雪のひとひら(終了いたしました。皆様のご来場を心から感謝いたします) 公演情報 雪のひとひら(終了いたしました。皆様のご来場を心から感謝いたします)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★★

    とにかく素晴らしい公演!!
    個人的には、とても幸せ&嬉しい時間を過ごせた!
    期待以上の素晴らしい公演であった!!

    「雪のひとひら」というポール・ギャリコの作品。
    ”雪のひとひら”を通して、生~家族愛~死までを表す。
    小学校の学芸会の題材にもなりそうなものを、
    プロの役者&演出家が仕上げるとこんなにも素晴らしい舞台に
    なるのかと思い知らされた一作である。

    特に演出は秀逸で観劇していて、嬉しくなるほどであった。
    子供や観劇初心者にもオススメできる公演であるが、
    劇団関係者にもぜひ観劇して欲しいと思う。
    9/12(月)が最終公演であるが、1人でも多くの人に観劇して欲しいと思う。

    ネタバレBOX

    感想は以下のとおり。

    <良かった点>
    ・スケッチブックを使った演出。
     これは観劇していて嬉しくなったし、感動した!!
     雪や火や森の木々等をスケッチブックを使って表現!
     役者陣の息のあったチームワークのせいもあり、
     スピーディーに生き生きとした形で表現されていた。
    ・レベルの高い役者陣。
     全ての役者陣が、同一の役どころを入れ替わりで表現しているが、
     レベルが高いため、観劇していて違和感がない。見事である!
     また、体を使った表現(ダンス?)をするのであるが、
     皆さん、とても素晴らしい!
     私は全員をチェックしたが、皆さん良かった。
    ・照明と音響がこれまた素晴らしい!
    照明については、幻想的な場面を表現するのが特に上手かった。
    音響については、役者の声を遮らない音量、
    場面設定にあった音楽により、気分を盛り上げた。

    <残念な点>
    あえて苦言を呈するが、私の観劇したときは受付、会場時間が
    約5分遅れた。
    このような点は、スタッフが配慮して改善すべきことだと思う。
    どんなに素晴らしい公演でも、時間通りに来た観客からみたら
    満足度が下がるものである。

    <その他>
    劇団のサービス精神に関して、私は評価したい。
    ・着席時に劇団主宰が自ら1人1人に飴を配布した。
     こういった気遣いは嬉しいものである。
    ・劇団のこだわりの劇開始前のコーナー(約10分)というのがある。
     第1回公演からずっと続けているそうだ。
     今回は観客から4人の役者が観客からお題をもらい、
     絵を描き観客へプレゼントするというもの。
     絵はお世辞にもうまいとは言えない(笑)が、観劇者がリラックスできて
     良いと思った。特に芝居初心者には楽しいと思う。
  • 満足度★★★★★

    マジック!
    優しい気持ちになる素敵なファンタジー。

  • 満足度★★★★★

    前説から
    芝居に入るまでの流れがとても面白かった。そして完成度の高い舞台だったと思う。最初から最後まで釘づけでした(笑)温かい気持ちになれました。

  • 満足度★★★★★

    子供に観せたい演劇ですね。
    感受性の強い小学生位の子供が見るのに最高の舞台だと思います。話は親しみやすい内容で単純でわかりやすいし、見ていて楽しい舞台です。
    何より、そこに「なぜ生まれてきて存在しているのか?」、「子供たちはなぜ離れていくのか?」、「どうして死んで終わりなのか?」という問いが大きく表現されているからです。子供には、それは大きな謎として心の中にしっかりと刻まれることでしょう。本で読むより舞台の俳優さんたちと時間を共有する観劇体験のほうが、ずーっと心に残りますよ。理科系の学科では必ず実験をするでしょう?それと同じです。                                    私みたいな大人で原作も読んでしまった自分としては、「人間、そんなものでしょう」と納得してすぐに忘れてしまう気持ちがもの悲しいですね。       俳優では尾身さんが光ってましたね。演劇パンフレットの中で佐川氏が「ゴールド」と表現していましたが当たりです。舞台を降りると小さくて目立たないのに、光が当たる舞台に上がると輝く、そんな人に見えました。

  • 満足度★★★★★

    毎回違って毎回いい
    昨日も行きました。今日は昨日とは全然ちがっていました。
    今日のほうが格段によい出来です。会場の空調が効いて気持ちが良く、私も2回目に観るということもあったけれど、舞台の方も照明、音響が変わって良くなつていました。
    全体の動きが見通せて舞台にいる役者さん皆の演技が楽しめました。セリフもはっきりと聞き取れて良かったです。  
    動きも昨日と全然ちがうように感じました。人間の身体の滑らかに躍動する動きというのは美しいな、と思いました。     

    昨日の公演をけなしているようだけれど、劇場公演ってそういうものだと思うのです。人間が演じて人間が観るのだから、毎回違ってといて当然だし、毎回素敵な驚きがあると思うのですよ。私がリピーターで行くのは、何かを得る目的があって行くのではありません。全然普段の生活が違い縁の無い役者さんと私が、公演の時だけは時間と舞台を共有することが不思議に嬉しいのです。      
    今日は、皆の動きが素晴らしかった。
    あと、小暮さんが輝いていましたね。    

  • 満足度★★★★★

    やっぱりイイ
    心から人に「観て!!」とお薦めしたい作品!一人でも多くの人に観て欲しい。素敵な時間をありがとう!

