PRISON 公演情報 PRISON」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    矛盾は多いが、なぜか楽しめた
    評価もかなり分かれていますが、なぜか(?)私は結構楽しめました。
    たしかに、矛盾やおかしい話は多いです。
    なお、私が見たのは女性バージョンです。

    すでに多くの方から指摘されているように、
    脱獄の方法、あれで死刑になるの?(あれなら執行猶予かも)、
    突然の死刑囚全員執行?…

    「某国の某時代の話」というのなら分かりますが、
    日本の法律を持ち出すなど、ある面ではリアルさを強調したりもしているので…。

    それに、他の方からまだ指摘されていない点で、
    私がかなり気になった点を挙げれば、
    「脱獄した後どうするの?」ということ。

    色々シャバでの夢を語るのだが、
    脱獄すればすぐ警察に追われますよ。
    「刑務所服役中の彼氏に会いに行く」のは
    「刑務所舞い戻りだからNG」というけど、
    何をやっていても、警察に怯えながらのはず。
    それこそ、整形しながら逃げた逃亡犯のようにでもしないと、
    逃げ切れないはず。

    余談だが、私が脱獄ものですぐに思い出すのは、
    映画『ショーシャンクの空に』で、
    こちらは、脱獄方法のみならず、
    脱獄後どうやって平穏な暮らしを得るか、
    まで、考え抜かれている。
    (それでも、矛盾を指摘する向きもいるが。)

    それはともかく、おかしな点を多々抱えながらも、
    それなりに楽しめた理由の1つは、
    「これから、どうなるのかな?」と期待とハラハラ感を持てたこと。
    それからもう1つは、(不謹慎ながら、でもやっぱり)
    女性バージョンだったからかな?

    男性バージョンだったら、評価下がったかもしれません?

  • 満足度★★★★★

    楽しかったですよ!
    男性の部、最終公演を観させて頂きました。それぞれの役者さんの個性が非常に際立っていて、軽妙なギャグの連発で一瞬足りも飽きることなく楽しめました。(これ私にとっては重要な要素です)こまかなストーリーの信憑性は二の次として、エンターテイメント作品として上質です。(ハリウッド映画の娯楽映画のように)今年の夏より演劇鑑賞に目覚め、7月から10本程色々な劇団の公園を拝見しましたが、私的には役者さんのクオリティ、ストーリーのテンポの良さで、この夏のベスト2(すいません、1位じゃなくて)です!!

  • 満足度★★

    ちょっといい感じなのではあるが
    あまりにも杜撰なストーリー。
    現代の日本の刑務所という設定にしてしまったから、ズサンに見えてしまう。
    ツッコミどころが多すぎて閉口した。
    どうやらコメディらしいけれど、ズサンなストーリーにイラついたせいか、1個所も笑えなかった。
    ただし、役者たちはとてもいい感じであった。
    キャラの出し方など。

    ネタバレBOX

    冒頭の登場人物の紹介があまりにもスマートでない。
    新人が入ってきて、それに紹介するためという設定で、観客に登場人物たちを紹介するというのはよくあるてではあるが、その前のやり取りが活きてきて、紹介することで、さらに何かが得られるというようにしないと、面白くならない。

    一番の問題は、ストーリーが杜撰なことである。穴が多いし、ツッコミどころが多すぎる。
    刑務所の設定や死刑制度、裁判員制度など、もちろん調べてから脚本を書いているとは思うが、舞台化のためにそれをねじ曲げてしまったのが、とても違和感として残ってしまう。
    だったらなぜ、現代の日本の制度に設定したのかが、不明となる。どこか架空の国の話でもよかったのではないか。
    日本の制度に対してもの申すという立場ならば、基本はしっかりと押さえた上での展開にしないと、穴ばかりが目立ってしまう。

    もし、ねじ曲げてでも面白くしたいと思っているのであれば、批判的な台詞はなくして、バカバカしく笑わせてくれるだけでよかったのではないだろうか。
    ちょっと、声高にしてみました、意識高いです、な感じで入れただけの感じで、思想とかポリシーとか、あまり感じないのだ。

