マジックアワー 公演情報 マジックアワー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★

    福島正平すばらし・・
    とにかくセットが素晴らしい!
    舞台美術:福島正平、いい仕事するなぁ・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    下町の映画館が舞台。戦後の復興期に建てられたこの映画館は老朽化はいなめないが、町の人たちからは心のよりどころとなってきた場所である。前オーナーの大村大吉は、この映画館は町のシンボルとして、港の灯台のように町に帰ってくる人たちの為の足元を照らし道しるべになるようにとの考えから、このネオン管をその営業が終えた今でも決して消さないように言い残し、今、この灯りを守っているのが筒井伸幸である。

    そしてこの映画館に残される格好で一人で暮らしていた長女の温子の元に、二人の兄が戻り、失踪していた父親も、フィルムの中から飛び出してきた母親も戻り、近所の人たちが加わって、あの頃の華やかな賑わいのあった映画館の情景が浮かび上がるのだった。

    死んだはずの母親・志穂が、映画が盛んだった当時のままの若い姿で戻って来たのだが、志穂は憧れの映画スターに逢いたいと望んだら、異次元の空間に移動してしまったのだという。そうして数々の映画スターと逢った。という話はファンタジーだ。

    劇中、「フィールド・オブ・ドリームス」や「マジェスティック」の雑談も入ったことから、これから先の展開は夢のある話なのかと思いきや、そうではなく、映画好きな人たちが過去を懐かしんでいるような舞台だった。これはこれで決して悪くはない。ただ、全体的に緩く締りがなかったのが残念だった。それから、もうちょっと爽快に笑わせて欲しかったかな。

    更に無責任にも温子一人を残して出て行った家族らの失踪の理由がたわいもないことで、もうちょっと本を練り上げて欲しかったが終盤で家族が再生する方向に持っていっていた。この日は照明さんのアクシデントがあったけれど、無事に乗り切れて良かったと思った。
  • 満足度★★★

    大友さんの笑顔がいいですね
    大友さんの存在感が劇全体をリードしていると感じました。
    魚さん、飯島さん、近藤さんは目を引きました。

    ネタバレBOX

    お姫様は見た目も雰囲気も動きもまさに有名な遊園地から連れてきたかのようでした。実は手品師に身を扮した宇宙人が連れてきたアンドロイドだったというおちがついています。
    舞台は有名ミュージカルで使用されるような観音開き式の大がかりなセットでした。お金がかかっていそうですね。
    ダンスは特に最後が良かったです。

    いろいろな映画のエッセンスを取り入れたりファンタジー的な要素もあり全体的に楽しかったのですが、脚本にオリジナリティやストーリー性が感じられるともっと良かったと思います。

    開始が遅れたことは大変残念でした。後の予定があっただけに。プロとしての仕事をお願いいたします。
  • 満足度★★★

    不思議ファンタジー
    舞台美術がよいですね。 最初の転換でワクワクし期待感を高めてくれました。

    そして反則と言ってもいいキャラもの登場・・・

    すべてをファンタジーで片付けてしまうのはちょっと雑な印象をうけますが楽しめました。

  • 満足度★★★★

    独特の世界。
    なんなんでしょうかこの独特の世界感は。独特過ぎて最初はついていけませんでした。けれど、次第にそれにも慣れ、そうするとその独特感が心地良くなり、なんともいえない不思議な感覚に包まれました。いわゆる癖になるような感じですね。もっとこの場にいたくなるような、また観に来たくなるような。つまりそれがマジックアワーということなんでしょうか。

    なんにしろおもしろかったです。

    ネタバレBOX

    舞台セットが凝っていましたね。

    ダンスまであるからびっくりしました。これほどダンスが似合わない風貌の人達もいないだろうってくらいなのに盛り込んでくるんですから予想外の衝撃を受けました。

    ストーリーがもうそれこそ不可思議で、お母さんはいったいナニモノ?というか、お父さんだっていったい・・・といった疑問が何回か頭を駆け巡りましたが、最終的にはうまいこと自分の中で消化できました。

    まったくもって不思議な話と、不思議なキャラの人達でした。

    それこそ他の星からやってきたんじゃないかってくらい、違った感覚をぶつけられました。

    決して自分が交わることは出来なさそうなみなさんでしたが、全員が楽しんで信頼しあってやっている感じが伝わってきて暖かい気持ちになりました。この星の人達、仲良いなぁ〜といった感じで見ていました。

