15 Minutes Made Volume9 公演情報 15 Minutes Made Volume9」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★★

    なんて豪華なフェスティバル!
     既に定評あるフェスティバル、運営が洗練されていて気持ちがいい。舞台美術も毎回見事だ。

     ひょっとこ乱舞という実力派劇団、犬と串という若手人気劇団、ナカゴーという注目の劇団、今回はまさか15Minutesで観られるとは思わなかったという人気劇団が揃っている。それぞれの劇団が劇団の持ち味を生かしながら、しかし、15分という枠の中でさまざまな実験をしてくれているのがうれしい。

     参加者に他の劇団に負けられないといういい意味の競争意識が感じられ、緊張感のある素敵な公演となった。

  • 満足度★★★★

    観劇
    観劇

  • 満足度★★★★

    良企画
    15ミニッツ初体験!わはー!
    いつもクオリティが高いと評判のオムニバス公演。
    一回で6団体も見れるなんてとても贅沢。

    だいたい複数団体参加のオムニバスって素舞台なことが多いと思うんだけど、ちゃーんとセットがあるんだよね。
    運営側の力の入れようが素敵。

    各団体が実験的で面白い。
    団体の好みもあるけれど、6団体も楽しめるというこの企画自体に満足。
    評価されてきたからこそ9回も続いているわけで今更私が言うまでもないだろうけど。

    来年4月にはスペシャル15ミニッツをやるそうだ。
    何団体でてくるんだろう!←そういうスペシャルなのか?

    ネタバレBOX

    ひょっとこ乱舞『わるぐち』
    他人に対して怒ることが苦手な弟、はっきりとものを言う性格の兄。
    お兄ちゃん指導のもと、悪口を言う練習を開始。
    次第にその矛先は兄にむけられ…。
    でも結局仲良し兄弟。
    ひょっとこ乱舞は二回目です。
    広田さんの描く人間関係が好きだわ。
    なんかこう、苦みを残しつつもほのかにハッピーエンドなんだよね。好き好き。
    セットを一番上手に使ってたかも。


    犬と串『OCEAN ~失われし七つの秘宝~』
    練習量が明らかに足りてないまま本番を迎えてしまった犬と串…という設定(笑)。
    やけに演技演技した力いっぱいな役者、滑舌が最悪な役者、あがりまくって出とちる役者。
    動線確保できてなくてあちこちでぶつかりまくる。
    たまに不躾な客に野次をとばされながらも(もちろんこれも役者さん)なんとか芝居を続けていく。
    幕裏で腕を切断するという即公演中止なハプニングにも関わらず「役者だから…」と舞台に立ち続けたり(笑)。
    無駄にカーテンコール二回やって堂々の終幕でした。
    犬と串、名前だけはよく聞いてたので楽しみでした。
    でもこれ下手糞な芝居って言う設定だからどうもなぁ(笑)。
    本公演はどんな感じなんだろう。行ってみたいけどいつも大隈講堂でやってるよね。
    なんか行きづらいんだよな早稲田の敷地内。


    ナカゴー『ジョゼたち』
    缶けりをして遊ぶ小学生の話。それだけ。別に起承転結があるわけではない。
    町の守り神が出てきたけど特に関係ない(笑)。
    その小学生のうちの一人のあだ名がジョゼだったんだけど、特に主人公っぽいことはしてなかったな。どっちかっつーと脇役?
    不思議な雰囲気の話だった。
    小学生ってなんかちょっと気持ち悪い癖があったりするよね。
    すぐ嘘ついたり、変にテンションあがったり、常に服の裾いじってたり。
    その辺をすごくリアルにやってた。
    衣装のだささ具合がめっちゃ小学生だった。こういうのいるいる。


    シンクロ少女『性的人間』
    妻と部下が不倫していたと判明した先生の心理描写を3人で演じる。
    怒ってる人格と、泣いてる人格と、笑ってる人格がいる。
    試みは面白いけど、先生3人対妻と部下、3:2の図がいろいろ不自然で大変そうだった印象が。
    性描写が実にねっとりしてるんだけど、口調はあっさりで好み。
    クライマックスには3人の先生がなんか脱ぎだして、なんか歌いだして、あれなんだったっけこの話って感じになった(笑)。