    例えば、自分の子どもが植物人間状態になっていて、その生命維持装置を外したというだけで死刑にはならないでしょう。
    また、死刑囚となった女性の関係者(彼女の事件の関係者)が裁判員に選ばれるなんてことが起こってしまう。
    「裁判員が全員男性だったから自分に不利になった」なんて、ストーカーで実刑となった女性に言わせたりしている。
    また、「裁判員制度が導入されて数年。刑務所は飽和状態・・・」なんて裁判員制度が導入されたことにより、有罪判決が多くなったような印象を与える説明や、台詞が出てきたりしているが、もし、裁判員制度を批判しているのならば、間違った情報を付け加えて、「裁判員制度は良くない」と言うのでは、本末転倒ではないか。
    言いっぱなしなだけで、何が問題なのかには触れようとしない。

    死刑制度だって、ラスト近くで、「死刑自体が人殺し」みたいな台詞を、関係ない看守に叫ぶシーンがあるのだが、これにも呆れた。とってつけたような批判で、その台詞を叫ぶ女は、冒頭で、13階段の登り方で、おちゃらけていたのに。しかも、死刑囚の前で。その死刑囚はいつ死刑になるのかわからないのにもかかわらずにだ。
    しかも、その死刑囚が死刑になるのはおかしい、と叫ぶのだが、それ自体もともとあり得ない設定なのだし。

    また、最初に脱獄すると言い出した女は、動機を深刻そうに言っていたのだが、つまり、彼女の兄を救いたいと、それならば別に脱獄しなくてもいいだろうと思うし、脱獄すれば自由になれる、と考えていることが納得できない。
    理由はどうあれ、それぞれに罪があり、入獄しているのだから、不当に逮捕監禁されているわけでもなく、脱獄すれば人生をやり直せると言い合うこと自体が不快ですらある。これって、犯罪者は身勝手な人たちということを強調したかったわけなの? とも思ってしまう。

    全員が脱走に加わることになるのだけれど、ここに笑いとか、それぞれの過去とかが出てくる重要なシーンとなるはずなのだが、意外とあっさり。また、ここの場にいる全員の力がないと脱走できない、という前提で話を進めていくとか、そんなふうにすることで、説得しながら、各々の過去が明らかになっていくなどにつながったのではないだろうか。

    そして、呆れたラスト。死刑執行が延期された、というのは横に置いたとしても(面白くないけどね)、あれだけ深刻になっていた、死刑囚の新入りの問題(兄を助けたい)は解決せず、なんだよそれ、と思ってしまう。

    しかも、途中から「ラストとして最悪なパターン」を想像していたら、まさそにそうなった。
    つまり、暗転後、脱走した全員がそこにいて、死刑になったはずのアネゴも、なぜかそこにいる、というパターン。
    その理由が「ええ??」っいうショボイもの、というところまで想定の範囲内。
    だったが、理由が、たいして面白くもなく、コメディなのにラストで笑えない。
    だって、脱走の話が出て、実行に移すとなったときから、素人が考えても、そうなるというラストなのだから。
    同じラストにしても、「考え抜いた」新しさとか、センスがプラスされてないと。

    何かに批判めいた内容がいろいろあるんだけれど、その切り口が曖昧だし、まったく伝わらない。
    とにかく、設定やストーリー展開の適当さ、杜撰さにイラついて、笑うことは全然なかった。劇中歌も長すぎだし。
    別のブロックに座っている人たちの中には、笑っている人もいたようだけど。

    役者たちの雰囲気だけは良かったのが救い。
    男性ver.があるので、もう片方は違った印象を受けるかもしれないけれど、同じストーリーならば、あえて見る気はしないなあ。
    ここの劇団は、初めて観たけれど、いつもこういう感じなのだろうか。フライヤーの感じが、いつもいいなぁと思っていたんだけれど。
  • 満足度★★★★

    出演者男性の回を見てきました。
    お話としては、ベタな話。ギャグもベタ。安心して見れる。
    私自身がベタ好きなので、正当な評価を下せる自身が無い・・・ほど、ベタ。

    登場人物のキャラが立ってたので、そこは良かった。
    ただ、脱走計画&実行の時には、あまりそのキャラは生かされず。
    もう少し、山場を上手く作ってたら、かなり燃える展開になってたかな、と。
    男同士の熱い友情、脱走劇、という意味では、物足りなかったかも。

