ずっと週末だったらいいのに。【ご来場ありがとうございました!次回は来年1月予定です】 公演情報 ずっと週末だったらいいのに。【ご来場ありがとうございました!次回は来年1月予定です】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★★

    前回よりパワーアップしてた
    東大系の老舗劇団である綺畸、劇工舎プリズムで活動していた人たちを中心に結成したコントユニット。在学中の旗揚げから観てきたが、今回は来場者数も過去最高だったとのことで、観劇した千秋楽は満席でした。
    今回は「週」や「曜日」をテーマにしたコントが中心(関係ないネタもある)。前回よりパワーアップしていたと思う。ボツネタを紹介するマンガ冊子も配られた。このマンガ、旗揚げ公演のチラシでもやってたが、雰囲気があって好き。
    東大系の社会人コントグループでは同世代に先日観たコント集団ナノランナーがあるが、彼らも年1回の公演だが、クチコミで人気を得ている。
    「だるい」も頑張って、観客を増やしてほしいですね。

    ネタバレBOX

    「さよなら七曜」(作・演出大河内健司)
    出荷伝票の管理をしているOL(大竹加耶子)。上司(大河内)が発表する曜日の社内名称がどんどん変るので混乱し、まちがいが多くなる。毎度修正を言いつける冷たい先輩(佐溝貴史)、多忙なのに接待ゴルフや社内親睦ボウリングに誘ってくる先輩(中野和哉)。日曜日はにっこり曜日、木曜日はもちようび、なんて最初はゴロあわせっぽかったが、ドリフのメンバー名やエグザイルのメンバー名に変っていって・・・。「まちがいで千手観音1千体届いた」って(笑)。

    「花火に邪魔されて」(作・演出佐溝貴史)
    花火の大きな音にかき消されて肝心の言葉がうまく伝わらない可笑しさ。いくつかのうち、大島健吾が友人・佐藤悠の好きな彼女と結婚することを告白しようと悪戦苦闘する男同士のやり取りが笑えた。

    「劇作家S」(作・演出佐溝貴史)
    自分の戯曲に過剰な自信を持つ劇作家(佐溝)。「アドリブを言う俳優が嫌いだ。台本どおり一言一句変えずに言ってもらわないと困る」主義。俳優(中野、原尾真理子)に台本を渡して本読みを始めるが、入力ミスによる誤字が続出。しかし、それを認めたくなくて押し通す。「待って」→「侍って」を「さぶらってが正しい」と言い張ったり、途中で男女の役が逆転していてもおかまいなし。これ、まさか佐溝本人がモデルじゃないよね?(笑) 私はこの劇作家によく似た東大OB作家を知ってる。モデルは彼じゃないかな(笑)。

    漫才「夏と冬」(作・演出大河内健司)
    大河内、佐藤による「夏と冬への対処法」を話題にした漫才。
    人を食ったような大河内の変なアイディアが可笑しい。
    佐渡獄部屋のネタがタイムリーで面白かった。

    「座敷わらしの宿」(作・演出大河内健司)
    座敷わらしが出ると評判の旅館に泊まった男(中野和哉)が小生意気な座敷わらし(大竹)に翻弄される。2人の掛け合いがキャラに合ってて面白い。

    「ずっと終末だったらいいのに。」(作・演出大島健吾)
    携帯メールの文字を食い荒らす虫の出現で、メールに支障が出て強引で意味不明の文章に悩む大島と原尾。文章は字幕で説明。変てこな文章に笑いも起きていたが、文字表現だけに面白さはイマイチ。もう少しめちゃくちゃ面白い文章でないと。

    「狂言バンジージャンプ」(作・演出 大河内/佐溝)
    これからバンジージャンプをしようとする男2人(大河内/佐溝)。最初は現代語で演じ、途中から狂言仕立てで演じる。擬音をうまく用い、表情で笑わせない、ナンバ歩きの摺り足など、狂言の約束事を守っており、古語も正確で結構本格的な現代物狂言になっているのには感心。幸若舞まで登場し、最後は「やるまいぞ、やるまいぞ」でしめくくる。2人ともスジがいいから本格的に狂言習ったら上手くなるんじゃない?意外にも若い観客が一番沸いていた作品なので、能楽ファンとしては嬉しい。

    「冷蔵庫の中」(作・演出中野和哉)
    擬人化は中野の得意ネタ。これまでもクレープ、パソコンなどのコスプレで笑わせてくれた。彼氏と別れて自炊しなくなった女性の部屋の冷蔵庫。賞味期限をめぐって、庫内の残り物食材、卵(中野)、牛乳(佐藤)、マヨネーズ(佐溝)、ひき肉(大河内)、レタス(原尾)、カイワレ大根(大竹)、香辛料のクミン(大島)が「このまま腐って捨てられるのはイヤ」と大騒ぎ。マヨネーズを兄さんと呼ぶ卵。レタスをめぐって恋の鞘当をするひき肉とマヨネーズ。北海道の同じ生産者のところの出身だとわかって連帯感を強める牛乳、ひき肉、レタス。カサが減ってクタッとなるマヨネーズとひき肉のドリップでトレイがへたってくる感じがよく出ていた。コンプレッサーの振動に怯えるところも面白い。クミンが瓶入りで常温保存ができ、賞味期限があまり切実でないため最初は余裕だったのが、使われる頻度が少ないので庫内に取り残されるという皮肉。
    俳優の個性とあいまって楽しめた。個人的には好きなネタだ。



  • 満足度★★★

    ショートコント8編
    まず始めにスタッフワークが悪い。箱の中には女性スタッフ2人が居たが、殆ど立ちんぼ。観客への誘導もあまりしてない。発する言葉は「前の方が空いてます。」と蚊のなくような声で、覇気がない。スタッフも劇団同様、「だるい」のだろうか?して肝心のコントは面白いのと全く面白くないのとの差が極端すぎる。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    面白かったタイトルは「さよなら七曜」「花火に邪魔されて」「座敷わらしの宿」「狂言バンジージャンプ」。
    中でも最高傑作が「狂言バンジージャンプ」だ。最初に現代劇で芝居をしてから、狂言の芝居をするのだけれど、云わば現代劇は狂言へのナビゲーターみたいな役割をしていて、狂言バージョンが始ると、ああ、あれはこの為の解説版だったのね?なんつって実に解りやすいのだ。そう考えると、大河内作のコントがワタクシの肌に合ってた。ということになるのだが、終わってみればやはり大河内の本は好みなのだった。

    キャストは中野和哉と大竹加那子のキャラクターがひじょうに良かった。そんなだから二人の出演した「座敷わらしの宿」は大いに観客を沸かせて魅せた。それでも、まだまだ発展途上国なコントでこれからを期待したい。

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