『アタシが一番愛してる』 公演情報 『アタシが一番愛してる』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-27件 / 27件中
  • 満足度★★★★

    Noisyな熱狂
    これまでの公演同様、
    もう、理屈抜きで惹かれました。

    下世話できれいで、
    シュールで・・・。

    楽しかった♪

    ネタバレBOX

    今回の会場、かもめ座は
    天井が低くて舞台の奥行きが作れていて・・・。

    で、なにげにその場の使い方がうまいのですよ。
    天井に仕掛けを施したり、ダンスの厚みを作ったり。
    物語の空間として、ちょっとした奥行きがうまれたり。
    おはぎライブでも、幾重にもラインを作って
    客席に向かい押し出してくる迫力にぞくっときた。

    その中でのバナナ学園は、
    これまでのカオスの密度(ちょっと矛盾しているけれど)が
    従前と比べても何割か増したように感じられて・・・。

    降り注ぐような感覚に高揚するというか、
    観ているだけでぐいぐいと引揚げられる。
    シュールが織り込まれ、ラフさが勢いをつくり
    混沌としていて、
    でもぞくっとくるような極めもあって。

    よしんば力技の部分があっても
    ここまでやってくれると、
    観る側としても、本当に気持ちよく突き抜けられる。
    こう、血液の成分が変わったような心持ちになって・・・、
    楽しい。

    役者達に加えて
    おはぎライブのゲスト二人も麗しく・・・。眼福。
    細かい理屈なんてどこかにすっとんで、
    本能で
    どっぷり浸ることができました♪

    ★★

  • 満足度★★★★

    一度は観るべき!
    そんなこともあろうかと思って後ろの方に座っていました。

    ネタバレBOX

    大音量の中で台詞は聞こえず、筋も良く分かりませんでしたが、女子はほとんどの人が可愛かったです!!

    りらっくまを背負った高柳美由己さん、ホント幼女で可愛い!

    おはぎライブも、超大音量で何言ってるか分かりませんが、ダンスは可愛く、最後お客さんもステージに引っ張り込まれ、楽しかったです!!

    男子はいらない!と感じました。
  • 満足度★★★★

    「急流下りのラフティング」的な?(笑)
    良い意味で(←ココ重要)「柿喰う客を悪い方向に(爆)進化させた」感覚で、一言で表現すれば「急流下りのラフティング」、スタートしたら怒涛のイキオイにただ乗って流される、的な?(笑)(時折緩やかなところがあって一息つけるがまた急流に、なんてところも似てね?)

    あるいは「演技(なのか?)のシャワー」を浴びる、みたいな?
    台詞を聴きとって理解しようとか、舞台で起こるすべてを受け止めようとせず、「どん・しんく、ふぃぃぃぃ〜る」的に舞台からの気迫(違うか?)を浴びてイキオイに身を任せれば心地好いと言うか愉快と言うか。

    そんな風にアクが強いので初めて芝居を観る方に向かないどころか観る者を選ぶ作品ではあるが、個人的にはハマりそうでヤバいかも?(爆)

  • 満足度★★★★

    観ました
    初見。実は苦手なタイプですが、途中で見方がわかり、楽しくなりました。

  • 脳内に作用し、酩酊・多幸感・幻覚などをもたらす
    そのような薬物を「麻薬」と言う(引用:ウィキペディア)。
    さらにウィキでは、こう続く。
    「依存性や毒性が強く健康を害する恐れがある」。
    そんな感じではなかっただろうか、この公演は。

    で、一言で言ってしまえば「面白い」。
    後から、じんわり来る面白さもある。
    不安定なジェットコースターに乗るような体験でもある。

    そして、うるさくて、けたたましくて、POPで、ハイテンションで、キッチュ。
    極彩色の汚物をぶちまけたよう。綺麗で汚い。

    大音響に頭クラクラ・・・はしないけど、初体験なので、最初はちょっと引いた(笑)。そして、随所で「ほほぅ」と笑いながら見た。

    ネタバレBOX

    オープニングはいいとしても、少し進んでも、何だかよくわからない。
    どうやら、物語を観客に伝える意志はないとみた。
    だって、叫ぶ台詞がずっと重なったり、大音響の音楽(後ろのスピーカーは不要だったのでは?)で台詞が聞き取れないし、会話のやりとりの間、客席に向かって別の誰かが話し掛けたりしてるんだから。

