緋の鳥 公演情報 緋の鳥」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    輪廻転生は生のなかにある
    手塚治虫の火の鳥をモチーフにしつつ、古事記やギリシャ神話などを
    絡めながら「メタ」ミステリー仕立ての複雑な多重構造になった心理劇。
    何が妄想で、夢で、現実かを曖昧にしながら話が進んでいく。

    なかなか深いテーマを取り上げて健闘していたと思います。
    ちょっと導入部が、おちゃらけた感じで始まってしまうので、
    (それもメタ構造の一部であるのだけれど)
    わかりずらいというか、入りにくさがあるのが勿体無いかな。
    せっかくシンプルで熱いメッセージがこもっているのに。

    ネタバレBOX

    輪廻転生を、文字通りの生き返りではなく、
    人はいくらでもやり直せるということ、
    死者を蘇らせるのではなく、それに囚われている自分を蘇らすのだ、と
    捉えたメッセージはなかなか良いですね。
    冒頭の手も足も目も無い蛭子の謎は、卑弥呼が人の為に働きかけた分、
    どんどん人となっていく…という繋がりを、あえて説明せず
    芝居を見た人に気づかせる形にしているのもいいですね。
  • 満足度★★★

    観劇
    まとまりがなかったように感じました。
    一寸消化不足。

  • 満足度★★★★

    舞台でユング心理学
    元気一杯の卑弥呼が特に印象的でした。半分以上が一見チャラそうなキャラクターでしたが、心の問題の「身近」感が出ていて良かったと思います。別の時代に現れて、また別の人の心を救うのに一役買うストーリーも期待したいところです。

  • 満足度★★★

    核心に触れるまでが長い
    少年かしこの世界は現実とかけ離れた不思議な世界感が魅力だと思う。しかし、今回は核心部分に触れるまでの前座が長すぎる。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    舞台の始まりでおちゃらけた落語の前座のような出だしは好きになれない。物語本来の気迫が薄くなってしまうからだ。

    その後、手もなく足もなく目も鼻もない少女が現れた時には不思議な感覚になって物凄く興奮した。つまり、「シカガネ」より、もっと凄いものが観られるんじゃないか?と感じたからだ。しかし、舞台は少女とは関係ないところ、病院での設定らしいが、ここでの展開のスピードが遅すぎる為に間延びした感があり、ちょっと飽きる。

    そのうち心理カウンセラーの手塚はカウンセラーではなく患者で手塚自身が現実逃避して独自の妄想の世界を作り上げているのだと理解する。

    人間の弱さや心の闇を描いて、手塚治虫の『火の鳥』を下地に哲学的な事も取り入れた作品だったが、観る側にもっと考えさせて、想像させてくれる所が有っても良かったのかなぁと、感じた。もっと、削って削って再構築してシンプルに仕上げたら、違う印象になったのかなと・・・。
    ちょっと演出が煩く感じたものの、死霊に取り囲まれた手塚の演出はお見事!だった。

  • 満足度★★★★

    楽しかった
    オープニングは軽薄な感じで個人的には拒絶感を持ったので帰ろうかと思ったが気お持ち直し時間と交通費浪費を考え耐えた。その後は、テンポよく設定が変わりながら展開してとても楽しめました(スタッフの方々安心してください/でも…工夫してチョ!) 
    特筆すべきは卑弥呼の思い切りがかなり楽しい (^.^)
    劇中に製作者の代弁?がありましたが、背景の変化が無いのはそんな劇団の公演が続いたせいか最近つまらないと感じてます。
    機会があれば又参加したい。観賞有難う御座いました。

  • 満足度★★★★

    観てきた☆
    とても観やすかった☆
    一観客としてかしこを観たのは三回目(出演を除く)だったけれど、今までの作品と比べ、伝えたいことが明確で、照明や音響も交えて上手くまとまっていたように思う。
    前説の時は思わず過去を振り返り祈ってしまったが(笑)

    もう少し大きなところで、小道具や舞台装置を用いるともっと面白くなるのではという印象を受けた。

    あと正直なところを言わせてもらえれば、始まってから30分位までのところは少しだれてしまった。
    もう少しテンポよくまわしてみたら、もっと場がしまるのでは?

    そんな老婆心も含め、久しぶりに芝居らしい芝居を見せていただいたので、満足でございます☆
    残りのステージも勢い欲駆け抜けていってください☆

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