パラデソ 公演情報 パラデソ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 21件中
  • 観劇
    あの四角い舞台を使うのがとても上手い。俳優さんたちも達者な方ばかりです。

  • 久々にみました
    「プール」以来の観劇でしたが、面白かったです。

  • 満足度★★★★

    カルトに対する同世代的距離感
    今、演劇の面白さの尺度として1番重要なのは”リアル”だと思う。
    この作品は”カルト宗教”との距離感がものすごくリアルだった。
    上の世代のように、「加害者たりえたかも知れない」可能性を描くのではなく、「所与として存在していて、興味はあるが離れていたい現実」としてのカルト。
    役者の皆様も素晴らしかった。
    今後も期待してます。

  • 満足度★★★★

    ペコペコから満腹にw
    観てるだけでお腹がペコペコに。何気にちょっと辛かったw
    でもその分おいしい空気(感)をいっぱい食べさせてもらいました!
    初楽園もあって、楽しかった~。

  • 食べたい
    やはり
    舞台上ででてくるものが 食べたくなる

    グループの会話の中から
    流れてくるもの

    溢れ出る
    エネルギー

    あのときの
    おもい

    様々なものが
    こちらまで

  • 510
    観ました

  • 満足度★★★★

    色が強くても・・・
    それぞれの役者の色が強くても
    舞台上から伝わってくるものには
    やわらかくあたたかな切なさがありました

    ネタバレBOX

    セットがびっくりするくらいリアルで秀逸。
    そのなかに
    個々のキャラクターが絶妙な力加減で書き込まれていて。

    宗教の匂いをエピソードに編み込みながらも、
    まがまがしさをすっと消して、
    「今」の登場人物たちの醒めた感覚や
    取り込まれた感覚を表現していきます。

    共有した時間が醸し出すノリに包まれて、
    互いがいがみ合うのも、当時の秘密が暴露されたりするのも、
    亡くなった男と女性たちの関係が明るみにでるのも、
    まるでクラス会のヒトこまをみるよう。
    あぶりだされる、
    彼らがが属していた世界や
    それぞれが持ち合わせた能力への挫折感や未練と、
    その世界から抜け落ちた死んだ男への喪失感が
    強くやわらかく伝わってくる。

    そして、喪失感の先に、
    彼らが生きてきて、さらには生きていく、
    生きていればこその時間の質感が厚みをもって
    観る側にやってくるのです。

    居酒屋の娘が与えてくれる視座が秀逸。
    しっかりした役者たちの演技から
    個々のキャラクターの今がすっと浮かんで。

    その暖かい切なさがこころに沁み込んできました。

    ★☆☆
  • 満足度★★★

    嫌煙者には辛い決断…
    タカハ劇団初見。
    とても、面白かったのですが、その前に…
    当パンに「劇中でかなりの喫煙シーンがあります。嫌煙家の方で、座席後方を御希望の方は…」と注意書きがあり、確かに、私の最前列の席は、開幕前からタバコ臭いので、席を変えて頂けるよう、お願いしました。
    「それでは、悪いお席になりますが…」と言われ、了承したものの、変えて頂いたのは、一番後方の当座の席。背もたれもなく、足は宙ぶらりんとなり、やはりタバコの煙を我慢すべきだったかと、激後悔!!
    きちんと早々入場料を払った客にこんな余計なストレスを与えるのは、できれば避けて頂きたかったと強く思いました。
    そうまでして、喫煙シーンを作らなければならない程の、必然性を感じませんでしたから、尚更。

    さて、舞台自体は
    まず、リアルな舞台セットに大感激!!こういうの観るとワクワクします。
    できれば、最初の特等席で観たかったですよ、本当に。
    役者さんも芸達者揃いで、文句なし。特に、内田さんと瓜生さんの素晴らしいこと!!
    ストーリーも、自然で、楽しめましたが、でも、リアルそうで、意外とリアルに感じられないキャラクター揃いで、誰かに感情移入するとかではなく、覗き見させて頂いたといった軽い気分の観劇体験でした。

    ネタバレBOX

    とあるカルト教団の集団生活の中で、育った若者達のストーリーでしたが、どうしたって、そんな特異な環境で育った人達の再会劇の趣ではありませんでした。それが、どうにもリアルに感じられない点で、感情移入とかもできにくい要因だと思います。
    この登場人物の中で、ただ一人、教団とは無関係の、居酒屋の女の子の視点に立てばいいのかも…。
    でも、無理に、誰かに感情移入しなくても、劇構成はしっかりしているから、問題なく楽しめはします。
  • 満足度★★★★

    excellente
    でした。スケジュールをこじ開けて観に行った甲斐がありました。

  • 満足度★★★

    空腹で観たら拷問?(笑)
    緩急自在、硬軟取り混ぜ、笑いとシリアス、直球に変化球(ビーンボール?(笑))、大波小波など様々な要素の心地好いリズムに乗ってアッと言う間に終演。
    しかし事前情報があったからイイようなものの、もしも空腹で観たらアレは拷問だったかも?(笑)

