魚座たちの渚 / ひとしずくの殺意/FOREST ROOM~羅針~ 公演情報 魚座たちの渚 / ひとしずくの殺意/FOREST ROOM~羅針~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★

    企画として今後に注目
    3話のオムニバス。

    「魚座たちの渚」
    正直、気恥ずかしくなるような内容の話ですが、若い演者さんが真剣に芝居に向き合う姿そのものが見所というべきなのでしょう。
    ただ、あまりに展開が一直線であったのが残念です。

    「ひとしずくの殺意」
    1話とはうって変わって大人の話ですが、女の怖さを描き方にこのような方法があるとは新鮮でした。

    「FOREST ROOM」
    役者さんが舞台慣れしているという印象で、安心して観ることが出来ました。

    ネタバレBOX

    「魚座たちの渚」
    この長さの上演時間で暗転2回は多いのではないでしょうか。
    歌手デビューした姿を見せようと、着替えのために暗転にせざるを得なかったとは思いますが、歌うシーンそのものの必要性があったのかどうかが疑問です。

    「ひとしずくの殺意」
    タイトルに「殺意」と書いてあるので、最後にああなるだろうなという予想はつきますが、さすがに唐突です。逆に言えば、タイトルに「殺意」の文字が無かったら、ラストの展開に不自然さが残るのではないでしょうか。

    「FOREST ROOM」
    時間軸を変えているのに話がわかるというのは、なかなかたいしたものです。役者さんの力に拠るところが大きいです。

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    全体として言えるのは、演出や段取りがどの程度行われていたのかがわからないという点です。芝居のトーンであるとか、どのような舞台にしていきたいのかという部分が見えにくく、はたして演出家や舞台監督が居たのかという疑問がわきました。オムニバスの次の話に移る際に地明かりの中で装置をセットアップするのはどうかと思いますので、何か工夫が必要です。
    企画の性質上、難しい面はあろうかとは思いますが、頑張っている役者さん達に報いるためにもお願いしたいところです。

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