    Defrosters『漫才』
    お笑いライブに出る新人漫才コンビ、デフロスターズ。
    自分たちの出番は終わったのだが、次のコンビの現場入りが遅れてる。
    そこで再度出ていって繋ぐことになったのだが、1本しかネタをもってないため繋ぐに繋げない。
    そこに遅れてるコンビのKYな彼女が乱入。
    マネージャーが慌てて止めに入るも収拾がつかず。
    演技が自然で、若干現実と倒錯してる自分がいた。
    特にKYな彼女の痛さが尋常じゃない。やばい。痛すぎる。
    最後全員で「いい加減にしろ!ありがとうございましたー」でうまく捌けていったのに、もう一回戻ってきて礼をしたのはなんか違う…。
    いや、本編+カーテンコールの順番はわかるんだけど、本編の礼がすごくきっちり決まったからカーテンコールはなくてよかったよ。


    Mrs.fictions『僕を寝かさない』
    ドキ☆男だらけのお泊まり会(笑)。
    眠れないので怪談話をしようということになる。
    「知らないうちに人数が増えているが誰が増えたのか誰もわからない…」という話をしているまさにその場で人数が変わっていく。
    が、登場人物たちはあくまで普通。
    2人が3人、3人が4人に増えていくが最初からそこにいたかのように認識している。
    そしてまた順繰りに人数が減っていく…。
    気付いたら増えたり減ったりする、友達ってそういうもんじゃない?という結論。
    ちょいちょい出てくる飲み物がいい感じのスパイスになってた。
  • 満足度★★★★

    はじめての人にも
    一度も小劇場をみにいったことのない人を引き連れて来訪。いやぁ面白かった。
    『犬と串』が反則としかいいようのない神がかり的な芝居で、もうなんか、ずるいw
     友人たちもふつーにおもしろがってくれたし、それぞれ好きな劇団には差があるけれど、これを勧めてよかったです

  • 満足度★★★★

    演劇のつまみ食い
    全く知らない劇団を観に行くのはちょっと抵抗があるのですが,こんなイベントはちょっとずつつまみ食いができて,気に入る劇団を探すにはいいですね.
    犬と串とmrs.fictionsが特に良かったかなー

  • 満足度★★★★

    取り合わせの妙+練られた構成
    縛りや打ち合わせがあったワケではないのに前半3本に環境ネタがあったり前後半それぞれにバックステージならぬ「フロントステージもの」があったりと、偶然性と練られた上演順による全体の構成が各編の魅力をさらに引き出しており、存分に楽しむ。
    また、観たことのある団体もガラリと変わった作風であったり、まんまだったりと特色があり、その取り合わせの妙にも感心。

  • 満足度★★★★

    良企画
    1組15分間で6組の作品のコンピレーション公演。
    オーソドックスなストレートプレイはなく、劇中劇や反復、3人1役など、構造や形式からアプローチしている劇団が多かったです。個人的にその様なアプローチは好きなのですが、いずれも笑いの方向へ持っていたのが少々残念。違うテイストのもあったらなお良かったです。

    このような企画は劇団にも観客にもメリットが多いと思うので、今後もぜひ継続して行って欲しいです。

  • 満足度★★★

    やや低調
    平たくいえば華がなかったかな。
    期待していた犬と串と、ナカゴーには満足。

  • 満足度★★★

    劇団見本市
    劇団見本市みたいなものでしょうか。初見の劇団が多く、色々なテイストが楽しめました。

  • 満足度★★★

    各劇団のクオリティは高い
    多様性という点ではVol.8の方がバラエティに富んでいた気はするけれど、6団体とも個々のクオリティは高めに揃っていて、各団体のイントロのような見方をすれば、見所は多かったと思う。

    15分という時間をうまく使ったキレの良い作品というよりは、始まって15分で終わる短編のようなイメージの作品が多かったので、のめりこむ前に終わってしまったような感が若干あるけれど、「シンクロ少女」の『性的人間』は、個人的には短編として、トップスピードの盛り上がりまで巧くリズムを作って魅せられた感。

