パニ★ホス 公演情報 パニ★ホス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    あと20分ほど削れば…
    芥川賞作家でありながら10年以上スランプの作家・西園寺が胃潰瘍で入院した「学園ドラマで言えば落ちこぼればかりが集まるクラス」のような(←劇中表現)問題患者ばかりの病室に、ある夜入院中にもかかわらず病院を抜け出して呑み歩く常習犯である娘・レイが窓から入って来て…な物語。
    ドタバタ系コメディに父娘ネタや純愛も絡めて悪くはないが、部分的に既視感があったり、一部コメディパートとハートウォーミングパートが水と油の如く分離していたり、なこともあり、135分近い上演時間(カーテンコール含む)が長く感じられてしまうのが惜しい。あと20分ほど削ればスッキリするのに…。
    一方、入院した西園寺(と同室の患者およびそこでサボる医師)が、レイを元気付けるために紡ぐ物語(=執筆中の小説)を劇中劇として本筋とは別の役者たちが演じ(ゆえにカテコでは30人も舞台に並ぶ)、一旦筆を置く表現としてそれまで開いていた本を閉じると作中人物たちが速足でそそくさとハケるのが愉快。
    また、小説のクライマックスでのヒロインの言葉が思い浮かばず悩む西園寺がレイにその台詞を考えて貰うことで彼女の「言いたくても言えなかったこと」を引き出し、なおかつ小説内と劇中現実を同じ台詞で締めくくって融合させるツクリは見事。
    さらに、本筋パートで2人の人物が逝く時に湿っぽくならないよう象徴的に表現するべく(その時だけ)客席中央の通路を使う(ありゃ、するってぇと客席は冥界なのか?(笑))のも巧い。

  • タイトルから
    すっかり喜劇だとばかり思い込んでましたが
    当然、笑いはいっぱいあったのですが
    他の要素も盛りだくさんで2時間超を感じさせないお芝居でした

    ただひとつ気になったのは....

    ネタバレBOX

    途中の映像シーンで
    車〜遊園地等、のところはアリだとは思うのですが
    喧嘩の部分はせっかくなので生で観たかったです

    それ以外は充分楽しませてもらいました
  • 満足度★★★★

    ホント可愛い!
    加賀美早紀さん、下宮里穂子さん、アイドル系二人を使って、とびっきりの笑いと、ちょっぴり切なく悲しいお話をありがとう。感動しました!

    始まってからしばらくは笑いっぱなしでした(珍しいこと)。

    二人ともスレンダー、加賀美さんは細すぎるくらい!

    ネタバレBOX

    脚本ができる随分前にチラシと冒頭映像を作ったのかどうか知りませんが、アイドル二人の配役が余りにも違うので、頭の中の修正をかけるのに時間が掛かりました。

    チラシは仕方ないとしても、あの冒頭映像を流すことはないと思うんですが。

    黒い千羽鶴はインパクト強かったですね。

    二人が外出するシーン、映像を使いましたが、舞台上の演技でやってほしかったと思いました。チンピラ風役者さんもいたのだし。

    客席通路の使い方は最高でした。死という言葉を使わずに通路を歩く(上る)ことで表現したのは素晴らしかったと思います。

    ただ、レイが客席通路を歩いているとき、前方のお客さんの中には恋人が待っていたのを知らなかった人も多かったのではないでしょうか。私はぐいっと振り向きましたが、隣の人などは振り向かなかったですから。
  • 満足度★★★

    なるほど…
    スクリーンの演出は…え!?
    やめたほうがよかったよな~^^;
    ドタバタや劇中劇は楽しめただけに残念…;;

  • 満足度★★★

    それなりに楽しいのだが
    濃いキャラが揃い、オープニングからしばらくは、ドタバタ感の強い舞台が続いた。これは面白いと思ったし、笑った。
    が・・・

    ネタバレBOX

    落ちこぼれ患者(?)の集まる303号室の登場人物たちは、ドタバタなコメディとしては、なかなかいい雰囲気だ。
    中でも足を骨折した韓流スターは、カタコトすぎて何を言ってるのだが聞き取れないところもあるものの、いい味を出していた。笑えるところが多かった。

    しかし、しばらくすると、ヒロインが登場し、不治の病だと言う。てっきり、これもコメディの一部だと安心して観ていたら、どうやらホントらしいのだ。
    このあたりから、様子が変わってくる。
    イケメンも現れ、ヒロインとの恋物語が始まる。

