【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル 公演情報 【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-9件 / 9件中
  • 観ました。
    1月31日17:00の回。

  • 満足度★★★★

    息かかりました
    盛り沢山にした結果、散漫になったかもしれない…しかし、全然好き。

    ちょっと復活。

    芸劇でやる次回作に期待を馳せつつ。

  • 満足度★★★

    初見
    最後列だったからでしょうか、声が枯れていらっしゃるし、叫んでいらっしゃるし、言葉がなかなか届かなくて。面白そうなのになぁ、と思いました。

  • 満足度★★★★★

    2010年も生きるぞ、と思える。
    羽衣サイコー!今年の一本目がコレで、本当に良かったかも・・・。
    死にたくさせてくれる芝居も、ハッピーにさせてくれる芝居もあるけど、ハッピーになりながら号泣できるのはココだけ。まぁ、私の場合ですが。
    小さい空間をぎっちり濃厚にみたすのが得意なのは知ってたけど、トラムの後方の席までもしっかり羽衣ワールドに包み込まれて、・・糸井さんの手腕には脱帽です。俳優陣も素晴らしい。
    なんでこんなに、生きることを肯定してくれるんだろう?

  • 満足度★★★★

    デフォルメなのにリアル
    いいらしいという噂以外何の予備知識もなく行ったので、作演は深井さんとばかり思い込んでいました。で、アンケートに深井さん大賛辞を書いて来てしまいました。(糸井さん、失礼しました)

    観ていて、感嘆したのは、作演の糸井さんの並々ならぬ才能。彼は、演劇界の吟遊詩人だと思いました。
    人生スケッチがデフォルメされて描かれているのに、時々、思い当たる光景や科白が随所に現れ、非常にリアルなので、その度含み笑いやクスッと笑ったり、こんな年齢のおばさん観客も充分楽しめました。
    科白の中にピカソが登場しますが、まさに糸井さんは、演劇界のピカソだという印象でした。
    ただ、ちょっと残念なのは、気になる役者さんがいても、誰が誰だかわからなかったこと。最後に深井さんが紹介して下さったけれど、叫んでいるので、よく聞き取れませんでした。当パンに、役どころとお名前が明示してあったらなと思いました。
    それと、せっかく詩的な興味深い女優さんの科白が、やはり叫んで言う時に、しっかり聞き取れなかったのも、もったいない気がしました。

    ネタバレBOX

    人生模様のスケッチを春夏秋冬になぞらえて、エピソードの積み重ねで描く手法は、厭きずに興味をそがれずに長時間舞台に集中させて、大成功だと思うものの、やはり糸井さんがまだお若いせいか、壮年期と老年期は端折って描かれた感がありました。
    青春スケッチは一番秀逸で、中でも受けたのが、「BANDやろうぜ」と「乙女のお泊り会」。もう、絶対誰でも身に覚えありそうなシチュエーションや言動がてんこ盛りで、特に、乙女のお泊り会の女性陣の台詞や身のこなしは、私に、これは女性作家が書いたと勘違いさせた程、思春期の女の子の生態を見事に活写していました。
    糸井さん、スゴイ!!これからも、注目したい演劇界の鬼才です。
  • 満足度★★★★★

    トラムを制した羽衣!
     シアタートラムが有望な若手劇団を発掘する企画シアタートラムネクスト・ジェネレーションvol2に選ばれての公演。いつもより一回り大きなステージだが、見事に使い切った。
    今回も、作・演出・音楽・振付・美術を一手に担当する糸井幸之介、どれだけ才能があるのかとあらためて感心した。

     今年はこの後、東京芸術劇場で2週間の公演、その後、小さめの劇場で1カ月公演なども企画しているらしく、羽衣にとってまさに飛翔のきっかけになる年だが、そのスタートを切る公演として、劇団がいかにこの公演に賭けているかがひしひしと伝わってきた。間違いなく、今回の公演、FUKAIPRODUCE羽衣の代表作として評価されることだろう。