  • 満足度★★★

    小劇場芸術の紹介として
    よくできていました。
    コメディ・ちょっと不思議ホラーテイスト・シリアス・やや不条理など。
    バラエティに富んでいて楽しめました。
    小劇場は、こんな感じですよという雰囲気はよく伝わった。が
    観客サイドも、やはり劇団関係者など多くいそうで、
    世間という広大な海に、どうサイン出して見てもらうようにするのか。
    宣伝が重要なファクターになるのでは?
    などとエラソーに考えたりもしました。
    (アフタートークも見ていないくせに・・、すいません)

    ネタバレBOX

    ■わるぐち:気の弱い弟が兄ちゃんにキレて、思ったことズケズケ言えるようになって。兄弟喧嘩で物別れと思わせて、絆の再確認。って感じで上手にまとめて。悪口のバリエーションが豊富で、放送禁止コードに引っかかってるところも、背徳的で楽しめました。兄の「毒のある言葉喋れよ!」で「トリカブト」とか言う台詞のセンスが光っていました。
    ■OCEAN:よくある(失礼)RPGの世界の実演劇でしたが、始めのナレーションで”こんなしょんぼりな劇団なのさぁ”と紹介された劇中劇コメディでした。芝居は練習足りなくて・・という出来で。小道具の伝説の剣は折れていて。主人公が舞台裏で怪我して、腕がもげても「役者ですから」と、とれた左手もって出演続けた姿は暑かった(^^)。一番受けたのが、この劇団見に来た観客の役の役者さんが。芝居のコシ折る台詞や登場の仕方が愉しかった。「僕は年に300本芝居観てて、今日は招待じゃなかったね。評価は辛くなるよ」と席案内の女性に絡んだ台詞は、大爆笑でした。その後は変な笛での応援でしょぼかったです。せめて観劇中にかかってきた電話に出て「今つまんない芝居観てる最中だから」とか喋らせれば良かったのに!(現実、私は映画館でホントに携帯で会話したおばちゃんに出くわした事あります。)でさらに、ビニル袋から煎餅でも出して食べ始めるとか(カサカサ盛大にノイズ出しながら)すれば良かったのに。そしてラスト、とってつけた様なエコ推進劇でしたと、まとめた所は笑いが締まって楽しめました。
    ■ジョゼたち:個性的な小学生の缶蹴りを、小学生らしからぬ風貌の方々が演じるスラップステック劇と、お見受けしました。性格の描写が上手に演じ分けられていました。
    ■性的人間:妻を、目をかけていた書生に寝取られた男の心理を3人の役者が、悲しみ・怒り・好奇心(であってるかな?)で表現してゆく心理劇かな。普通なら妻・間男・主人公の3人で演じそうな所を主人公3人で合計5人で演じてた所がユニークでした。(サザンクロスというアニメの敵役や、エヴァのコンピューターマギなんぞ思い出しました)で詰め寄っていた側が詰め寄られと。割とオーソドックスなオチでしたね。
    ■漫才:なんか場末のスナックでやってるような、しょぼい芸人さんコンビを上手に見せていました。でもオチがマネージャーのスケジュール調整ミスのみでは、しょんぼりです。DV女とかも楽しめたのに。ただマネージャーさん役の方は、本物みたくらしく見えました。化け方上手!
    ■僕を寝かさない:夏定番の王道ホラーでした。仲の良い良いグループが集まるも、実は二人だけが現実?であとは物の怪だったらしい。という話。自分としては、何か飲む?で持ってくる毎回異なるミネラルウォーターギャグが楽しめました。それと643ノゲッツーの伊藤さんは声といい、喋り方といい。印象に強く残る方ですね。朴訥とした雰囲気は得意でしたね。

    とりあえず、全部の感想です。
    芝居の詰め込み方に負けないように、つめて感想述べました(いいわけ)
    お見苦しくて申し訳ありません。
  • 満足度★★★