    それならば、こちらもそうしよう。物語は追わない。断片的に掴むことができる単語とかを拾うだけにしよう。
    どうやら、ミスコンの話らしい。どうやら、誰かが殺されたらしい。どうやら・・・。ま、そんな具合だ。

    なのに、あっという間だったな、90分(ライブ含む)。

    みんな暑っ苦しくて素晴らしい。
    てっきり、ほぼバナナ学園純情乙女組の人たちが演じているのかと思っていたら、当パン見て驚いた。客演が多い。なのに、このハマリようは何?!
    中毒性が強いとみた。感染性も強そう。
    だって、ゲストの成島秀和さん(こゆび侍)が、ミニおはぎライブで、何かを吹っ切ったように、あるいは何かが取り憑いたように、歌い叫び、踊っていた。チェックのミニスカートで。

    暑っ苦しい中に、1人だけ、リラックマを背負う少女(高柳美由己さん)がいた。彼女だけが救いであった。彼女のお陰で、こちらの精神の安定が図れたのではないだろうか。なんて。
    それと、「菊池(?)」というネームを付けて、物語に微妙に絡むようで、絡まない浅川千絵さんは、強引なほど印象に残るのだった。目と表情の翳りの感じがいい。

    怒濤の本編が終わり、怒濤のミニおはぎライブが始まる。こちらは、さらにハイテンションで、音量も1目盛アップしたよう。
    このエネルギーはなんだろうか。けなげすぎて目頭が熱くなりそうだ。
    歌い、叫び、踊る。

    ひょっとしたら、これを90分間続けたほうが潔いのではないかと思った。
    台詞を入れて演劇っぽくする意味はあるのだろうか、ということ。
    歌の合間にちょっとだけ台詞がある程度でもいいのではないかと思ったり。

    ただし、劇場を覆う、音の洪水に、ノイズ・ミュージックのようなカタルシスや完成度、さらに音を出すことへの強い欲求があれば、言うことないのだが、そのレベルにはまったく達していない。
    とは言え、ここには肉体があるのが強み。しかも若い。
    汗が飛ぶし、唾も飛ぶ。

    演じるほうの気持ち良さが、最高であることは、その表情によってわかる。
    それを少しだけでも、こちらも感じられたなら、よかったんだけど。

    見るほうも体力勝負な感じなので、次回も見るか? と聞かれれば、「微妙」とだけ答えておく。
    だけど、5年後はどうなっているのかは、非常に気になる。
    気になるのでチェックは怠らないようにしたい。

    そうそう、音悪すぎ。意図しているのかもしれないけど、できれば、音にはもっと注意を払ってほしいと思う。
    だって、音楽大切なんでしょ?

    そして、絶対に万人向けでないことだけは確か。
  • 満足度★★★★

    覚醒!
    完成度は高いけれど、型にはめる力の強い中屋敷戯曲から離れたことで、物語に役者が奉仕するのではなく、つねに、役者の存在感を貪り喰らい尽くしたくなるような、狂ったぐらい自由な空間が出現しまっていたかも! また、二階堂瞳子が演出に専念した効果大で、リズム、テンポにブブゼラすらくわわったかのような厚みが増して、やばい、どのシーンも不安定に最高潮。あと、今回はなんか、男子もやたらに可愛く思えたので、魅力倍音☆もちろん、いつもどおり、浅川千絵を観ているだけでも楽しす♪

    ネタバレBOX

    ごめん、いま、柿よりも面白いわ。内緒だけど♪
  • 満足度★★★★★

    世紀末アイドルのステージ!
    前回、おはぎライブしか観ていないので本編の芝居の方はどんな方向性なんだろうと心配したが、おはぎライブの延長線だった。安心した。北斗の拳の時代に、アイドルが存在したなら、きっとバナナ学園みたいなテイストだろうなあと思いながら見ていた。本編とおはぎライブの両方が楽しめる今回の公演。お得感たっぷりだ。

    大きな音が苦手な人、舞台からいろいろなものが飛んでくるのが苦手な人にはお勧めできない。その他の人は是非一度衝撃を受けに行ってみるといい。


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