マダムグラッセの家 公演情報 マダムグラッセの家」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    ムードあるアコーデオンの調べ
    舞台設定も雰囲気あり、始まる前から期待感が高まる。大人のメルヘンって感じ、大筋ではよかったが、マダムの雰囲気がちょっとうきうきし過ぎだ。
    もっとオーラのある、毒っけのある、ひねくれた美しさを表現してほしかった。

  • 満足度★★★★

    グラッセ食べたい
    いまの大人が忘れかけているものを気づかせてくれる、そんな感じを受けた舞台でした。
    劇団は閉じてしまわれるとのことですが、何年かの後にもう一度観たい作品です。

  • 満足度★★★★

    調和を奏でる
    満月の夜だけ開けるホテル「マダムグラッセの家」
    ここに迷い込んだ、迷える大人たちの優しい童話。
    ワタクシの観た回は小川紀美代さん演奏によるバンドネオン。アコーディオンに似たこの楽器を初めて見ました。音色もアコーディオンに似てる・・。アルゼンチンの風景を思いめぐらすような素晴らしいひと時でした。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    クロスケはサラリーマンだ。若いころは天文学を勉強し星を観ながら暮らすことが夢だった。しかし現実はどうだ。中学生の初恋の相手とも結婚したが夫婦関係はぎくしゃくし気まずい。そんなクロスケは会議の途中で抜け出し屋上に上がっったことから、いつの間にかホテル「マダムグラッセの家」
    に迷い込んでいた。

    一方で妻・ユリ子も日々の生活に疲れていた。買い物の途中にふらふらと迷い込んだホテル「マダムグラッセの家」。ここで夫のクロスケと会い、お互いの中学生の頃の幻を夢のように見る。輝く夢と希望に満ち溢れていたあの頃。青い星と赤い星の逸話。

    夫婦はあの頃の純真さを思い出し、二人で歩いてきた道のりも思い出す。妻は決して不幸ではなかった。幸せだと心の内を吐く。お互いきちんと向き合えば夫婦はきちんと愛し合っている事にも気づくのだ。忘れかけた大切なもの。それを彼らはここで拾ったのだ。

    ホテル「マダムグラッセの家」はこうして迷える人間たちを癒し元通りにさせる効果のあるホテルだ。このホテルに住みつく売春婦や老教授はいわば、おまけだ。笑
    ワタクシはどちらかというとマダムグラッセと支配人の夫婦関係を羨ましいとさえ思った。

    毎回のことながら花美術のセットは草月流華道家の横井紅炎さんの作品。とにかく素晴らしい。さらにメルヘンの香り漂う舞台セットはやはり童話の世界だ。こういった視点から劇団大樹の舞台は総合芸術の世界だと思う。調和のとれた世界。


  • 満足度★★★

    いい舞台でした!
    素敵な舞台美術。いい役者。山本さんの存在感はすごいです。川野さんの演技もさすがですが、森澤さんも上手かったです。
    お菓子が食べたくなりました。

  • 満足度★★★★

    15周年、おめでとうございます
    深い森の中、満月の夜だけ営業するホテルでの、ビタースイートな大人のメルヘンでした。

    ネタバレBOX

    樹が生い茂る佇まいのホテルでは、マダムグラッセが作るスイートを食べながら、マダムの素敵な話が聞ける。
    お菓子をオーダーすると、支配人が、そのスイートに合うお花と、ナプキンを出し、バンドネオンの奏でる時の中で、頂ける。
    長年の顧客の老教授や、新客をも、もてなしてくれるのだが、大人の現実で、忘れてしまったことや、見えなくなってしまった大事なことを、思い出させてくれます。
    『目を明けてると、余計な事ばかり見えてしまい、肝心な事が、見えなくなってしまう』
    ・・・とか、マダムの魔法のような言葉が響く、素敵な物語でした。

    ホテルに、生い茂る樹が、素敵でした。最初、葉っぱがほとんど無いので、寂しげと思いましたが、ライトアップ効果が、活きてました。

    マダム(山本ふじこさん)支配人(武藤兼治さん)老教授(磯秀明さん)方が、このホテルを、より素敵に、していて、良かったです。

    クロスケ(川野誠一さん)の疲れた顔から、美しく楽しい思い出を語る笑顔の使い分け、見事でした。

    ただ、ラストの老教授の言葉だけは、もう少しだけ、ロマンチックな言葉が、聞きたかったです。

    しばらく、活動休止との事ですが、いっぱい充電して、又、素敵な作品を、見せて下さいね。


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