     役者では伊藤昌子、藤一平というベテラン勢が光った。伊藤昌子の体を張ったコミカルな動きと、藤一平の哀切たっぷりのセリフの確かさ(そして声がいい)、それに二人とも歌がうまいのだ。

     鯉和鮎美の演技は相変わらずかわいらしく、この劇団のかわいさ部門を一手に引き受けているが、声はハスキーで(セクシーで)そちらにもしびれた。また召田実子の軽快な動きも新鮮で素敵だった。なかなかあの動きは出来ない。貴重な役者だ。

     シアタートラムに立ち見まで出るほどの活況。前説にさえ拍手がわくほどの盛り上がりで、終始観客を味方につけていた。二日で終わってしまうのがもったいないくらいだ。

    ネタバレBOX

     物語は暗闇の中からスタートする。この暗闇意外と長いのだが、とても想像力をかきたてられる。そして最初に舞台上に明かりが当たったとき、夜明けのようにステージが光り輝いてみえた。

     舞台は芸術家のアトリエからスタートする。舞台装置の全てが今回アートであり、背景で糸井が書き続けることも、また日高啓介が走り続けることさえ、アートであると感じた。そして、春夏秋冬、人間の生死、戦争と平和、そして芸術論に至るまで、象徴的に展開される。糸井幸之介のセリフは全編詩であり、それゆえ、繰り返しが多用され、繰り返しのリズムの中で心地よくこちらの胸に突き刺さってくる。

     前回の羽衣の芝居を私はシャーマニズムであり、豊穣の祭りだと感じたが、今回は神話だと思った。今回繰り広げられたのは、古事記や日本書紀のような神々の物語ではないのか。そう思った瞬間、糸井幸之介が愛の営みにこだわる理由がわかったような気がした。それはまさに神話そのものだからだ。

     舞台が広いためか、暗転にやや時間がかかった。それだけが気になった。それと、私の好きな役者高橋義和の活躍の場が少なかったような・・・。
    それ以外は満足。
  • 満足度★★★

    パワーに押し切られる
    初観劇。

    ネタバレBOX

    暗闇の中で聞こえてくる男女の声。
    延々と続く。
    少し長い。長く感じる。
    早く終わらないだろうか、明りがつかないだろうかと思わされる。

    そのあとは役者、パワー全開。
    これでもか、これでもかという力強さ。動き。表情。

    短い物語が役者によってひとつひとつ紡がれていく。
    短さの中に強烈なインパクト。
    個々のおもしろさも光る。

    後半大勢の演技者が登場。
    ワンシーンで去る、そのすごさ。

    長さを感じるシーンもあったのだが、最終的には
    「なんだかすごいものを観てしまった」という感覚におそわれる。


    パワーに押し切られてしまったようです。
  • 満足度★★★★★

    過剰な演技
    出演者たちの演技が、どこまでも過剰だ。そこまでやるのかというほどに、全身全霊で演技をし、歌を歌う。街を見渡せば、気だるそうな省エネスタイルで生きている人たちがほとんどだが、彼らは決してエネルギーの出し惜しみをしない。これでもか、これでもかというほどの過剰な演技と歌で、エネルギーを観客にぶつけてくる。
    桟敷席の、最前列で観たが、それが良かった。彼らの息遣いや汗の飛び散り具合などを、間近で体感することができた。
    仕事の疲れか、それとも悩みのせいか、今日は一日中鬱々とした気分でいたけれど、これを観て、そんな気分はぶっとんだ。一時の気晴らしではなく、悩みに対する答えが見つかった気がする。
     エネルギーの出し惜しみをするな。過剰に生きろ。
     公演終了後、迷うことなく前回公演のDVDを買ってしまった。

  • 満足度★★★

    愛に満ちた糸井ワールド
    糸井ワールドのひとつの到達点と呼べるような作品ではないでしょうか。音楽、詩、アート、肉体、空間、そのすべてが糸井さんの愛に満ち満ちていました。ちょっとたっぷり過ぎて中盤に気を失いかけましたが・・・。絶対に観客より演者の方が何倍も気持ち良い舞台だよなあ、と思いました。いい意味で。

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