砂と兵隊/Sables & Soldats 公演情報 砂と兵隊/Sables & Soldats」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

     
     

  • 満足度★★★★

    圧巻の砂の山
    ただただ砂の山を進む兵隊……

  • 満足度★★

    フランス語ver観劇
    フランス語の方でしたが、生の青年団は初めて観ました。ビデオとあまり変わらぬ印象。 なんだか、これをやる意味というのがわからない 凄く普通

  • 満足度★★★★★

    コメディかと思ったほど面白い!
    他の方も書かれているようにセットが圧巻!
    砂、砂、砂一面で、いかにも砂丘のように盛り上げている。上から吊るされた砂袋から砂時計のように落ちる一筋の砂。
    これは一筋縄ではいかない物語をホーフツとさせる。笑

    全体的に浮かび上がってくる情景はイラクではなくフランス的なのだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    砂丘の山から兵隊がやってくる。この段階で顔が緩む。見慣れた青年団の面々が、登場しただけで嬉しくて仕方がないのに、彼らはまったくの緊張感ゼロでもって歩腹前進してやってくるのだ。西川兵士こと石橋亜希子ほど和むキャラクターはいないと思っているのに兵士なのだ。笑

    彼らはのんびり~と家族の話なんかしちゃってる。なんやら砂場に遊びに来たような風景だ。そしてまた歩腹前進するのみ。そんな中、白いビーズのバッグに白い傘をさして貴婦人のようなドレスを着た榊原という狂った女が第六連帯にいる夫を探しに来る。しかし探す当てのない夫なのだ。

    かと思うと新婚夫婦にも出会う。なんだか星の王子様のような風景だ。笑)  そして妻(母)を探しに来たという家族たちにも。

    彼ら全員が砂漠で誰かをいつも探しているのだ。この風景が延々と続くのだが、こんな代わり映えのない状況の中で、新婚の軍事憲章ヲタの妻に西川は憲章を盗られてしまう。現役兵士の間抜けっぷりや、はなから戦う気のない敵兵の登場がとにかく可笑しい。「熊避けに鈴を鳴らす」というけれど、敵兵は敵避けに銃声を録音し流しているのだ。笑

    新婚夫婦の夫が敵兵に謝って射殺され、妻は味方の兵士を探して「戦いなさいよ!」と絶叫しても、無関心げに「私たちの任務は戦うことではなく行軍することなんで、すみません。」とのたまうところは、やっぱり不条理劇なのでした。

    この戦争で敵兵と一度も会ったことがないという兵士ら。進む先がない、何処にも行く当てのない行軍を続けるだけのアニメな世界感。

    すっごく面白かった。こういった不条理劇は好みなのと、輪郭のない不条理さが絶品でした。

  • 満足度★★★★

    再演されたのは意外でした
    初演も観ています。オリザさんの作品としては、異色なものだと思っていました。実験的なのかなと思っていましたが、数年ぶりにこの作品を観て、あぁ、これもオリザ作品の一つの形なのだと感じました。

  • 満足度★★★★

    初 青年団
    初めて青年団を観ました。

    不条理劇のこと、まだあまり良くわかっていないけれど
    かなりおもしろかった。
    観ていて飽きなかったし、笑える部分もかなりあり、
    どこまで、いつまで続くんだろうと思いながらも、
    あっという間だった。

    さすがココの俳優さんたちはものすごくレベルが高い。
    特に石橋亜希子さん、山内健司さんがおもしろい。
    ガレキの時に気になった高橋智子さんも。
    そして志賀廣太郎さん、やっぱりすごいな。

    平田オリザさんの作品、青年団関連続けて観てみようと思う。
    フランス語版『Sables & Soldats』も観たいな。

    ネタバレBOX

    紹介のphotoにもあるように、
    本当に砂の中に兵隊が匍匐前進して…。
    まさに『砂と兵隊』でした。
    砂6トンだそうです。

    その砂、砂漠を新婚旅行のカップル、妻(母)を探す家族、
    軍にいる夫を訪問しにきた妻が歩いてる。
    不思議な光景。延々とくりかえしくりかえし。

    後半、軍事オタクの不幸があった女性から
    “兵隊の任務とは”の質問に兵隊は
    「戦う事ではなく…◯◯する事なんで…」
    こんな解答が。◯◯かぁ。かなり脱力した。
    でも強烈に印象に残った。

  • 青年団。
    面白かった。

  • 満足度★★★★

    面白かったです。
    初青年団よかったです。

  • 満足度★★★★

    「さりげない」→「わざとらしい」→新鮮!
    「さりげない」雰囲気が漂うのが青年団なのかなぁ…と思ってたんですけど、この作品は「わざとらしい」雰囲気が満載!「砂」もそうなんですが、服装とか、靴とか、キーホルダーとか・・・実に細かいところまで「わざとらしさ」にあふれてました!・・・タイトルとは裏腹に、遊び心溢れるこの舞台…新鮮な感じで、楽しませて頂きました

