シューマンに関すること 公演情報 シューマンに関すること」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
21-25件 / 25件中
  • 満足度★★★★

    狂、
    クラシックの知識がまるでない私にでも、とても美しいと感じた素敵な舞台でした。ロベルト・シューマン、彼にとても興味がわきました。

    ネタバレBOX

    冒頭のシューマンとクララの手紙のやり取りのシーンがとても好きです。
    綺麗な言葉でつづられた文章、どこか、感情を抑えているような。

    そして、芦屋と奥さんの演技にとても心を打たれました。
    あと社長さん。チャイナドレス、お似合いでした。


    ただ、途中私の集中力がちょっと途切れました。
    長いのかな?


    クラシックと舞台の融合、とのことですが「融合」という形で成り立っているかと言われればどうだろう。
    確かに題材はシューマンであるし、曲も流れているけれど。
    このような形を昇華させながら、もっとこの劇団でしかできないようなクラシックの取り入れ方をみつけてほしいと思う。


    スタッフの方々がとても丁寧で好感を持ちました。

    次回も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    音楽への愛情と蘊蓄
    音楽への愛情に満ちあふれた素敵な作品でした。シューマンと小太郎の狂気の連鎖というか繰り返しは怖いくらい。

    ネタバレBOX

    シューマンがブラームスやメンデルスゾーン、ショパンやリストといった音楽家を回想するシーンでは、そういえば、ピアノ曲の最後の名曲は何だっただろう、歌曲の最後の名曲は何だっただろう、交響曲の最後の名曲は何だっただろうと考えてしまいました。

    LUNA SEAネタは、それはそれで何か作品になるといいなあ。
  • 満足度★★★★

    悲劇の音楽家
    そんな印象が強いシューマンの物語だが、実際はそのシューマンの軌跡を同じように己に投影してしまった芦屋小太郎の物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語はシューマンの履歴と足跡を紹介し、クララとの恋やシューマンの作曲『幻想曲』、『クライスレリアーナ』、『詩人の恋』なども紹介する。ワタクシにとっては馴染みの曲だ。だからか・・・、生ピアノでの演奏が欲しいところ。

    これらを題材にとある作家が物語を書きたいと考えていたところに、原田夏樹というレポーターが現れる。彼女はシューマンに関することを芦屋小太郎に取材していた。そしてこの芦屋こそがシューマンの生きた軌跡を同じように投影してしまう。芦屋の中では夏樹がクララだった。そうして自分こそがシューマンの生まれ変わりだと自負する芦屋。

    作家は夏樹の取材した話を聞かせてもらう事で、小説を仕上げてしまうが、一方で芦屋家では小太郎がシューマンと同じように精神的に病んでしまう。そうしてセーヌ川ならぬ、多摩川に身を投げるのだ。芦屋の妻の芦屋を慕うセリフが身につまされる。

    しかしだ、、、物語は真面目だけのものか?といったら、そうではない。社長率いる雑誌社の連中がかなりイッチャッテル。社長はもっとイッチャテル!コメディそのもの。イカレタ社長にイカレタ従業員がナイーブなシューマンの真逆の設定でコミカルに描く。だから、それなりに笑いどころはあって真面目だけれど、案外バカバカしいのだった!


  • 満足度★★★

    クラシックは、やっぱり良い
    ネタバレBOXに書きます。

    ネタバレBOX

    クラシック大好き、クラシックがないと生きていけないわー、な人間なので、とっても楽しみにしてました。
    シューマンの、風景の見えるような美しい音楽も大好きだし。

    「自分はシューマンの生まれ変わりだ」という狂気の中で自分を保っている男、その妻、クララ、作家。
    この設定はすごくドラマチックで好きでした。クララとシューマンのやりとりなんて、ものすごく美しかったし感動しました。
    だからこそ、ここだけにもっと焦点を絞って良かったと思いました。

    編集部の人たちや、夏樹の夫や、作家の担当のキャラクターが薄くて、立ち位置がよく見えなくて、・・・じゃあ不要じゃない?と感じてしまいました。

    あと、せっかく音楽の融合を唱えているのでもっともっと曲を使うと良かったと思います。

    今度は生演奏のあるステージ・・・なんてのを見てみたいなあと勝手に思いました。勝手に期待します。

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