    今回も悪くはなかった
    前半3本が面白かったかな。

    ネタバレBOX

    ひょっとこ乱舞「わるぐち」
    はっきりものが言えない弟に対してはっきりものを言う兄が、わるぐを言えるように弟を特訓していたが、弟の封印していたものを言う状態に、いつのまにか立場が逆転するが、逆転しても壊れない兄弟の絆を描いた物語。

    いつものひょっと乱舞とは違い、わりとたたみ掛けるセリフ廻しでなかなか新鮮で面白かった。
    二人芝居でもよかったが、回想シーンなどを入れて女優を出してもよかったかな。


    犬と串「OCEAN ~失われし七つの秘法~」
    物語を見せるより、本番までに満足の行く仕上がりにならなかった状態で上演しなくてはいけなくなり、そのドタバタを見せる舞台かな。

    上手いのに、あそこまで下手くそのに見せるために相当稽古したんだろうな。
    また、遅れてきた客をモラルさんが演じて、その上舞台にチャチャ入れとは、ビックリしました。
    (ただ、モラルさんを知らないお客さんは、最初のやり取りは失礼な客だろうと思っただろうなww)
    面白かった、いや面白すぎました。


    ナカゴー「ジョセたち」
    ある日の缶蹴りで遊んでいる子供たちのやり取りを描いた物語。
    面白いとは思ったが、役者が子供に見えるより、演じているほうが強く出てしまったかな。
    ただ、犬と串の後ではちょっと分が悪かったかな。


    シンクロ少女「性的人間」
    弟子と妻の不貞を知って、その不貞を当事者に確認する物語かな。

    先生役を3人で演じ、また3人の役者が内にあるそれぞれの人格を演じるのはよかったですが、それで止まってしまった感じ。もっとひねりが欲しかったかな。


    Defrosters「漫才」
    ある漫才のステージで、自分たちの出番が終わったが、次のコンビが来ていない為に再度同じネタをふてくされながらやったり、まだ来てないので、関係者のドタバタを見せる感じだったかな。

    うーん漫才を見せたかったのか、ドタバタ劇を見せたかったのかよくつかめず。


    Mrs.fictions「僕を寝かさない」
    ある夏の夜の寝るまでの友達とのやり取りの物語。

    人が増えたり減ったり、変わったりするが、それでなに??でした。
    うーんやはり、書く本の方向性を決めたほうがいいのでは?


    前半3本は面白かったが、後半3本はイマイチだったかな。
  • 満足度★★★

    なるほどねぇ
    あのネタは次の劇団にはかからないのねぇ。

  • 満足度★★★

    面白かった
    犬と串。「残念な芝居」をあそこまで見せるかと感心。広田さん二人でも乱舞。「ルスバンズ」観たいですね。

  • 毎度
    満腹満足です

  • 201008131400
    観劇

  • 20100812
    。・`ω´・)ノ

  • 本心や裏を語る6作品
    満足度では、ナカゴーが突出。
    会話のセンス、微妙な間による不穏な空気感、公園の情景が立ち上がってくる役者たちの細かな
    演技に、たぶん、このままだらだらと続いていてもきっと見飽きなかっただろう。舞台に漂う情報量が違いすぎる。

    ネタバレBOX


    シンクロ少女は、いかにも作り込めませんでしたという体裁。それでも、ときおりも力を感じる瞬間はあって、そのセンスを頼りに次回公演は観てみようかと思った。なにより、能力のある男優をたぶらかしている感に期待したい。

    犬と串は、鈴木アメリを筆頭に、役者が適材適所の好演。
    演劇ゴアーな人の「小劇場を応援してます」という言葉は、ブブゼラの音のように騒音でしかない、という主張は大いに気にいった。
    それに敬意を表して、絶対に応援しないことに決めたけど、いいよね?w

    Mrs.fictionsは、おそらく、もっとも優秀な脚本。
    それを切なく届けて終幕という構造だけど、6作品の掉尾を飾るという意味では、ケレン味に欠けた印象も。
    布団での寝芝居だったけど、
    あれを立ってできなかったのか、走りつづけては無理だったのか、
    もっと演出に葛藤があってもよかったようにも思う。
  • 今更ですが
    ナカゴーは緑の血が流れてそうな面白さに触れました 

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