    で、結局、物語的には、不治の病で死に至るのはイケメンと美人のヒロインじゃなきゃということらしい。そういう展開は、なんだかなーという感じ。

    303号室に揃う登場人物すべてがなかなか面白く、結構笑った後だけに、こういう展開は、イマイチ楽しめない。長いし。

    「ホンネを言うことができない」「人とうまく絡むことができない」というテーマはいいと思うし、その展開と解決のような方向もいいとは思うのだが、せっかく登場させた303号室の人々を手放して、見栄えのいい登場人物と、いまさら感の不治の病(癌と白血病)の話のほうに展開させていくのはどうなのかな、とも思ってしまう。

    そういう方向で進めるのならば、最初のドタバタはもっとコンパクトでもよかったのではないだろうか。

    また、とにかく登場人物が多い。どう考えても必要ないと思える登場人物もいる。ヤクザと借金の取り立て屋のイメージはだぶってるし。

    さらに、多い登場人物たちのためになのか、短いコントのようなシーンが差し挟まれる。例えば、目の病気が回復して包帯を取る患者と看護婦、霊感商法を行うヤクザ、看護婦たちのホンネ、魔王に身体を乗っ取られた老人などなどである。
    どれも物語とは関係ないので話の深みを増す役割もないし、あんまり笑えないし。

    そんな感じで、とにかく長く感じてしまった。
    物語があちこちにふらふらしている印象さえある。

    今回一番驚いたのは、結構重要なシーンが、なぜかビデオの上映で進められたことだ。そのシーンが映像でしか表現できないものだったとは思えず(カット割りも普通だったし)、特に、男の感情が初めて露になるシーンだっただけに、なぜ生で舞台の上で演じさせなかったのかという疑問が残る。
    生で観せたほうが絶対に心に残ったはずだ。

    また、物語の肝とも言える、この物語のヒロインが、自分と同じように「ホンネを言うことができない」ということで、小説の中のヒロインに共感するのだが、小説の中のヒロインにはそういうシーンがあまりなく、もうひとつ納得度が低い。
    納得度が低いので、シンクロしていくというストーリーがもうひとつ響いてこなかったし、もっと演出でシンクロさせてほしかったとも思う。

    さらに、ラストはすっぱりと終われるところがいくつもあったのに、なぜか全員でドタバタと舞台を走り回るグダグダ感はなんだったのだろう。最後に笑いを、という意図だったのだろうか。笑えなかったけど。
  • 満足度★★★

    好きな内容です
    正味2時間15分くらい掛かって、ちょっと長かった感は否めません。それに、途中で出てくる映像演技部分も、使いたい気持ちはわからないでもないが、流石に長すぎ。でも、それ除いて観れば、結構良い作品。しかし、客演の役者さんも良い演技が無ければ、成り立たなかったかな。

    ネタバレBOX

    主役の加賀美早紀さん、不思議な人。何だろう、一言で言えば小悪魔的な魅力なのかな。周りが上手くコントロールすれば、もっと大成するのでは。準主役の下宮里穂子さんは、演技上手いね。彼女はいろんなお芝居が出来ると思うので、もっと観てみたい。それにしても、客演陣の方が多過ぎて、PU-PU-JUICEのメンバーの方は必要だったのか疑問。単純に脚本と演出だけに絞れば良いかも。
  • 満足度★★

    ジャケ買いしたのですが・・・
    ごめんなさい、申し訳ないのですが、正直に言ってこの作品は自分向きではなかったようです。(この内容で、150分は苦痛を感じるくらい長いです・・・)

  • 満足度★★★

    観劇2回目
    病院内のストーリーに微笑み、レイと一人に切なくなり、本のストーリーに笑い、楽しく観劇しました。

    ネタバレBOX

    高橋孝輔さん良いですね。「汚れたアヒル」でもどこか憎めないヤクザ役だったと記憶しています。レイを本の中に登場させたラストが好きですね。何かホットしました。
  • 満足度★★★

    私も観ました
    爆笑コントとシリアス(?)ストーリーが交互に楽しめて満足です。劇中劇も良かったし、主演女優さんもキレイでした。ただしビデオの使用は反則では?他の芝居でも時々みるけど、これどうにかなりませんか。興醒めしちゃいます。

  • 満足度★★★★

    なかなか豪華な俳優陣
    テレビで見かけたり賞を取ったりするような人を、アットホームな大きさの劇場で見れてビックリ。濃い〜キャラクターがたくさん登場して、笑いから心温まる話まで盛りだくさんで大満足。あえて1つだけダメだしをしたい(↓)。

    ネタバレBOX

    後半のクライマックスの部分がビデオ映像の上映で、しかも音声がダメダメだったのがいただけない。一番いいところなのに〜。どうにか実演で表現することが出来なかったものか...。

このページのQRコードです。

拡大