずの美しい姫に求婚されて夢ではないかと戸惑うも、その申し出を受け入れる。オリヴィアはシザーリオに今まで頑なに拒まれてきたこともあり、相手の気が変わらぬうちにとすぐに結婚式を挙げてしまう。

    その後オリヴィアと出会ったオーシーノは彼女に求婚するも、いつも通り断られてしまう。さらには彼女が自分の小姓を夫と呼ぶのを聞いて、裏切られたと思ったオーシーノはシザーリオに激怒する。しかし身に覚えのないヴァイオラはそれを否定するが、今度はオリヴィアが裏切られたと叫ぶのだ。そんな口論の最中にセバスチャンが現れ、一同は驚くのだった。ヴァイオラとセバスチャンは互いに素性を確かめ合い、別れ別れになっていた兄妹と知る。こうしてオーシーノはシザーリオが女だと知り、改めて求婚し二組のカップルがめでたく誕生した。

    スタジオライフといえば宝塚の男バージョンみたいな劇団で有名だ。故にキャストの全ては男ばかりなので女役も彼らがこなすが、いわゆるこれらのオカマが実に美しい。
    ヴァイオラ(シザーリオ)役の松本慎也は絶世の美女だし、セバスチャン役の関戸博一とも瓜二つだ。

    またマルヴォーリオ役の坂本岳大のキャラクターの立ち上がりがとても素晴らしくて笑えた。

    元々、『十二夜』は喜劇だが、スタジオライフ風に味付けするとものすっごくコミカルで楽しい。舞台セット、衣装、照明、音響、全てが秀逸でエンタメミュージカルだ。

    そして初日のこの日はサー・トービー・ベルチ役の笠原浩夫が座った途端にパンツの尻が20cm以上も破れ、下着がまるで見えるというアクシデントがあった。このアクシデントを笑いに変えて彼自身が道化に徹するキャストとなった。観客の笑の渦を全て吸収していたが、これがあった為にむしろ楽しめたし、顎が外れるくらい笑い転げてしまった。
    暗転後、彼はカーディガンを腰に巻いて登場し、それでも動きによっては白いパンツが見える。苦笑!
    そしていよいよ次の暗転でパンツを履き替えて登場しちゃったから、ワタクシはものすっごく残念だった。笑

    そんなこんなでとにかく笑った!舞台だった。
    スタジオライフ、素晴らしいです。次回も必ず観ます。
    でもって、笠原浩夫、がんばれ~~~!!
  • 満足度★★★★

    斬新で面白かったです。
    『夏の夜の夢』のSavarinキャストを見させて頂きました。
    初めてStudio Lifeさんの舞台を見させて頂いたのですが、十分に楽しませて頂きました。
    やっぱり、シェイクスピアは偉大で、『夏夢』は良いですね。

    音楽劇とういうことで、どんなかたちになるのか、気になっていたのですが、ミュージカルとはまたちょっと違って面白かったです。
    聞き慣れた有名な曲も使われていたので、親しみやすかったとおもいます。

    もう一方のBonbonキャストも観てみたいと思いました。
    チャンスがあれば行きたいのですが、学生料金で4000円なのは若干厳しいので悩みどころです。
    総合的に★4つ。詳細はネタバレBOXにて。

    ネタバレBOX

    ・セットが素敵でした。登り棒を取り入れた舞台を久々に見たので、何だか嬉しかったです。それらを、演出が最大限に利用していたのも良かったです。また、ヘレナ役の方の運動神経にも驚かされました。
    ・照明が特に良かったです。夜を表現するために使用された、ホシキューも良かったですし、もっと具体的にいうと、長い夢が覚めたときの朝の照明が何よりも素敵でした。下手側からの光の具合に感動しました。
    ・衣装が斬新。人よっては好き嫌いあるかと思いますが、私個人おしてはあのポップな具合は好きです。
    ・演出に関して
    ①冒頭にハムレットの台詞が引用されていたが、謎。解釈間違っているのか分からないけど、あそこの冒頭部分に入れた理由がよく分からない。
    ②ヒポリタが足枷をつけていた理由が不明。これ以上斬新なことするのか?と最後にシーシアスを裏切るのかと期待したが、何もなく残念。伏線が読み取れず、今ひとつだった。
  • 満足度★★★

    大変面白かったです!( ^∀^)
    私自身、初のシェークスピア原作のお芝居、ということで、敷居が高いのかなあ・・・・なんて会場に行きました。
    話の流れ自体は、多分、原作にのっとっているんでしょうけど、使われる音楽は、知っている曲ばかりで、とても楽しく拝見しました。

    ネタバレBOX

    内容は、妖精の住む森で繰り広げられる、ラブストーリーを核にしたコメディーでした。

    主に、4人の男女、妖精達、劇団員、王室の人達の4つの種類に分かれ、それぞれがバラバラだったのに、「森」に集まることで、笑いにつながっていました。
    特に、4人の男女の関係が妖精の間違いでごちゃごちゃになりましたが、その時の、スピード感はすごくて、しかも、ハーミア役の岩﨑大さんの身体能力の高さに驚きました。
    また、スタジオライフは、男性ばかりの劇団で、個人的には「TEAM NACS」や「とくお組」などが好きで見ているため、違和感はなかったのですが、女性の役を本格的に男性が演じていて、その点については、かなりすごいなあと思いました。
    雑誌等で「綺麗だなあ」と以前から思っていた及川健さんがめちゃくちゃ可愛くて、女性として、逆に「負けた」という気持ちになってしまいました(笑)

    初めてのスタジオライフでしたが、とても楽しい作品で、笑いの要素も多く、とても面白かったです。

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