  • 満足度★★★★★

    多くの人に観て欲しい
    いい舞台だった。
    いい時間を過ごさせていただきました。

    この時期に、この話を観れて、本当によかった。

    作品もスタッフワークも素晴らしい。

    多くの方々に観ていただきたい一本です。

  • 満足度★★★★★

    自分が試される?
    初演も見たので、見るのは2回目。
    観客の想像力を信用して、つくってある演劇。
    見ていて、一瞬、これは自分が試されるなと思った。
    こんな演劇もっと見たい。
    リピートします。
    追記。
    リピートしました。
    舞台からの距離、方向によって見え方がかなり変わりますね。
    2度見て満足。

  • 満足度★★★★★

    とっても良かった。
    アドリブ小劇場の受付。
    したまち演劇祭のTシャツを着ているスタッフさんが多い中(←このTシャツ売ってほしい)、ひとり雰囲気の明らかに異なる綺麗な女性が。
    「アドリブ小劇場の小屋主?はたまた劇団のパトロンか?」と思ったら、出演者の一人、中原くれあさんでした。元宝塚とのこと・・・納得!


    入場すると、演出・出演の佐川大輔さんが、飴ちゃんを配ったり客いじりなどをして、客席を暖めてました(たまに、凍らせてたが)。。。

    開演時間。
    佐川さんの前説が続いております・・・THEATRE MOMENTS公演では恒例のことらしい。
    さらに出演者4名が加わって、「客席からお題をいただいての、お絵かきタイム」に突入・・・ゆるグダで、とってもおもしろかった!
    「夏バテをしたカーネル・サンダース」というお題を用意してたんだけど、言いそびれた・・・無念。

    「お絵かきタイム」で使ったスケッチブックから、芝居が始まる。
    この「前説→芝居」への自然な流れが見事!
    『笑っていいとも』の「前説→ON AIR」の流れくらい巧いんだよなぁ・・・さすが、慣れてるだけのことはある(笑)

    お芝居は、約70分間。夢中で観ました。

    スケッチブックを多種多様に使ってて、とてもおもしろかったし、台詞回しも身体表現も、すばらしい出来・・・しっかりと稽古してきたんだろうな、って思う。
    冒頭の「雪だるま」・・・すっごいよ、これ!

    映画やテレビでは伝わりきらない表現で・・・ホント感動したなあ。。。

    老若男女、いろんな知り合いに紹介したい演目でした!!!

    ネタバレBOX

    原作は、ポール・ギャリコの『雪のひとひら』。
    ストーリーは、原作に忠実と言ってよいと思うので、アラ筋を知りたい方は、グーグルで検索してみてください。

    空から舞いおりてきた「雪のひとひら」の誕生から天に召されるまでの話。

    この「雪のひとひら」を、少女時代→青春時代→子育て時代→晩年とそれぞれ違う女優が演じていく。
    ボクにとっては、最初の少女時代を尾身美詞さんが演じたことで、深く深く芝居にのめり込めたような気がする。
    この尾身さんの容姿から、スイスの山間の村を思い出しちゃって・・・もう、そこから蔵前のアドリブ小劇場には、ヨーロッパの香りが漂ったし、出演者の皆さんがアルプスの住民にしか見えなくなっちまった(笑)

    ちなみに尾身さんは、すっきりとしたドイツ人のような感じです。
    ワンツーワークスの公演の時から、かなり気になってたんだけど・・・やっぱイイ!!

    本当に、良い芝居だったなあ。。

    家族以外の人に興味を持ちはじめる子供時代、気になる人がいつしか恋人になる青春時代、結婚して子供が生まれて、働いて働いて働いて・・・そんな日常で、フッと感じる「自分って何だろう?」という不安。孤独。虚しさ。。。

    でも、一所懸命生活している限り、ほんのささやかなものであっても意味があるんだよなあ。「キミのこと、フッと思い出すことあるんだよ」みたいな。

    「雪のひとひら」の人生、堪能いたしました!

    あっそうそう・・・前説のとき、佐川さんのチンポジが超気になった・・・公演のときは、ブリーフはいたほうがイイと思います!笑
  • 満足度★★★★

    おもてなしのこころ
    この劇団は本当にお客さんを大切にしようという心意気が毎回伝わってくる。

    本作は雪の一片を通して、世の中を俯瞰している。暖かくやさしく、人間味あふれる芝居であった。

    前作では紙袋を使って表現していたが今回はスケッチブックをうまく利用していた。

  • 満足度★★★★

    みんなひっくるめての人生、
    雪の一生と女性の一生、なるほど共通しています。

    ネタバレBOX

    雪のひとひらが誕生し、空から地面に着地して、雪だるまになって、川を流れて池に行ったり、消化ホースの中を通って火事を鎮火したり、海に辿りつき最後は淀んだり…、その間雨のしずくと恋をして子供ができたり…。それを4人の女優が歳の順に(そんな雰囲気でした)、幼いころから子離れするころまでを演じ分けていました。

    人生は楽しいことだけでなく、つらいことや悲しいことも全部ひっくるめての人生だと、人生を肯定的に捉えるところに共感。

    背景や小道具はスケッチブックのみ、スケッチブックだけを使って雪や水や火や自然を上手く表現できるものですね。

    前説から意外性のある本番への入り方で面白かったですが、前説はやっぱり要らない、本番だけで勝負してほしいと思います。

    キャンディを配るのも良いのですが、せめて本番中には食べないように、それこそ前説でアナウンスしてほしかったです。途中でキャンディを食べ、包み紙をカサカサさせている人もいましたから。

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