    ネタバレBOX

    で、タカハ版『冬のユリゲラー』ですか?(謎)
  • 満足度★★★★★

    面白かった
    ある意味タカハ劇団の神髄かなーと思った。
    十分笑えるんだけど圧倒的な生きている人への賛歌。

    人ってばかばかしくて愛すべき存在なんだなー。
    そして生きているから素晴らしいんだなーって。
    小劇場だからこその細かいこだわりが嬉しいです。

    満足な80分でした。

  • 満足度★★★


    タカハはすげー好きなんだけど、今回はいろいろとツッコミどころが多かったかもな。場所が日常的過ぎるために、会話とか、やり取りとか、細かい辻褄あわせの部分が気になってしまった。で、この人たちは何の集団なんだろう、親戚なのかなーと思わせる意図があっての冒頭部なんだろうけど、少し長い。役者は個人個人すごくいいんだけど、統一感はないように見えた。オレはタカハの描くSFの方が好きだ。

    ネタバレBOX

    教団に対する偏見が、本当に偏見であるかもしれないという気付きが、もっとドキュメンタリー的にドキドキするくらい、こっちに伝わってくるといい。
  • 満足度★★★★★

    こだわりのいい匂い
    特に奇抜な演出や類を見ない事が行われているわけではないのに、
    タカハさんの静かなこだわりから目が離せなくなる。
    脚本もすばらしければ、役者さんもすばらしく、
    一人一人がキーパーソンである役目をまっとうしていた。

    ネタバレBOX

    最後の

    「愛してる」

    に胸が温かくなった。
    生きていることこそ美しい。
    それって、とってもすばらしい。
  • 満足度★★★

    意外
    意味深なタイトルを裏切る一幕ものの小品。
    作り込まれた居酒屋の店内に、炒め物の匂いが効果的。
    内田亜希子ファンの方、入場はお早めに。

    ネタバレBOX

    タカハ版「曲がれ!スプーン」か!?
    不穏な空気が流れる前半からウェルメイドに流れていく意外な展開。
    居酒屋の店員には似つかわしくない内田亜希子。美は隠せない。美声もね。
    とぼけたKY瓜生和成、ビッチな高野ゆらこら役者のアンサンブルが取れていて楽しい。
    人情喜劇の味わいもあるが、高羽彩の資質ではない。かな?
    自殺した男の存在がいまいち浮かび上がってこない。もうひとひねり欲しい。
    余韻の残るラストシーンは良い。

  • 満足度★★★★

    チラシからは予想つかない
    チラシやWEBの宣伝なんかだと抽象的で「楽園」「天国」という文字が先行するイメージでした。
    今回の会場が「楽園」だからそこからヒントを得たタイトルなのかもしれないけど、会場に足を踏み入れたら全くイメージと異なる空間に入り込んでしまった、という別の世界がありました。
    しかも完成度というか雰囲気というか、もう完璧という美術。
    逆にどのような話が展開されるのかが全く分からなくなって混乱する開演前。
    でも始まってみると話は分かりやすく、役者陣の魅力に引き込まれてあっという間に終わる90分。
    「プール」以降は全部みていると思うけど、この「パラデソ」が個人的には一番好きです。

    ネタバレBOX

    会場は完全に居酒屋でした。
    開場時ずっとラジオが流れてます。
    劇中でも、このラジオが完全にタイミングを合わせて話に絡んでくるところが絶妙。

    で、店員らしき女性が出てきてしばらく椅子に座っていて。
    一度舞台からはけると電話が鳴り響いて、そこから芝居が開始だけど、何となく雰囲気的にKAKUTAを見ているような感じでした。

    父親が経営していて娘が手伝っているらしい居酒屋。
    もう時間も遅くて客もいないので締めようとしていた矢先に6名の喪服の一団の来客。
    かつての友人のお通夜に出席するために10年ぶりくらいに集まった彼ら、彼女ら。
    友人は自殺だったというが、元新興宗教の信者で、店に来た彼らもその仲間だったが今は教団も抜けて自立してそれぞれの社会生活を送っている。

