Invisible/インヴィジブル 〈舞台写真の公開はじめました!〉 【無事終了いたしました!ご来場くだすったお客様、ありがとうございました。】 公演情報 Invisible/インヴィジブル 〈舞台写真の公開はじめました!〉 【無事終了いたしました!ご来場くだすったお客様、ありがとうございました。】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
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  • 満足度★★★★★

    堪能しました。
    エロチックでたまらなかったです。傾斜の舞台は、篠原とおるのコミックのように、上からのアングルで見ているようで面白い。

    証言で事件を再構成してゆく法廷劇というか、閻魔様の前の罪状あらためというか、神様の前の懺悔というか、そんな独特の雰囲気でした。

  • 満足度★★★★★

    大人気(げ)ない大人の為の大人による・・・
    肉体美、魅せ方をわかっていらっしゃる・・・w

    ネタバレBOX

    いわゆる「田舎の奇祭」の押し具合がよかった。
  • 満足度★★★★★

    息苦しかった・・・。
    なにしろ息が苦しくなるくらいに空気が張り詰めていた。

    あんなにも張りつめた空気、中2の時ヤンキーにたかられた時以外に味わったことがない。

    いわゆる『おい、おまえちょっと飛んでみろ』の時の話だ。

    とにかくそれくらいに緊張感がみなぎっていた。

    ネタバレBOX


    よくライブなんかで大音響の中、もしくは大合唱の中、おおいなる一体感というものを感じることがあるが、今回のものはそういった動的なものとはまったく違い、役者の一挙手一投足、そして一言一句を逃すまいと観客全員が静寂を作り出すことで生まれた静的な、そしてちょっぴり性的な一体感だった。

    色んな意味でドキドキした。

    貴重な体験ができた舞台だった。
  • 満足度★★★★★

    面白い!(^0^)
    この劇団の公演って毎回、ちょっとエロい部分があるよね。だけれど、この微妙なエロさがいい。いあ、エロが好き!というのじゃなくて、このエロさが今回の公演でも必要不可欠なんだよね。湖泥を舞台にしたセットで、妖しいエロさ加減が絶妙の女体2つはレズビアンふうに白い太ももをあらわにゆっくりと転がりながら、くねる。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    序盤、妖しい女体が白い肌をあらわにして身悶えるシーンがある。まるでレズのごとく・・。この描写は由紀子と秋子だ。この二人の性的考え方がこの部分で表現され、以降ちょくちょく登場する。そんな嬉しくも(笑)、妖しい静かな場面から一転、消防団が湖底をさらう掛け声の場面への反転が上手い。流石だなー。。と心服する。こういった演出がほんと、素晴らしい。


    横溝正史の「湖泥」といえば、もう誰でも読んだ事があると思うけれど、御子柴由紀子の義眼のインパクトがあまりにも強くて今でも記憶に残ってる。

    磯川警部を訪ねた金田一は、磯川がある奇妙な失踪事件の捜査に関わっていることを知る。村の娘・御子柴由紀子は隣村の祭りのさなかに姿を消した。2日後、婚約者・浩一郎から由紀子に宛てた手紙と由紀子のサイフが相次いで見つかるが、そのどちらにも不審な点があった。そして義眼をくりぬかれて殺されていた由紀子は、いったい誰にどんな風に殺されたのか?この真相を探偵は暴いていくのだが、ここに登場する人物たちが、それぞれに人に言えない事情を抱えていたのだった。

    その事情とは、御子柴由紀子の婚約者・浩一郎は志賀恭平(消防団長)の後妻と姦通をしていた。一方で由紀子は北神浩一郎(北神家の跡取り)と婚約する前には西神康雄(西上家の跡取り)の心を自分にひきつけ手玉に取っていたのだった。つまり美貌の由紀子はどちらに転んでもいいように策を弄していたのだ。西神家と北神家は村を二分する有力者だったが、由紀子への恋に破れた康雄は村の劣等性となってしまう。僻地で隔離された村の因縁とは実に根深いものなのだ。

    そこに都会から逃げ帰ってきて自分の殻に閉じ篭ってしまった北神九十郎を、心身薄弱だといって相手にしない村民たち。村民たちが九十郎を無視し、見えない男として扱ったことが、この殺人事件の盲点だったことが暴かれる。不倫や暴行、姦通などを本人たちが必死になって隠そうとしていた事柄が九十郎だけには見えていたのだった。自分を相手にしなかった村人たちへの復讐の為に、由紀子と秋子を殺し、村全体に罪の烙印を押し付け、これから先も村の殺人事件が語りつがれるであろう状況を察して、九十郎は悪魔のように低く濁った野太い声を発っして「ざまあみろーー。」と叫ぶ。