    それでも、笑えるところはしっかり笑えて、泣けるところもある、いいお芝居でした。
    ちなみに、リピーター割引で女性の回も見ようかな、とも思ったんですが、この芝居を女性がやって、果たして面白いのか・・・?というのが正直な所。
    私が男だから、ベタな男の友情物に弱いだけなのですが。
    あとは、ちょっとだけネタバレで気になるところもあるので、ネタバレの方に。

    最後にチケット代。前売り2800円は、ちょっと高かったかな・・・2300円くらいだと、嬉しいです。

    ネタバレBOX

    脱走する日時を、アイドルの慰問コンサートの日の夜にするのですが、このアイドルを演じるのが、男性回は女性の出演者。女性回は男性の出演者が演じます。
    演じるというよりは、歌って踊るのですが。

    僕が見てきたのは男性回なので、女性がアイドルとなって歌ってました。
    モデルはAKB48なのかな?
    ただ、狙ってなのか違うのか、歌も踊りもクオリティがかなり低く、そこが逆に面白かった。ただ、1曲丸々歌うのははちょっと長い。

    個人的に、男性の方がどんなアイドルをやるのかすごく気になるので、これだけの為にリピーター割引1000円で女性回を見るのは、アリかな・・・とも、思ってしまいます。
  • 満足度★★

    ベタで平均的。
    脱獄云々のストーリーよりも、囚人同士のやりとりやキャラクタを楽しむ芝居でした。


    笑える場面も泣ける場面も用意されていたのですが、
    全体的にテンションがあまり変わらないので(それがこの芝居の、いい意味での軽さになっていると思いますが)、私は途中で少し飽きてしまいました。

    だた、一緒に観た人間は笑ったり泣いたりしていたので、
    その辺は好みの問題だと思います。
    ベタなものが好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。

    個人的には3000円は高いかも・・・と思ってしましました。


  • 満足度★★★★

    男性版を見た
    それはないんじゃないかという無理のある設定が、ゆるい笑いとコクのある話をまぶされてまろやかな作品に仕上がっていたから不思議。

  • 満足度★★

    小劇場での刑務所&脱獄ものは、
    もう見るのをやめよう。刑務所生活と脱獄の描写が雑すぎる。別に刑務所じゃなくてもいいじゃん、みたいな感じ。一番よかったのは、(以下、ネタばれにて)

    ネタバレBOX

    死刑囚となった外科医のエピソード。こっちの方がよっぽどいい芝居になりそうだったけど。それにしても観客が少なかったな。10人いたかぐらい。しかもそのほとんどは関係者の知り合いと招待客?開演時間が5時っていうのもどうか?来られる人は限られると思う。
  • 満足度★★

    女性バージョン観ました
    ちょっと設定がズサン過ぎないか?コメディだから、リアリティ追求する必要なしといってしまえばそれまでだが。ガールズトークをちょっと楽しめたのみ。残念な感じ。

  • 満足度★★

    台本が×
    台本が穴だらけの印象。

    ネタバレBOX

    ヒューマンコメディーと銘打っているものの、
    スプーンでコンクリートの壁を掘り進む、とか
    死刑反対派の法務大臣が代わったので、死刑囚は即日全員死刑、とか
    話の都合でかなりリアリティを犠牲にしているので、共感できなかった。
    人間を描く以前に、刑務所という器が描けていない印象。

    登場人物が自分の境遇とか心境を全部自分で説明しちゃうのも、見てて恥ずかしかった。
  • 満足度★★★

    ゆる~いコメディ?
    なのかな。刑務所物って思い切りナンセンスコメディになるか、リアリティを追求するかだと思いますが・・・・・。何かゆるい感じでした。台詞はよく入っており、きれいでしたが、コメディというほどでもなくヒューマンな感じからもちょっと遠い。
    中途半端な感じが抜けません。

  • 満足度★★★★★

    杉原さんが最高でした
    ネタバレBOXにて

    ネタバレBOX

    ずっとしゃべらない・見せ場も無い。

    それでも一番客席の爆笑を取っていたのは杉原さんでした。

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