闇に咲く華 公演情報 闇に咲く華」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    それぞれの人物にキチンとドラマ
    意外な部分も含めて顔合わせの妙と言うべきキャスティング(「座長まつり」的でもある?(笑))は劇団名と異なり「伊達」ではなく、五右衛門のみならず、捕り手側や遊郭、市井の人々などそれぞれの人物にキチンとドラマがあって見応え十分。しかもそれを110分で収めているワケで。
    また、殺陣にしても一般的なものはもちろん、歌舞伎風あり、実際には対峙している2人を1人は手前、1人は奥に配してともに正面から見せる、映画で言えばマルチスクリーン的な見せ方(かつてショーマがこのテの手法を得意としていたっけ)ありといろんな手法で見せてくれるし、そっちの面でも充実。
    あと、クライマックスで焼け落ちる建物の梁などを布で表現するのも○。S.E.や照明と相俟ってちゃんとその場面が目に見えるようで、これぞ舞台芸術の神髄!
    なお、五右衛門の装束とラストシーンから最近ヒットした日本映画をちょっとだけ連想。

  • 満足度★★★★

    活劇エンターテイメント・・・
    キャストも素敵で、とっても楽しめました・・。

    公演中ですので、以下ネタバレBOXに・・。

    ネタバレBOX

    五右衛門が実は複数の手練による盗賊チーム団、裏で糸引く黒幕が家康だったなど、自分の知識にあった「孤高の義賊」五右衛門イメージとは全然違った設定で、その部分はちょっと面食らったけど・・。

    でも、アクションあり、ラブロマンスあり、思わずホロリとさせられるシーンも。
    最後はお約束、有名な辞世の句でミエを切り、とても盛り沢山な内容。
    キャストも素敵で、とっても楽しめました。

    また音響や演出も色んな要素が加味されていて、なんというかお芝居というより、もっと広い意味での活劇エンターテイメント、と表現したいような作品・・。

       あんなに愛されてるのに、なんで吉野はあんな風にこだわったんだろ・・。
       ライゾー、相当な使い手なのに、簡単に捕まり過ぎじゃね・・。
       にっくきヌマイ、最後はもっと懲らしめて欲しかった・・。

    などなど一瞬よぎったけど、最後は後味のよい作品だったと思う。

    たまにはこういう、な~んも考えずに劇中世界にどっぷり浸り切れるような、そんな娯楽作品も楽しいなと思った。

このページのQRコードです。

拡大