    ダムのようなセットでの芝居。だから傾斜は45度くらいある。そんな上でキャストらは、それぞれが独特な動きで魅せる。一徳会/K・A・G の何が好きって、この絶妙な動きと空気感だ。そこには説明できない、言い知れぬ深みがある。その光景は本当に村人たちが自分の業や欲望や羨望や妬みを露呈しながらも、村という見えないロープに縛られ悶絶する姿が見えるのだ。その人間らしい姿が滑稽で可笑しくて、それでいて嘲っているのだ。だから人間の心理を、内心を、見事に見透かしている側面もあり、愉快でしかたが無い。村人の罰と罪の意識はバックに設置された十字架が見守る。


  • 満足度★★★★

    原作を読む
    一徳会の世界をしっかり堪能。
    日常から確実に隔ててくれるその安定感がとても気持ちよい。。

    観劇後、原作『湖泥』を読む。
    観劇中はセリフの早さに僕の頭が所々ついて行かず、
    ストーリーを大いに楽しむまでいけなかったから。
    それがとても悔しくて。
    感覚的な面白さで楽しめる独特の演出も、原作とかけ離れてるのではなく大いに関係があり、原作を読んでいると「コレそう表現しちゃうんだ!」という演出の妙に、一粒で二度おいしい感動を覚える。

    読んで観劇して、
    観劇した後にまた読んで。
    新たな楽しみ方。

    ネタバレBOX

    ■お気に入りのシーン
    ・お祭り
    ・仲間をこづく
    ・衣装だけが浮かび上がる(こういうインビジブルも?!鳥肌立)
    ・金田一耕助とキュウリの香り
    ・団長を猿回し
    ・ラスト十字架ごしの九十郎
    ・康雄と秋子のおいた
  • 満足度★★★★

    20100206
    なるほどそうきたかー。
    傾斜舞台。
    太もも。白い太もも。
    とてもおもしろかった。

    演劇慣れしてないお客さんには物語の速度についていけるのかが少し心配。

  • 満足度★★★★

    30度⊿
    の舞台で、陰鬱で淫靡な世界を、語り芝居とダンスで表現したようなところは素晴らしかったと思います。

    ネタバレBOX

    男優さんたちはみんな同じ衣装で、消防団の帽子まで被っていて、誰が誰だか分かりませんでした。役と男優が1対1に対応していたのかも良く分かりません。

    村人の中で一番目立たないどうでもいい九十郎が、一番目立つ体格のいい男優というのも何か変!

    ダンスパフォーマンスとしては、衣装を統一した方が良いのでしょうが、私としては、役柄に合った衣装でそれぞれの性格に合った演技をしてほしかったところです。

    30度の傾斜の舞台というのも見ていて面白く、特にそこに垂直に立った場面は良かったです!
  • 満足度★★★★

    原作の雰囲気
    横溝正史の世界が充分に感じとれました
    セットも情景が目に浮かぶようで
    効果音、照明、小道具とかもよかったです

  • 満足度★★★★

    ストイックな舞台
    一徳会の舞台はとにかく奇抜だ。今回は急な傾斜の舞台。役者さんもかなり体力的にしんどかったと思う。力技だ。ちょっとエロさがあったが(とても嬉しい^^),全体としては見事に横溝正史の世界を表現したストイックな舞台だったと思う。難を言えば,座席に背もたれがなかったことくらい。あー肩こった。

  • 満足度★★★★

    熱い芝居を見た
    実家が田舎で
    閉鎖的な社会が出来あがっているので
    感じるところがあった。

    台詞に不思議な休止があり
    方言を使わないのに
    独特な雰囲気を醸し出している。
    この小屋のサイズで
    久しぶりに芸術的な演劇を見た。
    出演者も真摯で情熱が伝わってくる。
    台詞のリズム、
    ハッとさせる引きつけ方、
    勉強になりました。
    これで2500円は大満足のお値段。



    ネタバレBOX

    主役の方の演技がとにかく秀逸。
    身体と台詞の安定感が抜群で、ブレない。
    切り替えも早く、語りも素晴らしい。
    声もいいし、どっしりとした迫力もあるし、顔立ちもいい。
    演出も素晴らしいが
    この人だけでもお金を払える。

    芝居について少し残念なところをあげると、
    劇場の天井が高くて
    残響があり、台詞が一部聞き取りにくいところがあった。
    出だしで消防団の人々が湖をさらうところは
    言葉遣いも古くわかりづらい人もいるので
    特に丁寧に届けてほしいと思います。

    また、犯人の告白がの後、
    探偵さんが和装するシーンで
    着替えに気を取られて
    台詞が宙ぶらりんになってしまっていたので
    一番盛り上がったシーンの後だけに
    拍子抜けの感がありました。

    それにしても、良い舞台でした。

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