    あ、全然関係ないんですけど、「西川」役の石橋亜希子さんが舞台で光ってるなぁ・・・と思って、そういえば「武蔵小金井…」でも山内さんとかけあい漫才みたいなことやってたなぁ・・・と思って、ググってみると・・・多田淳之介さんと結婚されてるんですね・・・知らんかった。

  • 満足度★★★★★

    終わらない歩み…。
    この作品、結構好きかも、と観終わった後思う自分がいました。
    不条理劇は結構好きなんですけど、それに加えて結構笑わせる
    ところもあり、あっという間の観劇タイムでした。

    将校の「岩本」を演じた山内健司の、飄々として若干おとぼけな
    隊を率いる軍人らしからぬ佇まいが、逆に強く印象に残りました。
    「西川」演じる石橋亜希子の笑いの取りっぷりも良かった。

    ネタバレBOX

    オリザさんの「上演にあたって」、ものすごい作品のネタバレなので
    最初から伏せておいた方が良かったのでは…。 皆、普通は
    一番最初に読むだろうし。

    「戦わない軍隊」「敵に遭遇したことの無い軍隊」…。
    暗に「自衛隊」のことを指しているんだろうなぁ、と感じても
    表だって言われるのと言われないのとではやっぱり感じ方の
    強度が違ってくるし…。

    それでも些細な台詞、だべりの応酬からいきなり核心を突いてくる
    脚本は凄かった。

    母親を探して砂漠を彷徨う一家の会話で、長女が父親に、

    「涙を拭いて無理に笑顔を造って走って戻ってきた
    かもしれないじゃんか!!!!」

    は痛烈だったね。 長女の今に至るまでの寂しさ、理解されにくさが
    あの台詞に思いっきり凝縮されているように感じられました。

    最後、一番最初のシーンと同じように出てきた軍の一隊が
    最初のとは若干ヴァリエーションの異なった会話を交わして
    去っていくシーンで終わったのに上手いと思い、さらに登場人物達の
    彷徨が順々に永遠に続く(脚本には「観客が全員去るまでこの動作を
    繰り返す」と指定あり)演出の執拗さに思いっきりビックリ。

    とまれ、上質の不条理劇でした。 またいつか広い所で観てみたい。
  • 満足度★★★

    砂との距離
    青年団はとても大好きな劇団です。今にも客席までやってきそうな砂には驚きましたが、逆に俳優さんとは距離を感じてしまいました。リアルらしからぬところに青年団のよさを感じられなかったのも事実です。

    今後も応援します!

  • 満足度★★★★

    砂まみれになった105分
    青年団本体も平田作品は初めてみましたが、命がけの作品でしたし、役者さんも砂まみれになっての熱演はすごかったです。

  • 満足度★★★

    終わりなき行軍と、そして人生という旅
    平田氏の作品の中ではフィクション性がとりわけ強いと思われる作品。

    ネタバレBOX

    ほとんど実際に存在しそうもない登場人物ばかりが繰り広げるドタバタなやり取りからいつしか、「敵の兵隊」の手で1人が殺されたあたりからいよいよ、不条理観全開の舞台に。終わりが見えない徒労感を抱えた一行に、閉塞感漂う日本と日本人の行く末を照らし合わせながら観ました。
  • 満足度★★★

    みた

    いろいろ含みのある戯曲に思った。
    「東京ノート」では物理的な距離があったものを、こちらではすぐそばに置いて並行させている。美術館と不毛地帯という違いはあっても、視点に大きな開きはない。このあたり、とても好き。

    ただ、役者の芝居の感触に開きがあって、その違和感がずっと続いた。
    寓話を寓話として演じるのか、現実として演じるのかの違いのようなものがあった。不条理劇の場合、そうしたものがずっと浮き彫りになる気がした。

    また、明らかに笑いを狙って書かれたような場面があまり面白くなかった。
    ほかの劇団で見てみたいと思った。印象もかなり違ってくると思う。
    げらげら笑わせることを主眼に置いていないにしても、残念だった。

    あるいは青年団の芝居であるという先入観で、こちらがつい構えて見てしまったからかも知れない。

    ネタバレBOX

    終盤に繰り返される物語は、砂時計をひっくり返されたような感覚だった。
    人は砂粒ひとつに等しくて、今日カレーを食べ明日すき焼きを食べようと、その逆であっても、結局行き着くところは変わらないと言われているような。
  • 満足度★★★★

