無頼の女房 公演情報 無頼の女房」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    大傑作。
    本日付けの朝日新聞で、この新聞で珍しいほど大絶賛のこの舞台。役者がいい。本は3回目の上演で傑作中の傑作の折り紙付き。美術や音楽、効果まで見事な作品に仕上がっていました。客演さんがいいのは当たり前。B作さん、あめくさん、山口さん、市川さん、石井さん、たかはしさんが面白いのも予想通り。しかし、今回は京極圭と金沢貴子の見事な演技に大絶賛を送りたい。驚いた。ハイテンションで、技術の裏付けがありながら、それを表に出さずに、登場人物を演じきった。見事な演技でした。すごいなあ。
     チケット代6000円の価値ありですが、若い人にちょっと安くしてあげられるといいなあと思いました。

  • 満足度★★★

    熱い舞台だが・・・。
    坂口安吾をモチーフにしたらしき無頼派作家の塚口圭吾(佐藤B作)とその妻(あめくみちこ)の物語。
    なのだが、周辺のエピソードが盛りだくさんで、タイトルにある「無頼の女房」にはフォーカスが絞り切れていなかったように感じた。

    ただし、舞台の上の熱演は観客席にも伝わってきて、約2時間の上演時間であったが、集中して観ることができた。

    ネタバレBOX

    無頼派の作家、塚口圭吾は、睡眠薬と覚醒剤、さらに飲酒で身体を壊しつつある。
    彼の自宅には常に編集者がたむろし、原稿を待っている。
    彼は、その編集者を伴って飲み歩いたり、2階から飛び降りるという奇行を繰り返している。
    彼には、妻と呼べる女がいる。彼女は塚口の作家としての能力に惚れている。

    塚口の友人である作家の谷、お手伝いとその夫、太宰治を模したであろう豊臣治(やはり無頼派の織田の名前にかけたネーミングか?)という、塚口と同じ無頼派の作家、塚口の恋人の妹などが彼の周りで様々な騒動を引き起こす。

    そんな中で、塚口は妻が妊娠したことを告げられる。

    浮き足立つような、舞台全体を覆うテンションの高さがあった。それは塚口圭吾の常に躁状態のようなテンションが全体を引っ張っているようだった。
    それには悪い印象はないが、やや一本調子に感じてしまうのも否めない。

    熱い舞台であったが、これを東京ヴォードヴィルショーの舞台として観たときに、私としては、もっと「人」への深みがほしいと感じた。さらに「笑い」ももっとほしいと感じたのだ。
    ユーモアの中の人間の哀しさとか、暖かさみたいなものを、東京ヴォードヴィルショーには期待しているからだ。
    道学先生ではどのように上演されたのだろうか。

    大勢の登場人物がいて、キャラクターの明確さで、それぞれのアウトラインがくっきりしていたが、中心となる登場人物の内面までは、あまり掘り下げられることはなかったように思えた。

    みんな味があって、いいんだけどね。

    例えば、塚口の遠い親戚である大橋は、物語の本筋にはあまり絡んでこないのだが、彼の内面には何か陰があるように感じた(兵隊に行かなかったエピソードが噂として語られるのだが)。ラストで塚口のもとを去るということが唐突に告げられるのみなので、観ている側としては消化不良である。

    また、塚口本人にしても、奇行で無頼派の体面を無理して保っているように見えるのだが、その内面にもあまり踏み込んでいかないのだ。

    一番気になるのは、タイトルにもなっている『無頼の女房』である、その無頼の女房、塚口の妻の、心の動きのようなものがつかみきれないのだ。
    中盤のいろいろなエピソードのときに、妻はとくに役割を果たさないので、その間がないこともあろう。
    この描き方によって、中盤からラストにかけては、もっとぐっときたりしたのではなかったのだろうか。

    さらにラストだが、唐突にくる破滅はいいのだが、やはり、このストーリー展開ではこれしか締め方がなかったのだろう。
    そういう意味では、それを裏切るようなラストがほしかったと思う。

    妻と塚口の関係を鮮やかに見せていなかっただけに、単なる子煩悩となった塚口の印象を残しただけのラストへの引き際にしか見えなかったのは残念であった。
    感情の緩急が後半にはややあるものの、全体的にあまりうまく醸し出されてなかったということだろうか。

    とはいうものの、登場人物たちのテンションの高さに嫌悪感はなく、逆に役者たちの熱さで、面白く観ることができたのは確かだ。

    ☆は、大好きな東京ヴォードヴィルショーに期待したものとのギャップがあったので、やや辛めになった。
  • 満足度

    うーん、面白くない
    中島さんの作品、ご自身の演出舞台は、あんまり面白くないってことを忘れて、観に行ってしまいましたが、やはりつまらなかった。
    どうしてだろう?
    あめくみちこさん、大西多摩恵さん、井之上隆志さんは、すごく良かったし、B作さんも悪くなかった。斉藤清六さんもいい味を出されていました。
    でも、何か全体に面白くなくて、何度かウトウトしてしまいました。
    何だか、一番の原因は本の出来ではと思います。
    実在の作家をモデルにしているのだから、もっと深みのある作品になっていい筈なのに、何だか掘り下げ足りずな印象でした。
    役者さん達が、皆さん、同じトーンで、声高に喋るのも、どうもうるさい感じがして、耳障りでした。

    ネタバレBOX

    たとえ一瞬にしても、原爆被害者で笑いを取るのは、ひどく不愉快に思いました。
    たぶん、中島さん、演出には向いていらっしゃらない気がします。
    これを鈴木裕美さんの演出で観たら、もっと印象が変わっていたかも。
    たぶん、太宰をモデルにしたと思われる、豊臣の描き方が、非常に薄くて、残念でした。
    でも、とにかく、あめくみちこさんは、実際の年齢を微塵も感じさせない可愛らしさで、驚愕ものでした。大好きな女優さんお二人の共演には、楽しませて頂けました。
  • 満足度★★★

    初見
    劇団東京ヴォードヴィルショーを観るのは初めて。佐藤B作さんはテレビではよく観ますが、舞台でもパワーあふれる演技をなさっていました。あめくみちこさんは無頼の亭主にたいして控えめであるがしっかり支えていく奥さんをうまくなさっていました。ただ、構成が平板だったような気がしました。

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