    二回三回と観たらもっともっと楽しくなるだろうなと思いました。
  • 満足度★★★

    そうか、これファンタジーとして
    観なきゃいけなかったんですね。他の方のネタばれを読んでようやく分かりました。それにしては大手電機量販店に進出されたため親から受け継いだ店をやむなく閉店なんてリアルな小ネタもあったりして。私には戸惑いつつの2時間でした。すべては始まりとラストの、映画を観ている下町の人々の楽しげな表情に集約されていく、映画好きな人のためのファンタジーであって、訳わかんないマジシャンとか、あるのか無いのか分からない兄弟の確執とか、そんなネタで最後まで引っぱたのー?と言いたくなるような夫婦の失踪の謎とか、突っ込んじゃいけないわけですね。「フットルース」のダンスシーン楽しかったです。美術も素晴らしい。それ以外にも色々映画ネタはあったみたいですが、後はよく分かりませんでした~。

  • 満足度★★★

    う~~ん?!
    映画館を舞台に映画の思い出を練りこみ近隣との人間関係や、この映画館の歴史なども描写した舞台でした。
    しかし、全体的にまとまりがなく、笑いも滑ってたような気が・・。
    セットは素晴らしかったのですが、あまりにもごちゃごちゃ感が強かったです。
    次回に期待します。

  • 満足度★★★★

    楽しめるファンタジーです。
    行けなくなった友人からチケットを譲り受け観ました。
    細かく言うと突っ込みどころはあるかも知れませんが、そこはファンタジー。  楽しめればよいのです。  ぼくは好きな舞台です。

    登場人物がとても多いのですけれど、中々旨く描き分けていたと思います。
    「メリーポピンズ」「スティング」「イル・ポスチーノ」「白雪姫」「エニシングゴーズ」(これはエセル・マーマン出演のミュージカル)等々、映画音楽が沢山使われているのも、映画好きのぼくには嬉しかったです。

  • 満足度★★★★

    いい!
    とても良い舞台だったと思います。存分に楽しめました!

  • 満足度★★

    「シアター・オブ・ドリームス」はなかった
    ケビン・コスナーの「フィールド・オブ・ドリームス」は一人で野球場を作ったし、ジム・キャリーの「マジェスティック」はみんなで映画館を再建した。でも、この芝居では10年間も映画館をほったらかしにしていた人たちが帰ってきただけでえらそうにしてる。舞台の上にマジックが起こすのは、カメラとか穴じゃなくて、登場人物の行動じゃないですか?

  • 満足度★★★★★

    無題152
    ここは2回目、18:00受付(整理券あり)、18:30開場、19:00を少し過ぎ開演。今夜は最前列ではなく3列目。楽しめるお芝居、(やっぱり)映画もいいな。結構大人数なので、どんな関係の人達なのかつかむのにちょっと時間が、でも、懐かしさを感じる舞台、役者さんたち。で、配役とか関係図みたいなの用意していただけるとありがたいです。薄暗い中、役者さんと当パンとを交互にみながらじゃね...。

    ネタバレBOX

    最初の舞台、なんだか薄暗くてひんやりとした雰囲気、それも狭いし、チラシのイメージとは全然違うし...なんて思っていたら、突然動きだしてそこに現れたのは映画館のエントランス。今風のシネコンではなく、きっとフロアはぺったんこで、座席も狭いんだろうな。

    いなくなった者、音沙汰がなかった者がなぜか集まってくる場所、その「理由」はよーく聞くと、がっくりするようなネタなんだけど、このお芝居の雰囲気と、お母さん役、大友さんの味わいに免じてよしとします。

    そうですよね、映画観に行きましょうね。
  • 満足度★★★

    奇想天外なファンタジー
    一つ一つの事象は面白いのだと思いますが、

    ネタバレBOX

    全体にテーマが散漫な印象、一部の役者さんにも素人っぽさを感じました。

    お母さんが突然いなくなり、お父さんも出掛けたきり戻って来ず、そのうち長男は旅館へ婿養子に、次男は小学校の先生になって出ていき、一人残った娘が住まいでもある映画館の建物を守ってきたものの、再開発でいよいよ取り壊されることになり、最後のセレモニーを行おうとしたときに父母が戻ってきて、招待されて戻った長男や次男の他に手品師を名乗る不思議な人たちも登場して起こる不思議なお話。

    お母さんはスクリーンの上にあった小さな穴から飛び出してきた存在だったこと、白雪姫が宇宙人の作ったアンドロイドだったこと、そしてその宇宙人から宇宙と通じているこの映画館が宇宙遺産に指定されたことを知らされるなど奇想天外なファンタジーでした。

    長男と次男は存在意義があまり見い出せず、ある程度の近所の人と共に要らないんじゃないかと思いました。長男の着物丈が短いのも気になりました。

    それにしても、鮭の小道具はお粗末でした。鮭に拘らなければもっといい魚の小道具があるはずです。見たことがあります。

    白雪姫は本当にスクリーンから飛び出してきたのかと思わせるほどの雰囲気がありました。

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