    越えては現れる砂丘の連続
    上演時間約100分。ただただ行軍する兵隊の姿は人類そのものか。非日常の中でほろりとするシーンがオアシスのよう。会場が暑かったためか、後半に時間の長さを感じてしまった。マスクは使わなかった。

    ネタバレBOX

    流れ解散のような終わり方、好きです。
  • 満足度★★★

    さらさらと手から滑り落ちる不条理劇
    私の勝手な思い込みなのだが、青年団は「ある設定の中で、その世界をきれいに切り取り、洗練された台詞と演技でリアル風に描写する劇団」だと思っていたのだか、どうもここには、その「リアル感」があまり感じられなかった。
    そのリアル感を、この中で実感できれば、この不条理劇は、さらに深まり、心に刻み込まれたのだと思うのだ。

    ネタバレBOX

    劇場に入ると舞台が一面砂である。これはいい。
    最初と最後に上からさらさらと砂が流れ落ちる。そこはあたかも、砂時計の中のよう。時が刻まれるのだが、まったく進んではいない。
    時間があるようで、ない砂の中での物語。
    メビウスの輪のごとくねじれつながり、終わりのない物語の中にいる登場人物たちは、砂に足を取られつつも歩むだけ。

    そういう物語であれば、「本部の命令で目的地へ向かう兵隊たち」「母を捜す家族」「夫を訪ねてきた妻」の存在は、理解できる。彼らには、「目的(地)」があるのだ。
    ただし、「新婚旅行のカップル」と「敵」にはそれがない。
    そこがどうも全体のテーマから少々逸脱しているように感じてしまった。

    「続く」ことがテーマであるとするならば、「敵」は必要ないし、ましてや死人が出るドラマもいらないのではないかと思ったのだ。

    「生きる」ことは「続く」ことであり、ぼんやりした「目的」に向かって歩くことが我々の毎日なのだ。
    そして、戦う意味も理由も失ってしまうのが現代の戦い(戦争)でもある。それもまた我々の毎日でもある。
    「目的がない」ことも、見せたかったのならば、はっきりと「ない」ことを提示したほうがいいのではないか、とも思ったのだ。

    ただし、「生の継続」が「歩く」ことで表現されているのであれば、「死」が唯一の目的地でもあるわけで、我々は「死」に向かって歩いているわけでもある。
    したがって、撃たれて死んだ男だけで終止符を、まさに打たれた。

    それを観客に気づかせるために、そのエピソードを入れたのかもしれないが、そうであったとしても、それは余計で、語りすぎではないだろうか。
    とにかく「続く」ということがすべてなのだから。

    また、「敵」は、単に全体の(下手から上手への)動きを、「逆からの動き」(上手から下手へ)として、見せたかっただけに設定したのではないかと勘ぐってしまう。

    微妙に砂漠の場所を地名で明らかにするのだが、それはまったく必要なかったのではないかと思う。「砂漠」であることだけでよかったと思うのだ。
    もっとも、フランス人が演じるときには、その地名がノスタルジックな感じも持ちつつ効果はあると思うのだが。

    いつの間にか始まり、いつともしれぬエンディングを舞台に残しつつ、観客はそこを去る(私は最後の観客して、ずっとそれを眺めていたが)。
    そのエンディングは、とてもよかった。「これは元に戻るな」という予感が、後半になるに従って強くなってきたので、しっくりきたとも言える。

    兵士が持つ、明らかに携帯ゲームプレイヤーの、ピコピコ音がする、本部との連絡や検索をする携帯端末というのも、不条理で面白かった。そんなアイデアがもっといろいろあればさらに面白かったとも思った。

    この舞台は、『麦と兵隊』をモチーフしたらしい。てっきりその字面から、同じ作家の『土と兵隊』がモチーフなのかと思っていた。
    それは、横に置くとして、いつ終わるともしれない行軍の物語としては、先の戦中の小説とは別に、奥泉光氏の小説『浪漫的な行軍の記録』がある。この泥沼感はたまらなかった(怨念・執念のような意味も含めて)。しかし、この舞台には、実際は、砂の上ということだけでなく、そんな湿気や粘りけを感じなかった。生への執着が希薄なのだろうか。そこが現代(的)ということなのだろうか。


    どうでもいいことだが、兵士たちの銃の扱いがぞんざいすぎる。たとえ交戦しないつもりにしても、自分たちの命を守る銃に砂が入れば、命取りになるのだが、そのあたりをきちんとするだけで、リアル感は増したのではないだろうか。
    さらに言えば、匍匐前進には、用途別に何種類もある。兵士たちは、舞台の見栄えとして、2種類の匍匐前進をしていた。本来ならば1つにすべきでは。ま、これはホントにどうでもいいことですね(笑)。

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