Equal 公演情報 Equal」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    同じことを望みながら争う人間の性
    夢命クラシックスさんは初見です。

    役者さんたちは萬劇場の舞台を所狭しと動き回っていました。
    キャラクターの関係性が難解かと思いきや
    それぞれにカテゴリー分けがされていて見やすかったです。

    変えがたい現実に直面する
    最後の落としどころも好みでした。

    あとはネタばれにて→

    ネタバレBOX

    長きにわたる南方と東方の戦い
    そして戦争に反対するレジスタンスの戦い

    安息の日々を送りたい
    願いは同じはず

    そして人は立場こそ違えど
    そこでそれぞれにすべきことがあり
    たとえ王であっても他人の立場になることはできない

    Equalという題名はこんな意味が込められているのかと思いました。

    そして感想

    アクションありダンスあり
    体のキレは参考にしなければ!!と目を皿のようにして見せていただきました。

    しかしちょっとアクションが山もりだった感じがしました。
    いや、自分が食いつき過ぎでお腹いっぱいになっちゃったのか・・・?
    途中でふと我に返るときがあったのは事実です。

    ストーリーについていえば
    もっとカーンとイルイの関係性や
    コウソウとのシュクユウ関係性
    などなど、各キャラの掘り下げたストーリーも観たかったです。
    特にリュウとシキョウの関係性と変化のいきさつは観たかった―!
    リュウがお気に入りキャラなだけに!


    衣装もきれいでした。
    デザイン性も高く、作るのとても大変そうでした。
    それだけに素材が気になっちゃいました。
    国によってまったく素材を変えてたらもっと素敵だったと思います。
    多分ツイルが多く使われていたのかしら・・・?
    シュシュとリゲーシャの衣装はよかった!
    完璧に近いと思います。

    全体的に本筋のストーリーはよかったです。好きな内容です。
    出だし、各キャラの名前も聞きなれないせいか
    まだ世界観があったまっていないからか
    台詞が聞き取れなかったところがもったいなかったです。

    内容、エンターテイメント性ともによかったので後2日間も期待してます!

  • 満足度★★★★

    反戦系のテーマを娯楽性も持たせながら
    中国の「南方大ソウ国」と「東方キン国」の戦のさなか、そこには戦を終結させようと考えている者もいて…という史劇系ストーリー。
    単純な勧善懲悪ではなく、どちらが正しいという二元論では語れない国同士の戦いというスケールの大きな物語を、対立する両陣営に反戦グループも絡ませた3つの勢力をうまく使いながら全体の流れを制御するストーリーテリングが巧み。
    そんな大きな動きの中に友人や仲間を想う気持ちもシッカリ織り込んでいるのも上手い。
    初見であった『花音 -canon-』(07年6月)や『ブロッサム セレナーデ ~よしのと魔王~』(08年4月)もそうだったように、反戦系のテーマを娯楽性も持たせながら語るのが本当に巧い。
    また、南方の四神獣(だったっけ?)と呼ばれることになる反戦グループの4人の衣装の基調色が朱・黒・白・青(緑)という小ワザにツボを突かれる。
    もちろん、それぞれ異なったオリジナルの武器を使うことにも、その武器デザインも含めて感心。

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