カラフルな猫 公演情報 カラフルな猫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    臨場感ありまくり
    OLから転身した女性がオーナーであるカフェの2階を舞台にオーナーの元カレである居候やバイトの女性、オーナーの妹、オーナーに想いを寄せる出入りの酒屋などを描いた「日常系」。
    それでなくとも会話自体が自然でリアリティがあるのに「リアルタイム」ならぬ「リアルプレイス」の芝居なこともあって臨場感ありまくり。
    各登場人物も若干誇張されているものの「あ、そういう人っている(あるいは「いそうだ」)よね」でキャラがたっているのでなおさら。
    で、先日の鈴舟の『ベイビー・フェイス』が昭和のホームドラマな味わいだったのに対してこちらは平成のホームドラマ(平成であってもトレンディドラマではない(笑))っぽい雰囲気。作家の世代が如実に表れているのかしら?
    ってなことで、基本的には笑いながら、時には共感し、時には羨望(?)しての85分、楽しかったなぁ。

  • 満足度★★★★

    日常の覗き見
    空猫たふたふとは、はぶ談戯主宰の穂科エミさんがはぶ談戯では表現できない世界を描こうとして立ち上げた企画。

    今回の公演は、高円寺にあるタコスカフェの2階部分を使い、しかもタコスカフェの1階部分は通常営業しているというなかなかのリアル感であり、面白い状態での公演でした。

    ネタバレBOX

    物語はカフェを経営してるオーナー霧香(太田みち)を中心に、元彼、妹、バイト、酒店息子などとなり、1階ではカフェが営業されており、2階部分は霧香や元彼がのんびり過ごしてるという設定で、観ている場所とリアルにリンクしている。
    したがって、その場で起こることも特別な事が起きるわけではなく、日常のやり取りが描かれる。
    で、この日常が、現実のカフェを思い出させるから、その場でのやり取りを覗き見してる感覚となり、非常に面白い。
    (役者も下手に声を大きくすることなく、本当に日常で話してるレベルなのも、さらに雰囲気をよくしている)

    途中姉妹喧嘩があるのだが、その場面は1階部分にも聞こえていた設定になっていたが、後で台詞だけで終わらすのではなく、途中で、バイトの真琴(中嶋マユコ)が様子見に来るなどの場面があってもよかったかなと思った。

    ちなみに、座る位置で全然違う見え方になると思いますので、早めにいかれた方は座る位置を悩んでください(笑)

    土日の公演は満席のようですが、14日(月)の19時30分から追加公演が決まったようです。まだ少しはチケットはあるかと思われるので、お時間ある方は是非。

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