    そんな彼らの現在と過去が語られていくのだけど、久しぶりに集まったぎこちなさや、おおっぴらにはしたくない「神の子」と言われていた過去等が語られてゆく。
    お酒も進んで段々と話も盛り上がってきて、という時に招かれざる客が登場。
    かつての「神の子」のひとりで、未だに教団で活動を続ける彼が入ってくる事で雰囲気が一変する。

    この辺りの空気の変化、作り方が素晴らしかったです。
    恐らく舞台上に流れている時間は実際の上演時間と同じ長さだと思いますけど、その中で亡くなった友人への思いや暗い過去、そして思ったほどはパッとしない現在等が丁寧に表現されています。

    未だに教団で活動を続ける男を演じた古木知彦さんの存在感が圧倒的。
    素直じゃない女を演じた高野ゆらこさんや、結婚して地方で小さな幸せを手に入れた女性を演じる石澤美和さん、そして居酒屋の娘を演じた内田亜希子さん等、「いる、いる」と思わせる自然な人物像で素晴らしかったです。

    最後に明かされる「神の子」と呼ばれた彼らは本当に超能力を持っていて、唯一今でも教団で活動を続ける彼だけがその力をもっていなかったという真実も、リアリティはないけど真に迫るものがあって好きでした。
  • 満足度★★★★

    リアル
    よりちゃん役の内田亜希子さんがとっても良かった。これから観劇する方は、ぜひ開演時間には余裕を持って行くことをおすすめする。
    あと、空腹な状態で行かないほうがいいですよ(笑)。

    ひとりひとりの役者さんがすごいだけでなく、個々の存在意義がちゃんとあるって、普通なようで難しいと思うのだが、それがきちんとできている。

    こだわったセットと、こだわった演出が細部にまで感じられ、どれもが私には心地よかった。良い気分です。

  • 満足度★★★

    やっぱり良かった
    期待通り面白かった。
    美術と導入部分が個人的には好きでした。

    タカハ劇団のお芝居はいつも、
    笑いにくるまれているけど
    ちょっとココロに痛い感じです。

    ネタバレBOX

    劇場に入るとそこはもう居酒屋で、
    店番してる女の子が居て・・・。
    はじまりは、青年団の「カガクスルココロ」を彷彿とさせるような感じで、
    またそれが中々良かったりしました。

    仲間の中で唯一教団に残っている
    四方田役の古木さんがとても印象的で、
    真っ白な衣装も思いつめた表情も本当に怖かったです。
  • 満足度★★★★★

    泣けた。
    たまらなく優しくせつない。タカハ劇団はけっこう観てるけど最高傑作と言ってもいいと思う。ものすごく個人的な物語がものすごく多くの人に共感を与える作品になっている。

    ネタバレBOX

    去年友人を亡くした事とリンクしてしまって「会いたい」のカラオケのところで泣いてしまいました。最後のカラオケ後のシーン~カーテンコールの静寂の中、廃棄される日本酒が故人の生きた跡が消されていくようで何とも言えない気持ちにさせられました。
  • 満足度★★★

    温かい
    前回見たのがプールだったので、それに比べて温かい空気で気持ちよく見終わりました。
    本当に自分も舞台の店に足を踏み入れたような感じになり、店の女性が自然な感じで口ずさむ歌もあるある、みたいな感じで、好きでした。
    音楽の使い方が秀逸で、ご飯も食べたくなりました。
    ただ、これは趣味なんだと思うのですが、自分的にはプールの後のなんともいえない感覚を求めていたので、そういう意味では綺麗にまとまりすぎている気がしてしまいました。
    でも優しい気持ちになりたい人にはオススメです。

    ネタバレBOX

    教団のことが若干ミステリーのような雰囲気にとらえてしまって、いったいどんなどんでんがあるのかと身構えてしまったのも自分の失敗でした。ただ、もう少しエッセンス的にしてもいいのかな、と思いました。
  • 満足度★★★★★

    初日から完成度高く、見応えあり。
    劇場入りした瞬間から劇の世界に連れて行かれる見事な舞台美術。そしてその中で達者な役者達が絶妙の間合いで台詞を戦わせている。

    高羽彩の魅力は、独特の世界感とナイーブな表現手法。その切れ味が今回も全開で、見ていて気持ちがいい。

    内田亜希子が働き者の居酒屋の娘を好演。瓜生和成が空気の読めない男を見事に演じ、愛敬たっぷりの駄目男を創り上げた。ルーマニアからこの芝居に出演するために帰国した古木知彦の目力に恐れ入る。違う芝居も見てみたい。

    一人一人の役者が全員いきいきしているので、芝居がだれない。欠点は唯一、劇中おいしそうな食べ物がたくさん出てきて、お腹がとても減ることくらいか。

このページのQRコードです。

拡大